毎回、面白く見てきていて、前回、とうとうタイトルであるヨルムンガンド計画が明らかにされたわけだけど・・・
うーん、ちょっとありきたり過ぎる展開かなぁ。
全世界を覆う衛星網の話は前からあったわけで、それを使って何かするのか、そこで、南が何かロボっぽいものを導入するのか、と、さて何が来る?と思っていたのだけど、それが、量子コンピュータを使った、リアルタイムでの既存コンピュータ同時多発ハッキングで、それによって制空権から制海権、といった全ての主権国家の軍事上の機動力を麻痺させる、というものだった。。。
ってのは、ストレートすぎたかなぁ。
それが武器商人であるココが、兵器や軍人が、それこそ虫酸が走るほど嫌いだから、というので、一気に反転して、ヨルムンガンドという超兵器、というか、メタ兵器を使って一足飛びに全世界的な同時武装放棄を実行し、世界平和を実現しちゃいましょう、という。
その、反転ぶりが、また、いかにも、で。
さらには、そうやって数十億の人類を戦争放棄状態にして強制的に平和な状態にするにあたり、70万人にはとりあえず死んでもらう、という計算。
それが天秤にあうと考えるココと、直感的に違うと感じるヨナ。
Fateの切嗣さんのテーマなまんまなわけでw
加えて、ココと違って、イージー・ゴーイングで現状維持をむしろ望むキャスパー、そして、CIAに居ながらにして所属組織が無力化させる方にむしろ賭けてしまうブックマン。。。
うーん、いずれも、あまりに、ありきたりの展開過ぎて。。。
正直、大味すぎて、しょぼい。
ここまで見てきたヨルムンガンドの面白さって、やっぱりディテールの積み重ねにあって、その掛け算の仕方が、ちょっと不思議に思わせる展開にあった。
あるいは、登場人物のそれぞれに相応の人生背景を与えて、それぞれの物語に合わせてエピソードが展開していく。
ココのチームも、基本、ココの護衛が任務だから、防衛が中心で、その位置づけの延長線上で、とりあえずは義賊っぽく見える殺戮も行なってきた。
要するに、ワルの中にも正義があるのさ、ってノリで。
より悪いワルをのしていく、という感じで。
そういう点では、現実世界とのリアリティ描写の違いはあるけど、基本的には、ワンピなんかと大して変わらない展開だった。
それが、前回、ルツが言ってたように、ココの展開が強引になったことで、イメージが変わった。防戦ではなく、ココ自身が、ゲームを仕掛けていくことになって。
まぁ、これは普通に、善玉が涼しい顔したまま悪役に転じる、ってことなんだけど。
ただ、そこでやることが、世界平和の実現とそのための、いわゆるダモクレスの剣的な恐怖の支配、というのは。。。。
で、それが、衛星×量子コンピュータ、ってのはね。
まさか、こんな陳腐な、それこそマンガみたいな超展開でこの話を終わらせたりしないよね?
原作未読なので、そう期待したいところなんだけど。
あまりにも書割的な結末に向かっているのは、あくまでも舞台をわかりやすくするためだけのことで、その裏で、もう一捻りした展開が待っているんだよね?
