今年、リキダスを使ってみてちょっとイイ感じでした。
でもいくらお手軽価格とはいえ使い続けると費用がかさみます。
そこでふと思いついたのがピートモス。
これはフミン酸、フルボ酸の塊です。
しかもすでに腐食していますからこれ以上腐ることはなく
風蘭の植え込み材料にはもってこいかと・・・。
で、荒めのものを購入し、ふるいに掛けて微塵を取り除き
カキガラの粉を混ぜて中和させて(なってるかどうかは不明ですが)
水に漬け込んでしばらく養生させています。
(最初はなかなか水が染み込まないんですよね)
さて、問題はこれをどう使うかです。
単体だとばらばら崩れて空洞植えは難しそうですからそのまま植え込んだほうが良いのか
それともミズゴケを繋ぎに使えば形を整えることが出来るのか
それとも木炭の上に乗せて植え込んだほうが良いのか
いろいろ試行錯誤してみたいと思っています。
いずれにしてもこれで根腐れなくスクスクと育ってくれれば
最も入手しやすく安上がりな植え込み材料となります。
(鹿沼土で姿良く育てている方もいらっしゃいますが)
幸いというか2~3年植えっぱなしの木炭植えがたくさんあり
これを来春には何とかしなきゃと思っていたところでした。
こんな思い付きがあると植え替えもさぞ楽しいことでしょう。
ついでにミズゴケ。
国産の良いのはなかなか入手難でしたから
しょうがなく自分で山へ採りに行きました。
山道を持って帰るのは大変で、しかも短いのばかりでしたが
使えないことも無いので丁寧に並べてみました。
仕事の合間に洗ってゴミを取り除き並べるだけで数週間。
蘭舎の改造も重なりブログがすっかりおろそかになってしまいました。
いつも見に来てくださる方々には申し訳ないことです。
ぼちぼち復活しなければと思っていますのでまたよろしくお願いします。
昔、使っていたのは確かサイフォネックスとかいう名前で
水道の蛇口に直結するタイプ。
ただ、これは水圧が低いと肥料を吸わないようで
高い所にある風蘭棚では使い物にならなくなりました。
そこで2,3年前に買ってみたのがこれ。
最初は良かったのですが今年は所定のダイヤルに合わせても肥料を吸わず
しからばと目盛りを上げてみたら急にたくさん肥料を吸出し
どうも倍率が信用できなくなりました。
ということで今年はこれを買って使っています。
たとえば一升瓶の中の肥料や木酢を10倍に薄めておくと
ノズルからは2000倍となって出てきます。
ということは一升瓶の液体が無くなれば
水道の水を360ℓ使ったことになります。
ちょっと驚き。
こうして目で見えるといかにももったいないと思ってしまいます。
高い水道代ですし、たぶん、大半が鉢底から流れ出ますから
水やりも工夫しなくては~
10日ほど前にすべて外に出しあの時の空の外棚が賑やかになりました。
外に出してからは日中の気温が22~23℃、
明け方で11~12℃とまずは穏やかな気候でスムーズに順応できたようです。
やはり扇風機の風より自然の風のほうが心地良さそう。
一方、蘭舎の棚下に置いていた分、300鉢程は5月上旬外に出していました。
日当たりの良くない所で温度ばかり入れても間延びするだけですから。
でも、こちらは冷え込む日もあったりして根の出はイマイチ。
そういえば昔の自然作りはこんな感じでした。
全部を良い環境に置きたいものですがそれにはちょっと蘭舎が手狭です。
・・・というより300鉢減らすのが正解なんでしょうけど・・・。
富貴蘭への水は水道にホースを繋いでやっておりまして
一方のホースの先に繋ぐノズルはこの[きららミスト]を愛用していました。
細かい水流が勢い良くやわらかく出ますので
風蘭の葉は適度な刺激で心地よさそうです。
これのおかげで仔出しが良いのかも
ところが水圧の関係か、扱い方が悪かったのか、
それとも壊れるような作りだったのかわかりませんが、こんな風に割れてしまいました。
もちろんこれでは使い物になりません。
愛着がありますので手元に置いてはいるものの壊れたものを見ているのは忌々しい限り。
ヘッドの部分だけ売っていないかとネットで見たところ・・・ありました。
・・・お値段は1万1千円・・・・高杉~~
足元を見られている気がしないでもないですが
最近ちょっとした小金が入りましたので超~思い切って買うことに・・・。
ホムセンで売っているようなものとは違いますので、これからは富貴蘭の高級品を扱うように大事に使いたいと思っています。
5月です。
この頃のぽかぽか陽気で桜は満開。
そして珍しく今日まで3連休。(明日からまた仕事ですが・・・)
これは絶好の行楽日和としたものですが家に篭って植え替え三昧です。
雀でさえ交際相手を見つけようと陽気な声でさえずっているのに~。
趣味にも休みがほしいところです。
しかしそうも言っておられず、とりあえずミズゴケ巻きの分は終わって
木炭植えのほうに取り掛かっています。
この頃のぽかぽか陽気で桜は満開。
そして珍しく今日まで3連休。(明日からまた仕事ですが・・・)
これは絶好の行楽日和としたものですが家に篭って植え替え三昧です。
雀でさえ交際相手を見つけようと陽気な声でさえずっているのに~。
趣味にも休みがほしいところです。
しかしそうも言っておられず、とりあえずミズゴケ巻きの分は終わって
木炭植えのほうに取り掛かっています。
別に植え替えなくても作落ちするわけではないのですが
このままもう1作すると根が隣の鉢に入り込んで大変なことになってしまいますので。
鉢から抜いて竹炭を外し、枯葉や枯れた根を整理し
また竹炭を当てて植え込みます。
実に簡単なもので1日100鉢を目標にしていますが
だんだん飽きてくるのが玉に瑕です。
この木はラベルが落ちていましたが品種は確か隣宝の芸落ち。
おっと、隣の宝を数えるなんてことわざもありましたね。
隣宝じゃなくて鱗宝でした。
ついに3月です。
3月に入ってから朝晩は冷え込むものの
日中は穏やかな陽気が続いています。
日差しの弱いのはやや不満ですが
それでも蘭舎の中の温度は20℃近くまで上昇します。
これは絶好の植え替え日和ということでぼちぼち取り掛かっております。
3月に入ってから朝晩は冷え込むものの
日中は穏やかな陽気が続いています。
日差しの弱いのはやや不満ですが
それでも蘭舎の中の温度は20℃近くまで上昇します。
これは絶好の植え替え日和ということでぼちぼち取り掛かっております。
画像は昨年、木炭植えにした木で品種は黒牡丹。
元気そうなのはこんな感じに根の一部が木炭に絡みついています。
ミズゴケ植えからの移行では傷んだ根を整理したり、根が木炭の形に馴染まなかったりと
それほど有難みを感じませんが
2度目ではこんな風に古い上ゴケを取り去って新しいのを巻くだけ。
至極簡単です。
それほど肩も凝らず楽しみながらやれるところがです。
鉢が足りなくなりましたので
昨年、愛楽園さんに切高台(ラッパ鉢)の素焼きを注文しました。
今までは3,5号と4号鉢しか使っていなかったのですが
物は試しと3,3号もお願いしてみました。
3,5号と値段が同じで損したような気分から
今まで買わなかったのだと思います。
でも、この大きさはなかなかいい感じ。
割り仔など、小さめの木がうまい具合に収まります。
ところでミズゴケならその規格品の鉢の大きさに合わせてアンコを作ることが出来ます。
でも、アンコを木炭にしようと決めてもなかなか手頃な長さ、太さのものが見つかりません。
買っても無駄なものが多く出てしまいます~。
そりゃそうでしょう。
木炭は姿、形はどうでも火が付いて弾けず、
煙が出なければ文句を言う人は誰もいないとしたものです。
昨年、愛楽園さんに切高台(ラッパ鉢)の素焼きを注文しました。
今までは3,5号と4号鉢しか使っていなかったのですが
物は試しと3,3号もお願いしてみました。
3,5号と値段が同じで損したような気分から
今まで買わなかったのだと思います。
