BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ギルティクラウン 第5話 『訓練:a preparation』

2011-11-12 12:27:45 | Weblog
やっぱ、これダメだわ。
ご都合主義にもほどがある。
もったいないなー、設定や世界や、多分、問題意識とかはいいのに、
構成や脚本が全然ダメだ。
ネタにしかならないだろ、これじゃ。

いや、綾瀬のいう、車椅子は私の個性、というのはいい。
そのとおりだし、経緯はどうあれ、彼女がそれでがんばろうとする姿はいい。

けれども、集がその綾瀬の訓練を突破するにあたって、
ヴォイド発動、ってのはどうなのだろう?
それは個性なのか?
それでいいなら、そもそも訓練なんかいらない。

個々人が限界状況でサバイバルするだけならそれもありだろう。
能力の有無だけが決定的な違い、ということでいい。
けれども、一応は葬儀社という集団の一員になるわけで、
そのための通過儀礼としての綾瀬の特訓?だったわけだよね。
それを、もとからあったヴォイドでヒャッホー!って感じで突破したら、
そもそも訓練なんかいらない。
というか、普通はこれ、反則というか、カンニングでしょ。
で、そうして、いわばズルして綾瀬を突破した集を迎え入れる葬儀社の面々って・・・

なんだろうな。
前にあった、京大かどこかの入試でケータイ使って答えを聞いた、
というのと大して変わらないんじゃない?
いくら何でも集を甘やかし過ぎなんじゃないのか?
というか、主人公にとって、ご都合主義的に過ぎるのでは?

今回、いのりが涯の命令で集に近づいていた、ということが明かされて、
集、カワイソー、ってことに一瞬なったところで、
捨てる神あれば拾う神ありよろしく、綾瀬らが登場、ということなのかね。
いわば、綾瀬は姉キャラ扱いってことで。

そのご都合主義の上に、衛星砲?で涯を殺害?ってことだから、
もう何がなんだか。。。

というか、何がしたいんだろうね、この物語は。。。

集が桜満博士の息子とかいう(これもガンダムとかエヴァみたいなw)設定で、
例のウィルスというかゲノム操作の元と絡んでるっぽいとか、
どうも涯やいおりが、その研究の被験者っぽかった、とか、
それらは、時折、挟み込まれる集のフラッシュバックで示されるわけで、
どこかで、そうした過去話に一気に行くのだろう。
だから、それまでは、いろいろなことは表向き明確にせず進む、ってことなのだろうけど。

それならそれで、話の持ってきようもあるだろう。

2クールって話だけど、むしろ1クールで直球でやったほうがよかったんじゃないか?と思うようなグダグダな序盤。といっても、もう5話だからね。

中盤でひっくり返すにしても、もうちょっと当座の間の物語の方向を明らかにしてもいいと思う。
多分、そのあたりがあまりに不明瞭なまま構成をしているから、なんとなく集を巡る人間関係で話を繋いでいる感は否めない。

というか、ぼちぼち、この話は撤退時かな。
5話でこれだから、今後劇的な変化は見込めないとすると、書いても否定的なことしかかけないような気がしてきたから。

全く、がっかりだ。

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