私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ラ・ラ・ランド

2017-02-25 20:20:48 | 映画鑑賞
町中の壁に描かれているのはチャップリンやマリリン・モンロー、そして理由なき反抗のジェームス・ディーン・・・
生活の中に映画がある街ハリウッドで、何度かの偶然が重なり恋人同士になる女優志望のミアと売れないジャズピアニストのセブ。

冒頭、突然ハイウェイで歌い踊りだすシーンに、「最初からいきなり突然歌いだす不自然さ!」と驚くものの、渋滞の車の上で跳ねて踊るシーンを、遠くから近づいて撮る切れ目のなさに「どうやって撮影しているんだろう?」と興味がわきだし、その後は芝居部分と歌の部分が分かれたスタイルをきっちり受け止めつつ鑑賞。

恋人になり、相手の夢を応援し、更に自分の夢を追いかけながらも、ちょっとしたタイミングのずれや、少しの偶然から二人の心も少しずつ変わっていく。ストーリーは案外現実的で切ない話だ。

しかし夜の公園から見るハリウッドの夜景、女優志望のミアや友達たちが着こなす鮮やかな色のドレス・・・
そして壁に飾られる大きなグレース・ケリーのポートレート。
雨も降らずカラッとしたハリウッドの空の下ではこれらのセットや小物はちょっとクラシックな雰囲気も感じさせるが、それは重くならず、適度にカジュアルだ。
ストーリーとビジュアル、音楽のバランスの良さ、そして溢れるハリウッド愛がこの映画を気持ちのいいものにしているのだろう。

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アカデミー賞最多14ノミネートというのはちょっと大盤振る舞いのような気もするが、気持ちのいい映画であることは確か。
見終わった後、拍手をする人多数。
多分、「アカデミー賞発表前に14部門ノミネートの作品を見られたという」ライブな感じが、拍手に繋がったのだろう。



Ost: La La Land
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