でも、この大きさはなかなかいい感じ。
割り仔など、小さめの木がうまい具合に収まります。
ところでミズゴケならその規格品の鉢の大きさに合わせてアンコを作ることが出来ます。
でも、アンコを木炭にしようと決めてもなかなか手頃な長さ、太さのものが見つかりません。
買っても無駄なものが多く出てしまいます~。
そりゃそうでしょう。
木炭は姿、形はどうでも火が付いて弾けず、
煙が出なければ文句を言う人は誰もいないとしたものです。
ところがどっこい、ここは日本です。
木炭の姿、形にこだわる人種はいるもので
需要があればそれを供給してくれる人もいるということで
そのおこぼれに預かることが出来ました。
今回、お願いしていて届いたものは大きさ、長さ供にちょうど良く
これに根を跨がせて長い水ゴケで一巻きすると
寸分の狂い無くラッパ鉢に納まります。
これは植え替えが楽しみになってきました。
一鉢5分も掛からないほどラクチンですから
初夏を待たず早々に全部やってしまいそうです。
もちろん、初夏の頃にもう1度植え替えますが・・・。
早くも12月です。
あれからまたしばらく経ちました。
春、外に出すまでに完成させればよいとはいうものの
散らかったままでは後味が悪いということで
ようやく中に棚などセットし完成に漕ぎつけました。
左、中央、右と棚がたくさん増え1000鉢ちょっと置けそうです。
しばらくはこのスペースでやりくりしようと思っています。
日陰気味の場所を作ったり、
棚下に湿度の為の水槽を置いたりと準備に余念がありません。
こうなったら今すぐにでも鉢を並べてみたくなりますが
あいにく今日から真冬並みの天候とか。
・・・並べるのは無理っぽい感じです。
所変わって蘭舎のほうの新工夫です。
最低温度を5℃に設定していますのでまだほとんど稼動することはありませんが
ファンヒーターの吹き出し口にトンネルを設置。
出口を扇風機に近づけてみました。
暖気を棚下に散らせば暖房効率が上がるかもという思惑です。
こうしていろいろ工夫しているようでも心配事が一つ。
停電になるとそれが復旧してもまたスイッチを入れに行かないと
扇風機もファンヒーターも動かないのです。
それでなくても、朝など電気器具の使用が重なるとブレーカーが良く落ちます。
不在の時はどうしようかとそれが心配の種でしたが、
そこでバックアップ電源を設置してみました。
安い中古を買い、ヘタった電池だけ新品に入れ替えました。
これでようやく冬越しも安心できます~。
でも、いつもブ~ンと動いていますからこれだけでも電気食いそう。
それに中古ですからこれが壊れたらさらにバックアップが必要かも・・
・・・と、やはり心配の種が尽きません。
11月にしてはまだ暖かい日が続いています。
でも週間天気予報では雪だるまマークが現れ始めました。
その雪が降る前にと思っていた作棚の改造がようやく半完成。
一番の難関だった屋根さえ架けてしまえば
周りをネットで囲うくらいはいつでも出来るというものです。
床が斜めになっていますがそれは水をやったとき片側へ流すため。
不器用でこうなったわけではありません。
でも、素人仕事ですから見かけは決して褒められたものではないです。
屋根の下に石楠花などの鉢物を入れて冬越しの準備は万端。
後はいくら雪が降っても大丈夫・・・と言いたいところですが
今年の諸々の自然災害はこの大雪から始まったような気がします。
来年は穏やかな年であってくれればと祈るばかりです。
話し変わって「山野草マニアックス」誌のアンケートに答えたら
その本が送られてきました。
みなさん、作ではいろいろ工夫されていて興味深く拝見しました。
ところで病虫害対策の項目では自分だけ(特になし)とそっけない回答です。
もちろん、病虫害が出たら消毒しますが、長いこと農薬散布をした記憶がありません。
そもそも病虫害が出る環境はまずいし、病虫害の付く木は良くない、
ということを前提にした環境作りを心掛けています。
