あれから2ヶ月。
葉は半枚ほどの生育振りです。
しかし今更ながら品種によっては置き場の環境を急変させたり
日が強すぎるのは良くないことだと思い知りました。
昨年の今頃はこんな感じでしたから。
今はほど良い環境の中でアントシアニンも引っ込み生き生きとしている様に見えます。
それに伴い葉がピカピカしてきました。
元々この木は墨が全面に出るのも芸の一つでしたが
ちょっと日弱くなってその特徴が良く現れてきたのでしょう。
いつもは今頃から葉落ちを心配していたものですがもう大丈夫そう。
今後は何の憂いもなく葉重ねと柄を楽しむことにしましょう。
その柄ですがこちらの仔の天葉では紺地の側には黄縞、
ベタの黄縞側には細かい紺縞が出て半柄が一挙に解消されそうです。
こちらの仔もまだ太縞ですが
葉の面積が広くなればそこに描かれる絵もまた精緻になってくれそうです。
こちらのアタリはようやくアントシアニンが晴れ、柄が明らかになってきたところです。
派手柄っぽい気がしないでもありませんが今後のお楽しみに。
こちらの木ですが紅葉した葉は落ちてしまったものの
アントシアニンはかなり薄まり今の環境がちょうど良いと言っているよう。
やはり微妙な環境は風蘭に教えてもらうのが一番ですね。
ただ、受け取るこっちの感度が鈍いので行くところまで行ってしまい
ぶつかってから戻り返すのが難点です・・・。
この仔の柄はコートメながらまずまず。
親木になったらまた上のような木の柄の仔を出してくれるでしょうか。
ふと下の仔を見たら天葉に柄が出ていました。
柄抜けとばかり思っていましたのですごく儲けたような気分です。
ところで黒牡丹の調子が良くなったらなったで
違うタイプの木とか、もう少しコレクションを充実させたいなんて思ったり。
でもこの木の上を行く芸は探してもなさそうですから
買いたい病の強力な抑止力となっています。
やっぱりぼちぼち手持ちを増やしていくのが楽しそう。
あれから3ヶ月。
昨年は下葉をパラパラ落としその度に胃がきりきり痛みましたが
今年はその感覚を忘れそうなくらいの元気さです。
ちょっとした作のスィートスポットが見つかったのかなといった感じです。
何しろ無くしたら次はないかもしれない墨の多い黒牡丹の黄縞。
作にも力がはいります。
木のほうにも力が入ったのかアタリが発生。
思えば木勢が思わしくない時があっても仔だけは毎年出ているようです。
二本の仔はちょっと太縞でイマイチの柄でしたが
今年の仔はどうかなあと今から気を揉んでいます。
これの出た親木は元気そうに見えて何やら下葉が黄変。
やはり墨が多いとそれなりの気難しさはあります。
久々の柄の仔はちょっと地味で親木と同程度の柄になりそう。
これも根を見がてら新しいピートに植えるため鉢を開けてみました。
元気な根がたくさんありましたから今後の作もまずは安心できそう。
下葉が落ちてもそれ以上に仔が出て裾の寂しさを補ってくれるでしょうか。
あれから5ヶ月。
昨年は下葉をポロポロ落として焦りましたが
よく見ると新根はたくさん出てるし葉は作上がり。
天葉の柄はやや派手に成りつつあるものの
今年は勢いに弾みがつきそうで楽しみです。
大きいほうの仔は太縞というか源平状で
もう一本の仔は少し地味柄。
なかなか親木のような柄で出てきませんが
数少ないタイプですからこれぐらいでも満足しなければ。
いっぽう親木のほうはというと
初めてまともな柄で出た仔が良い塩梅で推移しています。
これが親木のように後暗みの柄なのか
上の木のように暗まない柄なのか興味深々ではあります。
上から出た仔ですから生育は早いでしょうね。
これも早割りしないよう肝に銘じなくっちゃ。
あれから1ヵ月半。
こちらも更にぽろりと下葉が落ちてしまいました。
木が弱いのか作がヘタなのか、
いづれにしても油断は禁物と教えてくれる木ではあります。
それでも上の葉は少し作上がりしていますし柄は小割れした最上柄。
根も細いながらたくさん出て
来年ここから2枚葉を重ねると少しはましな姿になりそうです。
と期待しつつ天葉を見ればなにやら派手方向へ。
相変わらずジェットコースターのような思いをさせられる木です。
仔は半柄状ですがベタに入った柄は極黄に冴えて眩しいほど。
何とか物になってくれれば良いのですが・・・。
こちらの仔は墨が晴れ、ようやく正体を現しました。
とりあえず稚葉にはしっかり黄縞が入っているようです。
ま、柄もさることながら潰さないよう気をつけなくてはなりません。
