今回のテーマは三韓統一だ。
王になるというトクマンに異を唱えるムンノ。
「ミシルは実力はあるかもしれないけれど、夢がありません。希望があれば王になることができます。」というトクマン。
そんなムンノがトクマンを見ながら思い出す幼い頃のビダムの姿。
ムンノを先生と慕うビダムは「これは大事なもの。お前の本だ。絶対人には見せてはならぬ。」というムンノの言葉を一心に守るべく、大の大人を殺してしまっても満面の笑みを浮かべるようなまっすぐな子だったのだ。
そんなビダムの姿の中にミシルの片鱗を見たのかどうかわからないが、幼いビダムの行動を戒めることができなかったムンノ。
そしてビダムが大人になった今、自分が人を殺してまで守った@三韓統一の本を再び手にし、その本を読んだことを咎めるムンノに対し「これは僕の本だっておっしゃったじゃないですか?自分の本を自分で読んで何が悪いんですか?」というビダム。
「僕に悪いところがあったら注意して欲しかった。ちょっとでも僕に暖かい気持ちを見せてくれたらなら。。。。」
もしムンノが師としてだけでなく、父親のような愛情をビダムに見せていたのならもっと違った大人になっていただろうに。。。
が、残念なことにそんなことはなく、ビダムは自分の出生の秘密を知り、ユシンらが行う武術対決に自分も参加資格ありと名乗り出るのだ。
(武術対決→風月主を決めるためにやっているらしいガチンコ勝負。)
武術対決(ビジェ)は一対一でどちらかが倒れるまで戦い、また戦い、そしてまた戦うというトーナメント方式で進められるらしい。
みな自分と同じ派閥の挑戦者を応援し、裏ではさまざまな情報作戦が行われているのだ。
ビダムはムンノになんど教えを請うても教えてもらえなかった技を独学で習得。
それにはムンノさえもびっくりである。
やはりビダムの中にはミシルの血が確実に流れているものと思われる。
もちろん最終対決はビダムとユシンだ。
しかしユシンは満身創痍。
そしてそんな二人の対決を眺める若者一人。
「馬に乗れない」と部下を困らせ、「疲れた」と言っては遊郭で遊ぶ青年。その青年こそがミシルもトクマンもやってくるのを待っていたキム・チュンチュ(金春秋)
亡きチョンミョンの一人息子だ。
キム・チュンチュ、ビダムとちょっと悪い香りをさせる二人の登場。
どこまでも真面目一徹のユシンがちょっと面白みの欠ける男性に思えてしまうではないか。
ドラマとしては、比較対照の問題で非常に楽しく見ることが出来るが。。。
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ビダムの子ども時代を演じるのは名子役という肩書きを持つパク・チビン。
金春秋(キム・チュンチュ)を演じるのはユ・スンホ。彼も以前は名子役と言われた青年。
大河ドラマに名子役が必要なのはどこの国でも一緒らしい。