やはり病的な木より健康な木を見るほうが気持ち良いものですから。
しかし、どんな環境が良いのかといっても地域や場所によって千差万別です。
その中でより良い環境条件のマッチングを考えなければなりませんが、
aとbの組み合わせは良いけれどそれにcが加わったら、
そしてdやeやfやgが加わったらと
同時並行的にいろいろな組み合わせを考えなければいけませんから
文章では書けないほど話がややこしくなります。
一つの原因がストレートに一つの結果に結びつくわけではないこともあって
あちこち足したり引いたりしながらいまだに様子見状態ではありますが。
こればかりは実際に自分が風蘭になったような気持ちになって経験し、納得するしかなさそうです。
一例として今年はブドウ糖をやったら天水棚にスス病状のようなのが出て失敗でした。
でも、その天水棚は止めましたので、そして糖分は何やら良さそうですから
来年は懲りずに今度はトレハロースでもやってみようかなと考えています。
あっという間に11月も中盤に差し掛かろうとしています。
それにしても今年は暖かく雪の気配がありません。
そこでつい良からぬことを思ってしまいました。
それにしても今年は暖かく雪の気配がありません。
そこでつい良からぬことを思ってしまいました。
春に組み立てた天水栽培用の作棚ですが
ここは屋根に積もる雪の捨て場になっていますから解体しました。
天水栽培でも根腐れする木が出ず、なかなか良かったのですが
毎年、高い所での組み立て、解体作業はやはりかなり億劫。
年を考えたら危険でもあります。
ということで、また屋根付きの棚に戻すことにしました。
でも、昨年より鉢数が増えていて置くスペースが足りません。
そこで無い知恵を絞って蘭舎からの渡り廊下まで解体して
端から端まで蘭舎に繋げてそこに置き場を確保することにしました。
下は鉢物類の越冬場所にもなって一石二鳥です。
最初からそういう感じにすればよかったのですが
この棚を作った15年前は200鉢程しかなくこれで十分間に合ったのです。
という風に頭で考えているうちは楽しかったのですが
いざやってみると寸法が合わなかったり作業手順がまずかったりで
これがなかなか大変です。
それに夕方5時ともなればもうすっかり暗くなってしまいます。
雪が降る前に仕上げなければというあせりもあってもう一杯一杯でした。
ようやくあと1日で完成しそうということでブログも更新する気になりました。
ポリカの屋根もだいぶ経ちましたから全部張り替えなきゃと思っていましたが
見てみるとまだ弾力があってあと10年は心配なさそうです。
でも、10年後に屋根に登って張り替えることが出来るのかそちらが心配です~。
年も年ですし~。
今年は梅雨入りした途端しばらく雨が降り続き
風蘭が腐ったどうしようと心配したものでした。
でも、梅雨明けしたらいきなりカッと太陽が照りつけ
棚で40℃前後の日がもう1週間。
今年はそんな夏が長~~く続きそうです。
ところで、自宅はそこそこ風が通りますからエアコンがありません。
どこの家もそんなものかと思っていましたが
先日、町内を散歩しましたら
ほとんどでエアコンの室外機を設置しているようです。
・・・・まあ、我が家はエコな家庭ということで・・・。
人はともかく風蘭がご機嫌ならそれが何よりです。
風蘭が腐ったどうしようと心配したものでした。
でも、梅雨明けしたらいきなりカッと太陽が照りつけ
棚で40℃前後の日がもう1週間。
今年はそんな夏が長~~く続きそうです。
ところで、自宅はそこそこ風が通りますからエアコンがありません。
どこの家もそんなものかと思っていましたが
先日、町内を散歩しましたら
ほとんどでエアコンの室外機を設置しているようです。
・・・・まあ、我が家はエコな家庭ということで・・・。
人はともかく風蘭がご機嫌ならそれが何よりです。
晴れた日は(最近、毎日ですが)天水棚の日差しが相当きつく感じられます。
ダイオネットは陰になる部分が5割ですが
シルバーですし、編みこんだ目からも光は漏れますから
遮光率は20~30%くらいのものでしょう。
でも、今のところ、それで葉焼けはありませんから
たぶん、これからも心配なさそうです。
その天水棚に置いてある紀州白王です。
ほとんど柄抜けですから花芽はそのままに・・・。
咲かせるとだいたい全部こんな感じになります。
百や二百ならともかく全部花茎を切るとなると作業が大変。
やはり花芽摘みのほうがラクチンです。
ようやく最後となりました。
ついでにパイナップル芽の作り方についてです。
これはちょうど花芽が出来つつある時期に
ドンピシャのタイミングで植え替えてエチレンの影響を受けると
たぶん花芽のような仔が出来てしまうのではないかと思います。
そういえば2年連続してパイナップル芽を出した羆は
2年続けて夏に植え替えています。
この羆の現象からふと、どうしてかなと思い、
増やすにはどうすればという理屈に無理やり結びつけたわけですが・・・。
ただ、せっかく仔が出ても育たなければ意味がありません。
出たらそのまま続行でスッと伸ばすためには
真夏でも生育を止めさせないことが肝心となります。
葉が成長していることの目印は根先が半透明のまま伸びていることです。
ここにもちょっと書いてありますが、夏も旺盛に生育させるためには花芽を摘むこと。
(開花させると根先の成長がいったん止まります。)
それと根の伸びを止めないよう鉢回りを冷やすために素焼き鉢を使うこと。
その鉢も汚れたら通気が悪くなって冷えなくなりますからこまめに換えること。
冷えるためには気化熱が必要ですから真夏でも完全に鉢を乾かさないこと。
そして気化熱を得るため風通しを良くすること。
また、成長を続けさせるためにはそのエネルギー源となる光合成が必要です。
よって、なるべく日陰には置かないことです。
でも、いきなり強い日に当てると、てきめんに葉焼けしますから
春先から、場合によっては前年から徐々に慣らし
耐えられる日の強さを自分なりに見つける必要があります。
こうやって書くといろいろ面倒ですが
夏の植え替えだけで増殖面でのブレークスルーとなれば
栽培の楽しみも増えるわけですから
これが富貴蘭を栽培する皆さんの一助になればと思っています。
でも、あくまで、もしこれで仔が出たらの話ですからね~
それと、上の棚環境については説明不足な面も多々ありますから
もしビギナーな方が見られていましたら他サイトや栽培書でも十分ご研究ください。
ということで、これにて終了です。
ちょうど良い時期ですから皆様も挑戦してみてくださいな。
あ、棚にメロン下げることも忘れずに~
(でもいいです。)
ついでにパイナップル芽の作り方についてです。
これはちょうど花芽が出来つつある時期に
ドンピシャのタイミングで植え替えてエチレンの影響を受けると
たぶん花芽のような仔が出来てしまうのではないかと思います。
そういえば2年連続してパイナップル芽を出した羆は
2年続けて夏に植え替えています。
この羆の現象からふと、どうしてかなと思い、
増やすにはどうすればという理屈に無理やり結びつけたわけですが・・・。
ただ、せっかく仔が出ても育たなければ意味がありません。
出たらそのまま続行でスッと伸ばすためには
真夏でも生育を止めさせないことが肝心となります。
葉が成長していることの目印は根先が半透明のまま伸びていることです。
ここにもちょっと書いてありますが、夏も旺盛に生育させるためには花芽を摘むこと。
(開花させると根先の成長がいったん止まります。)
それと根の伸びを止めないよう鉢回りを冷やすために素焼き鉢を使うこと。
その鉢も汚れたら通気が悪くなって冷えなくなりますからこまめに換えること。
冷えるためには気化熱が必要ですから真夏でも完全に鉢を乾かさないこと。
そして気化熱を得るため風通しを良くすること。
また、成長を続けさせるためにはそのエネルギー源となる光合成が必要です。
よって、なるべく日陰には置かないことです。
でも、いきなり強い日に当てると、てきめんに葉焼けしますから
春先から、場合によっては前年から徐々に慣らし
耐えられる日の強さを自分なりに見つける必要があります。
こうやって書くといろいろ面倒ですが
夏の植え替えだけで増殖面でのブレークスルーとなれば
栽培の楽しみも増えるわけですから
これが富貴蘭を栽培する皆さんの一助になればと思っています。
でも、あくまで、もしこれで仔が出たらの話ですからね~
それと、上の棚環境については説明不足な面も多々ありますから
もしビギナーな方が見られていましたら他サイトや栽培書でも十分ご研究ください。
ということで、これにて終了です。
ちょうど良い時期ですから皆様も挑戦してみてくださいな。
あ、棚にメロン下げることも忘れずに~
(でもいいです。)
前回の続きで効率的に仔を出させる、
その為には来年の花芽が出来ようかという時期にエチレンを作用させることです。
そして来年の花芽の形成は今年の花芽が動き出す頃から始まります。
夏に開花期を迎える頃、もう来年の花芽が花茎を伸ばしたその上の葉元に
ひっそりと生まれています。
風蘭にも都合がありますから、ほとんどが花芽寄りではあるものの
それでも生まれたてのわずかな時期は、花芽とも葉芽とも決まっているわけではありません。
これを仔で出させようというわけです。
ずばり、結論として植え替えは夏(花芽が動き出す頃)に行うべきです。
また、ここが肝心ですが、大切なエネルギーの貯蔵庫でもある葉や根を取らなくても
花芽を摘む、株分けする、根を動かすことなどで多少傷付きますし
それ以外に葉に触る接触刺激も伴いますから
エチレンは十分に発生するのではないかと考えます。
やはり勢いの良い仔を得るには葉や根は貴重ですから。
でも、もしそれで足りなければ棚の上にメロンやバナナでも吊るせば良いのかも~
ということでとりあえず理屈は考えましたので後は検証。
今の時期に全部植え替えてみて、果たして花芽予定位置から
続々と仔が出てくるのかその傾向を観察してみることにします。
あと、メロンを吊るすことも考えてみます。
実はいままでそんなに多くは夏に植え替えたことが無かったので
思い当たる節はあるものの、秋仔がたくさん出来るかどうかはほぼ未検証。
今年、よい結果をご報告できればよいのですが。
と、ここで更に次回に続きます。
その為には来年の花芽が出来ようかという時期にエチレンを作用させることです。
そして来年の花芽の形成は今年の花芽が動き出す頃から始まります。
夏に開花期を迎える頃、もう来年の花芽が花茎を伸ばしたその上の葉元に
ひっそりと生まれています。
風蘭にも都合がありますから、ほとんどが花芽寄りではあるものの
それでも生まれたてのわずかな時期は、花芽とも葉芽とも決まっているわけではありません。
これを仔で出させようというわけです。
ずばり、結論として植え替えは夏(花芽が動き出す頃)に行うべきです。
また、ここが肝心ですが、大切なエネルギーの貯蔵庫でもある葉や根を取らなくても
花芽を摘む、株分けする、根を動かすことなどで多少傷付きますし
それ以外に葉に触る接触刺激も伴いますから
エチレンは十分に発生するのではないかと考えます。
やはり勢いの良い仔を得るには葉や根は貴重ですから。
でも、もしそれで足りなければ棚の上にメロンやバナナでも吊るせば良いのかも~
ということでとりあえず理屈は考えましたので後は検証。
今の時期に全部植え替えてみて、果たして花芽予定位置から
続々と仔が出てくるのかその傾向を観察してみることにします。
あと、メロンを吊るすことも考えてみます。
実はいままでそんなに多くは夏に植え替えたことが無かったので
思い当たる節はあるものの、秋仔がたくさん出来るかどうかはほぼ未検証。
今年、よい結果をご報告できればよいのですが。