一方、こちらの木から出た今年の仔は
親木のように下で暗むのかそれとも暗まないのかまだ予断を許しませんが
ともかくややコートメ気味の上柄にはなりそう。
まだしばらくは楽しい観察日記が続きます。
あれから1ヵ月半。
墨の多い木ですからさすがに生育はのんびりしたものです。
それでも両側の天葉は葉幅引きブリッとしてきました。
枯らすには惜し過ぎる木ですから気合を入れて作してきた甲斐があったというものです。
仔は今のところ半柄状ですが紺地のほうに小割れした柄が見えますから
そんなに期待薄というわけではなさそう。
こちらのアタリも墨のせいで生長は遅々としています。
墨が晴れるまで柄の確認は当分お預けです。
一方、上の木が出た親木ですが
久々に柄気配のある仔が出てきました。
親木と同じように下で暗む柄なのかそれとも鮮明な黄縞になるのか
とっても気になるところではあります。
あれから1ヵ月半。
また下葉が黄変してきました。
バランスが取れてちょうどいいなんてのんきなことを言っている場合ではありません。
天葉が伸びる以上のスピードで下葉が落ちますから
だんだん葉数が少なくなってしまいます~。
それでなくても墨の多いタイプで大きくなれませんから無事に夏を越せるか心配。
ともかく下葉の落ちを止め木勢を上げるには仔出しが必要ですが
こちらの仔は果たして戦力になっているのかどうか。
それでも派手ながら少しづつ生長はしているようです。
半柄かと思っていましたがそうでもなさそうで
しかもベタに入った柄は極黄に冴えて綺麗。
そしてもう1個、アタリにスイッチが入りました。
2本仔付き位になれば作的にも安心して見ていられるのですが・・・。
そういえば昔の人は仔を抱けば木は強くなると言っていました。
一方、これの出た親木からも
花芽予定位置から仔が出てまいりました。
まだ墨が晴れるまで柄があるかどうかわかりませんが
今回も期待薄という気がしないでもありません。
それにしても更に上の木が出た親木も含めて黄縞はたった1本のみ。
一回出ればついまだ出るものと思ってしまいますが
振り返ってみるとどうもそうではないようです。
細い細い一本の線がようやく繋がって黄縞が世に出たのでしょう。
何はともあれ目出度し芽出度し。
あれから7ヶ月。
飼い主と同じで夏の疲れは秋に出るのか
(序に冬の除雪作業の疲れは春先に・・・)
下葉が落っこちてしまいました。
そして落ちる順番も違っているような・・・
でも、天葉が作上がりしているようなのでちょっとは慰めになっています。
今回はピートモス植えと言うことで期待半分不安半分といったところ。
このままの作上がりを維持してくれれば柄が良いだけに楽しみ一杯なのですが。
仔はちょっと覗いた天葉に柄が見えます。
一方、この木が出た親木もコートメ柄がしばらく続きそう。
ところでこの木は後暗みの柄で上の仔とはぜんぜん似ていません。
これも黒牡丹の変異の目まぐるしさの表れなのでしょう。
それにしても柄の気配も無い黒牡丹の根色は暗紅色ですが
柄が入るととたんに金牡丹と遜色ないルビー根となります。
もしかして木勢が芳しくなくなったりするのはこれも原因のひとつかも。
もっとも、作が下手というのが一番の原因に違いありませんが~・・・。
あれから2ヵ月半。
無事に葉落ちなく夏を越しました。
葉1枚増えただけなのですがなんとなく愛嬌良くなったような気がします。
柄は千筋に近い上柄でこのままいつまでも続いてほしいものです。
半柄の仔は良く見ると片側にも柄が・・・。
これでなんかやる気が湧いてきました。
日本の未来は明るい・・・なんて
これが出た親木も木勢良く順調そのもの。
更に仔出しを促すために下の仔2本外したいのですがまだ時期尚早でしょうね。
外したらかわいらしい2鉢が出来て、親木からも柄の仔が出る
・・・という上手い話があったりしそうですが
それはまた後の楽しみに・・。
あれから1ヵ月半。
この生育期に半枚の葉繰りはやきもきします。
でも、下葉は落ちなくなったようですし
これから夏に向けてギアチェンジしてくれそう。
まだ姿は小さいですが柄は最上で惚れ惚れします。
仔もなかなか成長しないのですがとりあえず柄の正体は判明。
う~~~む・・・次に期待です。
これが出た親木も墨が多いせいかなかなか葉数を維持出来ません。
鮮明に出ていた仔の柄はなんとなく暗みつつあります。
まだまだチャンスがあると思っていた下葉まで暗まない柄の仔は
