連続殺人事件解決のため、ホテルマンになり潜入捜査を行う刑事と、ホテルマンに扮する彼の教育係のフロントクラーク。
長澤まさみ演じるフロントクラークの女性は、木村拓哉演じる刑事を迎え撃つ感じで、当初は何一つとして共通点がないのだ。しかし一緒に仕事をしていくうちにバディ感が生まれ、そうしているうちに連続殺人事件の秘密に近づくというストーリーなのだが、重々しさはあまり感じられず。トリックもやや軽めな感じだ。
登場人物も多く華やかな感じはするものの、各パートのエピソードは単発ものでそれが折り重なって重厚感を醸し出すというものでもない。三時間ぐらいのスペシャルドラマで、CMが終わると新しいエピソードの出演者が出てくるという時間配分になっているのではとちょっと想像してみたりする。
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一番驚いたのは、私たちのイメージする木村拓哉、そのままの姿でずっと刑事を演じていた事だ。
「いつもの木村拓哉」
見ている側の期待を裏切らないいつもと同じ姿。これはもう称賛に値するのではと思ったりもする。これを貴重な安定感と思って映画を見た方が、落ち着いて何倍も楽しく映画を見ることが出来る。ドキドキの映画鑑賞でなく、安定の映画鑑賞だ。
そんな中でちゃんと自分の仕事をする小日向文世・・・・
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