でないと、最終コーナーでぶち壊しな感じがするなぁ。
いいじゃない、Black Lagoon的に、ダークな裏稼業のまま終わっても。
その中で姑息に相手の裏を書いて勝利する、あるいは、敗北しない、という展開で。
もちろん、この物語の語り手はヨナであるわけだから、彼の「武器商人と旅した」というモノローグにあった、彼が見た結末でいいと思うので、その視点からのひっくり返しが欲しい。
ただ、その場合も、子供にはこう見える、大人には見えないかもしれないけど・・・、のようなヤワイ展開ではなく。
そこに、大人/子供の線を引いて、子供は無垢だから、というようにするには、ヨナが経験したことは無残なものだから。
直感的に考えて、ヨナがココに背を向けたのは、ココの計画で死ぬ70万人は、彼が収容所にいた時の妹分の女の子が地雷を確認させられるために死んだ(殺された)のと質的に変わらない、と捉えているのだと思うけど、それをヨナが言葉にするのかどうか。
せっかくここまで来たのだから、一捻りも二捻りもある終幕を期待したいところ。
うーん、ちょっとありきたり過ぎる展開かなぁ。
全世界を覆う衛星網の話は前からあったわけで、それを使って何かするのか、そこで、南が何かロボっぽいものを導入するのか、と、さて何が来る?と思っていたのだけど、それが、量子コンピュータを使った、リアルタイムでの既存コンピュータ同時多発ハッキングで、それによって制空権から制海権、といった全ての主権国家の軍事上の機動力を麻痺させる、というものだった。。。
ってのは、ストレートすぎたかなぁ。
それが武器商人であるココが、兵器や軍人が、それこそ虫酸が走るほど嫌いだから、というので、一気に反転して、ヨルムンガンドという超兵器、というか、メタ兵器を使って一足飛びに全世界的な同時武装放棄を実行し、世界平和を実現しちゃいましょう、という。
その、反転ぶりが、また、いかにも、で。
さらには、そうやって数十億の人類を戦争放棄状態にして強制的に平和な状態にするにあたり、70万人にはとりあえず死んでもらう、という計算。
それが天秤にあうと考えるココと、直感的に違うと感じるヨナ。
Fateの切嗣さんのテーマなまんまなわけでw
加えて、ココと違って、イージー・ゴーイングで現状維持をむしろ望むキャスパー、そして、CIAに居ながらにして所属組織が無力化させる方にむしろ賭けてしまうブックマン。。。
うーん、いずれも、あまりに、ありきたりの展開過ぎて。。。
正直、大味すぎて、しょぼい。
ここまで見てきたヨルムンガンドの面白さって、やっぱりディテールの積み重ねにあって、その掛け算の仕方が、ちょっと不思議に思わせる展開にあった。
あるいは、登場人物のそれぞれに相応の人生背景を与えて、それぞれの物語に合わせてエピソードが展開していく。
ココのチームも、基本、ココの護衛が任務だから、防衛が中心で、その位置づけの延長線上で、とりあえずは義賊っぽく見える殺戮も行なってきた。
要するに、ワルの中にも正義があるのさ、ってノリで。
より悪いワルをのしていく、という感じで。
そういう点では、現実世界とのリアリティ描写の違いはあるけど、基本的には、ワンピなんかと大して変わらない展開だった。
それが、前回、ルツが言ってたように、ココの展開が強引になったことで、イメージが変わった。防戦ではなく、ココ自身が、ゲームを仕掛けていくことになって。
まぁ、これは普通に、善玉が涼しい顔したまま悪役に転じる、ってことなんだけど。
ただ、そこでやることが、世界平和の実現とそのための、いわゆるダモクレスの剣的な恐怖の支配、というのは。。。。
で、それが、衛星×量子コンピュータ、ってのはね。
まさか、こんな陳腐な、それこそマンガみたいな超展開でこの話を終わらせたりしないよね?
原作未読なので、そう期待したいところなんだけど。
あまりにも書割的な結末に向かっているのは、あくまでも舞台をわかりやすくするためだけのことで、その裏で、もう一捻りした展開が待っているんだよね?
でないと、最終コーナーでぶち壊しな感じがするなぁ。
いいじゃない、Black Lagoon的に、ダークな裏稼業のまま終わっても。
その中で姑息に相手の裏を書いて勝利する、あるいは、敗北しない、という展開で。
もちろん、この物語の語り手はヨナであるわけだから、彼の「武器商人と旅した」というモノローグにあった、彼が見た結末でいいと思うので、その視点からのひっくり返しが欲しい。
ただ、その場合も、子供にはこう見える、大人には見えないかもしれないけど・・・、のようなヤワイ展開ではなく。
そこに、大人/子供の線を引いて、子供は無垢だから、というようにするには、ヨナが経験したことは無残なものだから。
直感的に考えて、ヨナがココに背を向けたのは、ココの計画で死ぬ70万人は、彼が収容所にいた時の妹分の女の子が地雷を確認させられるために死んだ(殺された)のと質的に変わらない、と捉えているのだと思うけど、それをヨナが言葉にするのかどうか。
せっかくここまで来たのだから、一捻りも二捻りもある終幕を期待したいところ。