本当にたまたま偶然に芽変わりで出たものなんでしょうね。
思わず百数十で手放しそうになったけどブログネタでもあるし
これは大事に取っとかなくっちゃ。
あれから5ヶ月。
昨年は下葉を振るって寂しい姿となりましたが
今年はがんばって挽回しようと思っています。
柄のほうは人が操作できませんから現状維持を祈るのみ。
それにしても待ち望んでいた仔ですがなかなか伸びてこないですね。
でも、とりあえず柄はあるに越したことはありません。
一方、これが出た親木です。
仔の天葉にハッキリした柄が出て少し楽しみが増えました。
親木の柄は目立ちませんが良く見ればコート目最上。
これで良い柄の仔がなかなか出ない不思議な木です。
あれから4ヶ月。
冬の間にまた下葉を1枚落としてしまいました。
葉が少なくなると心細くなりますが何とか無事に冬越し。
今年も楽しませてくれそうです。
親木の次の天葉はお預けでしたが相変わらず天葉2枚は惚れ惚れする柄です。
こんな柄の木ですから出る仔はさぞかし期待できそうなものですが・・・。
ちょっぴり覗いた次の天葉は半柄か派手柄といったところかも。
でも、この木が生まれたときもこんな感じの柄でしたから
派手に出たほうが楽しみ多いのかもしれません。
と、忘れてしまうことがほとんどですから画像を残しておくと自分でも参考になります。
それに、反対側にも休眠芽がたくさんあります。
今年動き出されたら木勢が追いつかないという心配もありますが。
ところでこの木が出た元親はあれから10ヶ月。
こんな感じになっています。
相変わらず櫛目柄が続いていて良い柄の仔が生まれそうな雰囲気ですが
今の仔にはやはり柄は無し。
次に期待しましょう。
更に上の木が出た元親はあれから1年と7ヶ月。
青の仔を外されて寂しい姿になっています。
天葉になんとなく柄の気配はあるもののその後出た子は青。
思えば良くぞ最上柄に巡り合えたものです。
更に更にこの親木から外した仔は・・・。
いや止めときましょう、以下同文となりますし
写真を撮ってからここまで3時間経過・・・。
あまりやりすぎると次が続きません。
あれから2ヶ月。
天葉が一人前に伸びて展開してきました。
小割れした散り斑に近い櫛目柄。
これ以上望むべくも無い最上の柄です。
次の天葉も今年のうちに拝めるかもしれません。
今の天葉と同じ様な柄なら嬉しい限りですが
ちょっと棒縞混じりになるかもしれません。
それでも下葉まで暗まない柄ですから派手にならなければ御の字です。
仔も潰れずに無事膨らんできました。
墨の多い小型木ですからアントシアニンたっぷり。
まだ柄は正体を現しませんが欲目でみると有りそうかも。
こちらも冬まで1枚ぐらい出てくれそうです。
楽しみ~。
あれから1ヵ月半。
この木もやや日弱くしましたのでアントシアニンが少し引いています。
しかし時すでに遅く下葉1枚落葉。
でもそれの入れ替わりなのかアタリが膨らみ始めました。
この真っ赤なアタリがどんな柄で成長してくれるのか
この先ひと月あまりのトキメキ感たるや相当なもので
思わず富貴蘭にハマッてしまいそうです。
それにしても下葉まで暗まない黄縞という点では黄牡丹錦と同じですが
墨が多いとがらりと雰囲気を変えますから面白いものです。
あれから2ヵ月半。
これも次の天葉がようやく見えたばかりです。
この系統の木は葉の表面がテカテカになるほど墨が多く
我が棚では下葉がこんな風に黒くなってしまいます。
それを踏まえてもこの木は出過ぎです。
新根は何本か出ましたので直に回復することを期待して
早々に日陰棚に移して様子を見ているところです。
下葉の縞に紅を交えるとルビー根に匹敵するほどの美しさなのですが
あまり多いとどこが縞だったのか判らなくなってしまいますので~
あれから1ヶ月。
最近、株分け付いてしまったというか
これもとうとうやっちゃいました。
根が十分に有ったのは救いですが
墨の多い木ですから今後の生育がいささか不安です。
でも、そんな不安をはるかに超える美しさですし
枯らせばもう入手は無理でしょうから
とりあえず一作、細心の注意で育てたいと思います。
一方、これを外した親木。
柄はコートメながら細縞がまんべんなく散っていて
いかにも上柄の仔を生みそうな雰囲気です。
でも、次の仔に柄はなさそう。
もう一本からは出そうな雰囲気もありますが・・・。
これの親木も株分けし、気付いたらたくさんの鉢数になってしまいました。