キル投手の入団記者会見を開くドリームズだが、当然記者たちの質問は「彼を入団させるのが道徳的に問題がないのか?」という点。
簡単に答えられないから、彼が入団するに至った経緯を時系列で丁寧に説明するという方法をとるスンス。
韓国代表として頑張った事。その中でじん帯損傷の為戦線離脱。治療のために渡米し、治療が終わった後にメジャーリーグで活躍し、新人賞受賞が目前に迫ったところで入隊の時期になってしまったこと。家族の事を考えてグリーンカードを取得し、アメリカに残ることにしたことで、兵役拒否として非難をされた事。彼自身も自分の行動が皆に与えた影響を十分に反省し、今回の入団に関しても熟慮したこと・・・
自分の言葉で話したいというキル投手を遮り会見を終了させるスンスの態度に「逃げたように見える」というセヨンだが、今はこれが最善の策というスンス。
投球の状況を記者たちに見せる場を設けるも、状況が状況故、なかなか記者たちは集まらない・・・・会見で「入隊すれば不満は収まる」という質問をした女子アナはこの後どんな事を考えているのか・・・・
戦略分析チーム員の欠員のため、募集をかけるドリームズだが、「分析力より野球について知識があるメンバーを選びたい」というチーム長。
そんな中、試合中の不慮の事故で下半身麻痺という障害が残ってしまったスンスの弟のヨンスが彼に内緒で応募してくるのだ。
野球を続けることを悩んでいた彼の言葉に耳を傾けることなく「前を見て走れ」としかアドバイス出来なかったスンス。野球を見れば自分のケガの事を思い出し、彼のためにならないというスンスに、「自分は十二分に克服している。いつまでもあの時の事に責任を感じているのは兄さんだけだ」というヨンス。
ヨンスの客観的な分析力を高く評価したセヨンは、彼の採用を決めるのだが・・・
解雇された元スカウトチーム長は、選手の代わりにチームと交渉をすることを生業にするエージェント業を始めたらしい。(もちろん顧客はドリームズのメンバーだ・・・)
親会社からの資金補給が減った事で、選手の年俸を全体で30%カットせねばならなくなったチーム。
スポーツ選手なのに、年功報酬になっている部分を見直し聖域部分を無くそうとするスンス。やりたいことはわかるが困難が伴うと思わず口にしてしまうセヨンに、やらなければならないと非常にクールに対応する彼。。。
エージェントとして同席す元スカウト部長は、嫌がらせではないというものの、結局は嫌がらせそのものだ。さらに彼とエージェント契約を結んでいない選手も皆 一家言あるのだ。
「ケガをしたのは、身体を突っ込む癖のせいでは・・・」などと守備の要の捕手に対しても冷静に対処するスンス・・・・
エージェントとして年俸交渉に混乱をきたす元スカウト部長に「先輩は野球が好きだったないか!」と意見するのはあのバンキングから戻ってきた投手だ。誰もが野球が好きでやっているはずなのに、そこに色々な思いが交差してなかなか一筋縄ではいかなくなってしまっているのだ。
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