私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

破門 ふたりのヤクビョーガミ

2017-02-04 20:36:45 | 映画鑑賞
限りなくヤクザの下っ端に近いカタギと生まれながらのヤクザと自覚している二人のバディ物。

映画を作りたいといういかにも怪しい話に投資して逃げられ、金を回収するために、大阪からマカオそしてまた日本という適度にスピーディで適度に暴力もある展開。

生まれながらのヤクザと自覚している男を演じる佐々木蔵之介が、やや安っぽく、義理堅さもあるが、最後は目つきと力技で解決しようとする・・・という私の想像するヤクザそのものだった。
また、映画を作りたいという怪しいプロデューサー役の橋爪功の安っぽさもいかにもな感じだった。
(ここでいう安っぽさというのは、怪しい感じがあるという意味で、決して演技が安っぽいという意味で遣っているわけではない。深刻なヤクザものでない映画では、この安っぽさがある方が気軽に見られるという意味で、私の中では誉め言葉だ。)
この二人の素敵な安っぽさを感じさせるいかにも感があったため、2時間ドラマにならなかったと思われる。

ただ残念なのは、映画では二人がどのようにして出会って、望むと望まざるに拘わらずバディになっていく場面が描かれておらず、既に関係性が出来ているという設定のため、やや残念だった。
一応堅気の建設コンサルタントを演じる横山裕と北川景子との件を削ってでもこの二人の関係性が出来上がる場面があった方がよかったように思うのは、おせっかいな感想だろうか・・・・・


*****
当初、全然見る予定ではなかったのだが、時間があったことと併せて、主演二人がテレビ番組に出て全力で宣伝活動している姿を目にした影響もあって鑑賞・・・・・


破門 (角川文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA