今朝、ネットで年金問題について具体的に書いた記事を目にしたところで、私も同じような話を聞くことになってしまった。
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上の記事を読んで暫くすると、30歳代前半の同僚が「又、年金事務所からお知らせが来ました・・・」と言いながら【国民年金第一号被保険者の資格取得のお知らせ】という書面を手にして私のところにやって来た。
実は同様の書面が去年の暮れにもやってきており、その際は「7年ほど前の入社時、会社で第二号被保険者として厚生年金に加入済み」という回答を本人が区役所の出張所に行って直接説明して事なきを得たはずだった。。
しかしまた同様の書類がやって来て、今回はなんとも高額の請求書(190万円)とともに新しい年金手帳も一緒に送られてきたのだ。
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中国人の彼女は、中国の大学を卒業後、来日。日本で大学院を出た後に会社に入社、その入社の際に、新規で厚生年金加入の手続きをしたのだ。
年齢的な話だと、入国し大学院に入った時点で日本での社会保険に加入をしなければならなかったのだが、10年前の当時は、そのあたりについては甘かったらしい。
よって、大学院に通っていた間が年金的には、未加入として把握されることは仕方ない。
しかし、会社に入社後も、何故未加入と認定されてしまったのだろう?
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去年の暮れの書類も今回の書類も、彼女の名前が「オウ コウ(仮名)」と印字されている。中国人の彼女の名前は@王光(仮名)なのだが、それが日本式の音読みで登録されていた。
しかし実際の彼女の名前は、王 光( Guang ワン グァン)(注:全て仮名)なので、会社ではワン グァンとして年金に加入し、アルファベット氏名届も行っている。
つまり住所も生年月日も一緒でも名前がオウ コウさんと ワン グァンさんでは別人ということで、今回の高額請求書発行になったらしかった。
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ただ、名前が間違って登録されていることは、去年の暮れの一回目の書類を貰った際に気がついたので、本人に「在留証(名前のアルファベット表記もキチンと入っている)とパスポート、さらにはマイナンバーカードを持って役所に行き、説明すること」と言っておいたのに、結局窓口ではキチンと確認してくれなかったらしい。
本人では埒が明かないと思い、今回は私が変わりに電話をして確認をすると「何かの手違いでアルファベット検索をかけずにまた書面を送ってしまったようで・・・」と年金事務所の人は言う。一体去年の暮れには、区役所の出張所ではどんな確認をしてくれたのだろう?
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「こういうことを無くす為に、マイナンバー制度を導入したんじゃないんですか?」という彼女・・・・「又・・190万円も請求されても困ります・・・」と不安そうにしている・・・
追記:
190万は本人の勘違い。後日納付書を見せてもらったところ、年間約19万でそれが2年間分プラス今年1年分の3年分の納付書だった。それでも高額な事に間違いはない。