友人からNHKBS1で放送される美味しそうな番組『突撃!ストリートシェフ@台北』を教えて貰い、夕食の前にじっくりと鑑賞。
画面から湯気や香りが飛び出してきそうな、台湾人の胃袋を満足させる5人のシェフが作った料理の数々。
本省人と外省人のご夫婦が作る牛の旨味がたっぷり詰まった料理、香港出身のシェフが台湾の食材を用いて作る大根もちや腸粉。少し値の張るぶっ飛びスープを手頃な値段で提供しようとしたシェフの思い。麺線、牛肉麺どれも美味しそうだ。
おいしそうという思いと共に、シェフの歴史、家族の歴史そして彼らが暮らしている台湾の歴史を感じさせる料理の数々に、料理と一緒にある数々の歴史に思いをはせる時間になった。
香港出身のシェフが作る美味しそうな腸粉にゆだれが出そうになるが、「香港のデモの様子を見て涙が出そうになった」というシェフの話を聞き、ゆだれでなくなんだか涙が出そうになる。
「台湾で自由に料理を作れることが有難い。香港にもいつか自由が訪れるといい」なんて・・・
すこし前には誰もそんな風に思ってはいなかったはずなのに。
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見出しに使った写真は、前回台北に行った際に食べた物だ。
「お寺のそばには必ず美味しいお店がある」これが台湾で美味しいお店を探すポイントだそうだ。
次回、台湾に行く時には、お寺のそばで繁盛しているお店を探したいと思う。