ねんきん特別便の住所

ねんきん特別便の発送が始まっていることは、何回かこのブログにも書いているが、郵送するには住所が肝心ということで、社会保険事務所では、事業主向けに住所の確認をお願いしますというお知らせを出している。

これは、事業主側（会社）から「被保険者および第三号被保険者の住所を確認したいので、一覧表を送ってください」とお願いし、送られてきたその一覧表をチェックし、一覧表を直せば大丈夫というスタイルだ。
「それがなにか？」と思うかたも沢山いると思うが、通常の住所登録と住所変更は、都度都度一人一枚用紙を作成し、事業主印を一枚一枚押印する。一覧表の訂正で大丈夫というのは事務処理量としては非常に楽な取扱なのだ。こんなことをやってくれるのは、一応今年の三月までということなので、確認のために一覧表を取り寄せて確認をすることにした。

***
取り寄せてみてびっくりする。これを見ただけでも、何千、何万という名寄せがいかに難しい作業になっているかよくわかる。

①機種依存文字と呼ばれるものが全部？マークになって印字されていた。
例）コーポⅠ　308号→コーポ？　３０８号

②外字と呼ばれる漢字の入力に規則性なし。
例）タカシマ（タカイがハシゴの島さんご夫婦の場合）
ご主人が？島、奥さんが高島と入力されている。

③市区町村の大型合併は一括で住所変更してくれているようだが、その変更が大変曖昧。
例）○○市○○→本来なら○○市の後に入る○○区が丸ごと抜けている。
そのため、郵便番号も間違ったものが登録されている。

④住所変更届けを出しているのに、反映されていない。
例）１ヶ月前に出したはずの住所変更届の内容が反映されていない。

****（心配だったので、社会保険事務所に確認してみる）****

①機種依存文字はプリンターの問題もあるので？で印字されますが、入力はキチンとしています。（これは一応信じるしかない・・・）

③大型合併は、総務庁から送られてくるデータで直しているはずなんでよ。でも小さいところのはね～、出してもらわないと。
（大型合併は多分政令指定都市などのことを指すのだろう。とりあえず全部提出することにする）
先方の話は続く・・・
「2010年になったら民営化されて、その後は多分住民基本台帳とリンクされて住所変更届は出さなくてもよくなると思うんですよ～だから・・・（と声がどんどん小さくなっていく）」

④住所届のデータ反映には、だいたい２ヶ月かかるんですよ。
（既に変更届を提出しているが、データ反映がまだのものも念のために一覧表で直すことにする。）

***
（被保険者の人（企業に勤務している人）分で特に問題がない人達の場合の発送はこれからだし、この分は各個人に郵送するのでなく、企業に一括郵送という手法がとられるのではないかと思うが・・・）
とにかく、ねんきん特別便が手元に届くまでの道のりは遠い・・・

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日の目を見ない会社員のブログより

このブログを書いた後、社会保険事務所から「年金データに問題あり」と選ばれた人に送られてきたねんきん特別便を見せてもらった。年金データにも、処理方法にも問題ありなことがわかり、びっくりした。これは次に続く・・・