私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

嘘八百

2018-01-06 20:52:05 | 映画鑑賞
プロ同士のちょっとした駆け引きで知り合うことになった古美術商と陶芸家が、以前自分たちをカモにした大御所鑑定士に仕返しをしようとする話なのだが、全体的に非常にスローなムードが溢れる。

騙し騙されという話故、スピーディな展開かと思いきや、騙す準備も土を捏ねるところから始まるのだ。
陶芸家の友人たちの平均年齢もかなり高めだし、大御所鑑定士も当然高齢ということで、とにかくどこまでもゆったりモード。

笑いの質もスピーディーなやり取りで笑わせるというより、本人たちが大真面目に騙そうとするその姿にちょっとクスッと笑う感じで、これもゆったりしたもの。


ドランクドラゴンの塚地が演じる学芸員のややテンション高めの千利休愛が,他のメンバーとやや毛色の違う笑いで、個人的にはツボにはまる。
佐々木蔵之介が落ちぶれ陶芸家を演じているのだが、その割にはコートの着こなしなどが妙に恰好よく、独身俳優 最後の砦の香りがそこかしこに感じられる。

*******
『キングスマン:ゴールデン・サークル』を見る予定だったのだが、時間がちょっと合わなかったので、全く違うタイプの映画を見ることになった。
たまには予定外の行動もいいものだ。




嘘八百
クリエーター情報なし
パルコ