BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

進撃の巨人 The Final Season 第72話 『森の子ら』 感想

2021-03-08 14:56:31 | 進撃
わかってはいたけど、この回のガビは最高だな。

完全に自分の正義をひっくり返されそうなところまで追い詰められていて。

というか、多分、同国人は自動的に同胞、と思っていたのが覆されて、いまや、ガビの頭の中は、なんで?どうして?って感じなんだろうな。

とはいえ、ガビが、サーシャの助けた娘に襲われるところは、漫画のほうがよかったかもしれない。

なんか、全体的に演出がペラペラだよね。溜めがない、というか。

目を大きく見開いた驚愕の顔を出しておけば大丈夫、という感じで、全部済ませているのが悲しい。

コンテがよくないんだろうな。ってことは監督がだめだ、ということになるのだけど。

今回は、作画がどうこう以前に、画面の構成や演出がイマイチだった。残念。

多分、原作の漫画にならって、ずっと目の周りに影をつけているのがいけないんだと思う。

白黒の漫画と違って、色がついているのだから、斜線の影を全部、再現する必要はないんだよ。

斜線をつけたら、初見で、どうしてもそこに目が行くから、画面自体がとても単調に見えてしまう。

ここぞというときだけ、斜線まで書き込めばいいと思うのだけど。

前シーズンまではそういう感じだったけどね。


ともあれ、これで、次回、ジークの脊髄液を飲まされていた兵団の連中が、みな、巨人になるのか。

これ、テロとしてはものすごい戦術だよな。

なんたって、現地に行くだけで必要な兵力を確保することができるのだから。

事前に、ジークの骨髄液を採取して必要な形に加工したものを携帯する必要はあるのだろうけど。

いや、まじで、このジークの骨髄液による無差別巨人化、という作戦を考えた作者はすごいよ。

ジークはどうやってその事実に気づいたのか、というのはあるけどね。

もっとも、巨人が兵器である、という設定に至ったところで、だったらそれは人為的なものだから、きっと制御方法があるはずだ、だったら・・・、みたいな感じで考えたのだろうな。

こればかりは、筋が通り過ぎていて怖い。

そして、その戦略について、リヴァイとジークが語り合っているのがさらに怖い。

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呪術廻戦 第141話 『うしろのしょうめん』 感想: 宿儺は何にほくそ笑んだのだろう?

2021-03-08 12:06:26 | 呪術廻戦
前回から続く「虎杖vs乙骨」と「脹相vs禪院直哉」のマッチアップ。

で、当然といえば当然なのだけど、虎杖のほうがさきに乙骨にやられそうな状況に。

体術にしても、呪力の扱いにしても、乙骨に一日の長がある感じ。

もちろん、虎杖には類いまれなパワーがあるわけだけど、それはリカによって封じられる。

で、止めに胸をぶすり!・・・なんだけど。

そこで今更ながら気づくのは、あ、そうか、虎杖の中にはまだ宿儺がいたんだっけ、ってことで。

虎杖が刺されて、俺が出る番か、と思った宿儺が浮かべた不敵な笑みは何だったのか?

にしても、久しぶりに宿儺の姿を見て思ったけど、宿儺の今の姿、今まではずっと虎杖悠仁を通じて復活したから、悠仁のような姿になった、と思っていたのだけど、すでに、悠仁が「呪骸」である可能性が出てきた今、逆に、悠仁のほうが、オリジナルの宿儺の姿を模して作られた可能性もあるのだろうな。そう、ふと思った。

で、いいところになって、戦いは「脹相vs禪院直哉」のシーンへ。

こういうところの焦らし方は上手いといえば上手いw

で、こちらはこちらで、脹相がなんか奥の手を使うみたいだけど。

もしかして、「脹相vs禪院直哉」のほうに、宿儺も気を取られたのかな。

禪院直哉が、一応、宿儺のご執心の伏黒と同じ血脈だから。

禪院家の技に、宿儺が伏黒に惹かれる理由があるのかな。

なんか、そういう搦手の物語の進め方を、この作品ならして来そうな気もするw

さて、次回、宿儺が動くのか?

あと、乙骨の真意も別にあるようにも思えるので、そこもちょっと気になっている。

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無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第9話 『邂逅』 感想

2021-03-08 01:55:45 | 無職転生
なるほど、確かに、これは面白い。

というか、この先の魔大陸編?が面白くなる予感がすごいした。

さすがに、冒頭に登場したデブニートな中の人が出てきたときは、ええぇ、こんなキモい姿を見せるところから始めるわけ、なんで?って思ったけど、

その後の、ルイジェルドの身の上を聞いてルディが協力を申し出るくだりで、この中の人の惨めさをリアルに見る側に伝えておく必要があったんだ、ということがわかって、多少は納得。

でもまぁ、姿を映し出す必要があったのかな?とは本気で疑問に思ったけど。


あと、ちょっと感心したのは、ルイジェルドの設定や、ロキシーの故郷の話など、これまでちょこちょこ語られてきていたことが、実際に示されたところ。

構成として上手い。

なんというか、ちゃんとファンタジーの文法に則ってるよね。

その上で、ルディとルイジェルドとエリスの三人で旅を始めるわけだから。

最初、どうしてルイジェルドが、ルディとエリスを助けたのか、しかもそれだけでなくルディたちの故郷にまで送り届けようと申し出るのか、不思議だったのだけど、それが、ルイジェルドの一族の汚名をそそぐため、というので、納得。

というか、ここもいきなり戦士の矜持、みたいな話になって、思い切りファンタジーしてるし。

確かにこれは面白くなりそう。

ここまでずっとルディの中の人の声がうざくて仕方なかったわけだけど、この魔大陸から始まる冒険のところになって、ちょっと理解できるようにはなった。

さっき書いたように、ルイジェルドの心情を理解するために、こどものルディではなく、前世の大人(ヒキニートだけど)の内面を全面に出さないと、エリスを含めた3人のパーティが成立しないから。

ということで、見た目は子ども、でも中身はおっさん、というので、丁度いいような、渡世の厳しさを知る冒険が始まる、ということなのだろうな。

正直、ギレーヌが脱落したのは残念だけど、この先、また登場するかもしれないし。

なにより、道中にも、今後につながるような新たな出会いもあるのだろうな、と思ったりして。

とにかく、旅はいいよね、ファンタジーの基本だからw

この世界の現実を知るために必要なディテールを小出しに紹介できるだけでなく、ルディたち主人公たちも成長できるから。

これは、次回が楽しみ。


そうそう、ロキシーの両親のいきなりの登場には笑ったw

てっきりロキシーは、俺の妹だ、というのだとばかり思ってたら、俺の娘だからねw

異世界、恐るべし!だよw


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