私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

バンクーバーの思い出

2010-02-09 20:59:19 | なんということはない日常
オリンピックで話題のバンクーバーには20年以上前に旅行で行ったことがある。

GWの休みに6泊8日のツアー(全行程添乗員付き)で35万円位だったと思う。
成田からソルトレイクシティで乗り換えてカナダのバンフに入り、その後、ウィスラー、レイクルイーズ、バンクーバーなどを回る結構強行軍のツアーだった。
カナダに着いてからの移動は殆ど観光バスで、最終日のバンクーバーが終日フリーだった以外は、氷河見学も他の場所も殆ど団体行動だったと思う。

30人程度のツアーは殆ど女子2人組みだったのだが、私はなんと1人で参加した。最初から1人だったわけではない。
誘ってくれた友人が直前にむち打ち症になり、キャンセルしてしまったのだ。一緒にキャンセルするかどうか迷ったのだが、GWの8日間、急に予定がなくなるのは寂しい。ましてや昭和だった当時は、OLがゴールデンウィークに旅行に行かずに家にいるなんて・・・という雰囲気があったようが気がする。とにかく、1人寂しく日本にいるのは嫌だと、無理やり1人参加の追加料金まで支払って参加したのだった。

しかしスケジュールに無理があったこのツアー、ソルトレイクシティでの乗り換え時間が45分ほどしかなく、出国手続きに戸惑っているうちに、乗るべき飛行機が出発してしまい、ツアー全員ソルトレイクシティに取り残されてしまったのだ。
別のツアーや個人客などは空港職員に掛け合い、先に通してもらうなどという便宜を図ってもらったらしいのだが、私の参加したツアーの添乗員は何もしてれくれず、(したかもしれないが、なんの効果もなかった。。。)30人のツアー客は全員ソルトレイクシティの空港で7時間程度時間を潰すことになってしまったのだ。
その後、バンフ、ウィスラー、レイクルイーズ、バンクーバーなど数々の観光名所を回ったが、このツアー一番の思い出は、1人寂しくソルトレイクシティの空港で7時間近く過ごしたことだろう。
その後、女子ばかりのツアーだったため、「何故私がこのツアーに寂しく1人で参加したか?」などを全員を前にして説明することになり、その後は皆が、1人の私を気遣ってくれたのだが、ソルトレイクシティではそんな機会もなく、1人寂しくコーヒーショップで時間を潰したりしていたのだ。

***
最終日はバンクーバーで1人街をブラブラしたのだが、治安もいいこの街は女性が夜遅くに出歩いてもなんの心配もないいい街だった。
スタンレーパークでぼーっと過ごした時の春の日ざしは、今でも懐かしく思い出す。

***
今だったら、間違いなく旅行をキャンセルし、8日間日本でおとなしくGWを過ごしていたことだろう。
1人でも行ったということは、若さがなせるわざだったのかもしれない。