「変形性膝関節症だね」とやや悲しい診断を受けたのは2週間ほど前。
2ヶ月程前、朝の満員電車から降りた際、右足にピキッと走る痛みを感じたのが始まりだった。
最初は、ドアのそばに立っていたのだが、「ドアに寄りかかっている際に、脚に変な力をかけていたのか?」と、大して気にもかけていなかった。それまでも同じような事はたまにあれど、少し歩きだすと、筋肉もほぐれ、ちょっと痛いなと思った事も忘れてしまうのが常だったからだ。
しかし、残念ながら今回のは違っていた。平地を歩いている際は何の問題もないのだが、急に小走りをしようとすると脚に妙な痛みが走り、階段を降りようとするとピキッとした痛みが下から上に上がってくる。
痛みがひどくなることはないのだが、軽減することもなかったので、靱帯が傷ついたのかも・・・と思い、軽い気持ちで受診したのだが、レントゲンを確認した医師から「変形性膝関節症だね」と告げられたのだ。医師は、小さな声で遺伝かな・・・と言いながら、ガイドブックの関節の隙間の大小によって1から4まで分類されている写真が掲載されているページを開き、「あなたは1」と一番軽症と思われる写真を指差していた。
『ほんの少し、関節の隙間が狭くなっているようだし、少し水もたまっているようだから、まずは一旦炎症を抑える注射を打ち痛みを引かせて、2,3日後にヒアルロン酸注射を打ってその状態を維持するから』と簡単に説明される。(ただ、この注射は未来永劫効果があるものでもなく、「痛みがひどくなったら又打つことになるから。。。」との事だった)
注射を打った事によって症状は劇的に改善したのだが、小走りが出来ないのに変わりはない。階段の上りに問題はないが、下りはやや慎重になる必要がある。ホームで小走りして出発しそうな電車に乗り込むというフットワークの軽い動きは出来ない身体になってしまった。
残念だが仕方ない。
今は教えてもらった太ももを鍛えるトレーニングを自宅で少しずつ行いながら、週に1,2度リハビリ治療を受ける日々。