私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

My Son あふれる想い

2009-09-12 18:52:34 | 韓国ドラマ・映画
一日だけ外出を許された殺人罪で無期懲役中の男。
「普通は罪を償って外に出る日を待つことが出来る。死刑囚は刑の執行される日が何時なのかそれを待っている。でも無期懲役には待つものがなにもない。それが辛い。」そんな男に許された1日だけの帰郷。
息子と母親との15年ぶりの再会。

子どもの顔も覚えていないという男と息子の再会はぎこちない。
息子は拒絶するわけでもない。15年の恨みを何か語るわけでもない。
息子らしい態度がないことに戸惑いを思いつつも、それでも少しずつ息子が自分の方を向いてくれるような気がする父親。

最後に謎が残されており、その謎こそが溢れる思いだ。
途中、息子が自分の恋人に父親を紹介するくだりがちょっとぎこちないと思ったのだが、その謎も最後に解決する。それが分った時、息子の恋人が父親に見せるまなざしの意味に更に涙するのだ。

*****
監督は同じ題材のドキュメンタリーを見て、この映画化を思いついたのだという。
(勿論映画だからよりドラマティックなものにしたとは言っていたが・・・)
一日だけの外出というような制度が日本にあるかどうかは知らないが、同行する職員はその外出の間一時も傍を離れることはないのだろう。
人の思いがのしかかる辛い仕事だと思うのだが、映画の中の職員はわりと飄々としており、優しさが感じられる。

濃い眉毛が印象的なチャ・スンウォンが父親を演じる。
濃い眉毛の下に隠れた悲しみと後悔とそして少しの喜び。思わず最後の駅のシーンでは涙ぐんでしまった。


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しがみつかない生き方

2009-09-12 18:28:31 | たまに読んだ本
実はちゃんと読んだ本ではない。
新聞広告を目にし、今日の午後ちょっと本屋で立ち読みをしただけである。
それでも何か書き残しておきたいと思ったのは、新聞広告に書いてあったこの文章のせいだ。

「ふつうの幸せ」と手に入れる10のルール

 1.恋愛にすべてを捧げない
 2.自慢・自己PRをしない
 3.すぐに白黒つけない
 4.老・病・死で落ち込まない
 5.すぐに水で流さない
 6・仕事に夢をもとめない
 7.子どもにしがみつかない
 8・お金にしがみつかない
 9・生まれた意味を問わない
10・《勝間和代》を目指さない

***
実は10番の問題について、先週の金曜日、焼肉屋で熱く語ったばかりだったのだ。
(以下、本の内容ではない。私達が焼肉とビールの力を借りて語った内容)

スペシャルなONEになることがそんなに重要なのか?
オンリーなONEになって勝つことが全てなのか?
そんなわけがない。みんな普通に仕事してちょっと怒ったりちょっと泣いたりして、無駄だと思うことも普通にこなして、そして感謝されたり感謝したりして毎日過ごしているはず。
みんなただのONEとして普通に毎日生きているだけだ。
「それじゃ駄目だ!」というならそれでも結構。
私達はそれで十分ですから!!それが何か?
最後のくだりややや自虐的に、(やや負け惜しみと分ってはいても)ではあるが、でも本当にそんな風に思っていることは確かだ。

****
ビールと焼肉の力のせいで、結構支離滅裂な会話だったとは思うが、まぁ普通の人生、ちょっと楽しく普通に生きようという話がその後も続いたように思う。
(くどいようだが、本の感想ではない。本にどんなことが書いてあるのか確認できたらまた感想を書きたい。)
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
香山 リカ
幻冬舎

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