最近、「とことん」という単語を会話の中で使ったのはいつだったろう。ここで「とことん」という言葉を聞くとは思わなかった。そして更に驚く「再々延長」という言葉。
釜山でのカンファレンスに出席するため、KTXでソウルを出るテスルを安いムグンファ号で追いかけるソヘ。
突然登壇し、「未来はあなたの横にあるんです」と観客を盛り上げる講演をするテスルに向かい「逃げて」というソヘの出現と、観客の中に兄テソンの姿を見たことでテスルが混乱。更には会場に潜り込みテスルの命を狙う男の存在により会場にいる観客は逃げ惑う。銃を撃ち、屋上からロープを使って滑り降りる等、かなりのテクニックを使ってテスルを助けようとするソヘだが、待ち構えていたようなパク社長の登場で二人は拉致され連れ去られることに・・・
(監視隊の見立てによれば、アジアマーケットという怪しい雑貨店を営んでいるパク社長はどうやらブローカーらしい)
パク社長は「私は民間の大使館のような事をやっているんだ」と大口をたたき、「自分が手にしたものは自分の物」と言い、更には「テスルが持っている鍵は俺のものだから返せ」というのだ。監視隊と違って手荒な事はしないと言いながらも、テスルの手から鍵を取り上げることが出来れば彼を殺すつもりなのははっきりしている。
事情が分からないテスルが「ここはどこだ?」と何度も尋ねると「場所が重要なんじゃない。重要なのはいつかということだ」というパク社長とソヘ。
パク社長の口から語られるのは、未来からのタイムトリップの方法とそのからくり
(ブローカーに手数料は払うものの、実際の成功率は低く更に成功したとしても取締局に捕まることも多く、実際に未来からやってきても自由に活動できる人数は非常にわずかなのだ・・・そうやってメンバーは通番管理をされているようだ。)
パク社長達はそのように苦労して2020年にやって来たメンバー達を捕獲しようとしているようなのだが、テスルとソヘは、未来からやって来たその彼と一緒にパク社長のところから逃げ出すことに成功。
パク社長が追いかけてこないのは、取締局の登場によるものだ。取締局の締め付けは未来からやって来たメンバーを永遠に追いかけるようになっているらしく、一度逃げ切ればそれで終わりではないのだ。
後悔があり未来からやって来た男性は、テスルの兄がどこにいるか知っているといい、それを交換条件としてテスルは彼を連れてパク社長の元を逃げ出すのだが・・・・
取締局の攻撃の最中、傷を負った彼は「自分は取締局のメンバーとして活動していた。。。これから君たちに酷い仕打ちをするけれど、許して欲しい。でもそれに負けなければ君たちに勝ち目はある・・・」と謎の言葉を残し亡くなるのだ。
警察官だった彼は、未来からやって来た人間を見たことから、取締局のメンバーとなり、(どうやら秘密保持の為、取締局のメンバーはそんな風に抜擢されているようだ)
見かけは国家情報院のメンバーのように見せかけて、その実は取締局のメンバーとして活動している彼ら。未来の情報を入手出来るのだから、逃げる彼らを捕まえることなど簡単な事なのだ。
テスルは、何故自分が追われるのかが分からない。大体自分が作った技術では人間をタイムスリップさせるには無理があるのだ。そんなソヘは取締局よりももっと気をつけなければならない連中がいると、テスルを更に混乱させるのだが・・・
ソヘは、未来の自分が残した日記に書かれた言葉に導かれ、テスルを助けることが世界を救うことになると信じ、2020年にやって来たのだ。テスルが1千万円を出してパク社長から買い戻した日記にはそんな秘密があったのだ・・・
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パク・シネとチョ・スンウの二人は熱演なのだが、ネチズンの感想を読むと「主演二人は熱演だが、演出が・・・」と演出に駄目だししている人が多い。