私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

K-20 怪人二十面相・伝

2008-12-20 18:59:12 | 映画鑑賞
1949年の日本、第二次世界大戦を回避した変わりに貧富の差がある日本が舞台という設定。
焼け野原でなく、どこかクラシカルな雰囲気が漂う街中にして、怪人二十面相や明智小五郎や、小林少年がいても違和感がないような時代設定にしているところに苦労の跡が感じられると思う。

金曜日の深夜のニュース番組で、映画の中に出て来るパルクールを紹介するコーナーがあり、面白そうだなと思ったのと、さくっと軽い雰囲気のものが見たかったので、この映画を見る。

パルクールは、目の前に障害物があろうとも自分の選んだ道をひたすらまっすぐ進むということらしい。その考え方は非常にシンプルで分かりやすいが、分かり易さと難易度は反比例らしく、跳躍あり、受身ありとなかなか大変そうなアクションが続く。怪人二十面相にはめられた金城武がパルクールの練習をして、怪人二十面相に立ち向かうという話になっているのだ。
ロシアからやってきたアクションチームがそのパルクール部分を任されているらしいのだが、結構面白かった。ドキドキしてどうしようという感じではないけれど、クラシカルな雰囲気とあった感じで、それはそれでなかなか楽しい感じだった。

怪人二十面相に襲われる明智小五郎の婚約者(演:松たか子)を金城武が演じるサーカス団員の平吉が助けるのだが、世間知らずでややKYな雰囲気のお嬢様の松たか子のキャスティングが分かりやすい。かなり浮世離れした役だと思うのだが、他にこの役にぴったりという人を誰か選べといわれても難しいと思う。
同じことが金城武にも言えると思う。
見る前はどうしてこの映画の出演を決めたのか?とちょっと疑問を持ったのだが、マスクを被った姿はなかなか堂に入った感じで、クラシカルな雰囲気もあり、違和感なし。

絶対お奨めと一押しには出来ないが、子供の頃少年探偵団シリーズを読んだ時のワクワクした感じを思い出して、私は楽しく鑑賞。

K-20 怪人二十面相・伝 公式ガイドブック
K-20製作委員会
角川グループパブリッシング

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