BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ギルティクラウン 第4話 『浮動 flux』

2011-11-09 16:42:12 | Weblog
なるほどね、今回の話でこの作品のキーワードがわかった。
それは「ヴォイド=虚無=からっぽ」ってこと。

主人公は空っぽ。
何も自分で考えようとしない、周囲の環境と人間関係の流れにただ流されるだけ。
なんたって、彼の武器は、周りの人から引き出しているだけ。
要するに、まわりに人の網がない限り、徹底的に何も出来ない。

自分で何も決めない。
ガイに来いと言われたらあたかも自分で決めたような面をしてついていく。
しかも、与えられた発振器を携えたまま。
最悪だな、この付和雷同キャラ。胸糞悪い。

その空っぽさは、確かに現代風なのかもしれないけれど、
そんなんで物語として面白いのだろうか。

結局、この物語は、日本の過去のアニメのコラージュでしかない。
もう情けないくらい、ただの張り合わせ。
今回の話だって、要するに、ガンダムのアムロでしょ。
結局、僕が一番うまく(ヴォイドを)使えるんだ!・・・ってね。

最悪だな。全く。

ガイのほうだって、集が捕まって、きどけんじからヴォイドを引き出せるから、逆に救済に向かったってことなんだけどね。

あとは、GHQによる占領をもたらした、例の菌だって、生物兵器臭さがプンプンする。

ヴォイド=重力操作の能力を持つ、とか、いくら何でも無茶苦茶だろ。

個々のアイデアを見れば確かに興味深いものは多い。
よく言われるように、確かに作画も悪くない。いや、多分いい方だろう。
でも、この気持ち悪さって何だろう。

今のところは序盤だから、まだまだ物語の背景説明が優先で、その情報提供の流れの中で、キャラを動かし、セリフを吐かせています、ということなのかもしれない。それにしても、構成、脚本、がもう少し頑張らないといけないんじゃないかな、これは。

こんなにあっけらかんと、見た目だけ過去作品を(オマージュもなく)コラージュするのも凄いとは思うけどね。

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