と、ここで更に次回に続きます。
まず最初にお断りしておきますが
風蘭で実験するための機材や費用、時間はありませんので
他の植物での事例を参考にして推測するしかありません。
それを踏まえた上でのお話ですが
葉を毟ったり根を切ったりすることは自然界では虫に齧られたりして傷付けられるのと同じことなのでしょう。
なんと人の手は風蘭にとって害虫並だったのです。
そして傷付けられると植物の体内でエチレンが発生し
それに伴って抗菌作用を持つタンパク質を生成して傷口から細菌が侵入するのを防ぎます。
また、ガスは気体ですからご近所にも害虫が来たから準備しろ~と知らせたりもします。
さて、エチレンの作用はそれだけではなく、植物によって違うようですが
花芽形成の抑制、側芽発生の促進、成長の抑制などの作用もあるそうです。
風蘭にもそれが当てはまることを期待したいのですが
もし、花芽が付かず、仔がたくさん出て、締まった姿に育てばこれは栽培上理想としたものです。
それを前提にして話を進めることとして、問題はその処置をする時期です。
すでに花芽が出来てしまってからでは意味が無く(これは秋)
アタリが付いて仔が出ようとしている時には
やってもやらなくても仔は仔で出てきます。(これは春)
普通以上に増やそうというわけですから
それには通常では花芽の出るべきところに仔を出させるのが効率的です。
と、また良いところで次回に続きますです。
風蘭で実験するための機材や費用、時間はありませんので
他の植物での事例を参考にして推測するしかありません。
それを踏まえた上でのお話ですが
葉を毟ったり根を切ったりすることは自然界では虫に齧られたりして傷付けられるのと同じことなのでしょう。
なんと人の手は風蘭にとって害虫並だったのです。
そして傷付けられると植物の体内でエチレンが発生し
それに伴って抗菌作用を持つタンパク質を生成して傷口から細菌が侵入するのを防ぎます。
また、ガスは気体ですからご近所にも害虫が来たから準備しろ~と知らせたりもします。
さて、エチレンの作用はそれだけではなく、植物によって違うようですが
花芽形成の抑制、側芽発生の促進、成長の抑制などの作用もあるそうです。
風蘭にもそれが当てはまることを期待したいのですが
もし、花芽が付かず、仔がたくさん出て、締まった姿に育てばこれは栽培上理想としたものです。
それを前提にして話を進めることとして、問題はその処置をする時期です。
すでに花芽が出来てしまってからでは意味が無く(これは秋)
アタリが付いて仔が出ようとしている時には
やってもやらなくても仔は仔で出てきます。(これは春)
普通以上に増やそうというわけですから
それには通常では花芽の出るべきところに仔を出させるのが効率的です。
と、また良いところで次回に続きますです。
ようやく文章がまとまりました。
ブログでは紙面が尽きましたのでまた次回・・・ということはありません。
でも、長いと読みにくいし、ネタのほうが尽きるということは良くありますから
ここはセコ~くその④まで小分けしてみました。
それでは本題です。
増やし方といっても買えば増えるよとか種を蒔いてみようといった話ではなく
ズバリ、仔の出し方に付いて考えてみたいと思います。
春蘭やセッコク、エビネなら毎年側芽が出て増えますし、バック吹かしという手もあります。
見慣れたものですし、逆に吹かなかったら困るようなものですから仔とは言わず新芽と言います。
でも、風蘭は上に上にと葉が繰り出すだけですから、いつも一本のままでなかなか仔は出ません。
たまたま巡り合う新しい芽は愛おしく、だから仔と呼ぶのだと思います。
一枚の葉の付け根に一つだけ芽は出来るのですが、風蘭の場合それはほとんど花芽となり、
花芽となればもうそこは使用済みでその後は何も出てきません。
たまたま花芽を休めば後にそこから仔として出てくる場合もあるわけです。
こんな感じですからどうしたら確実に仔を出して増やせるのか
決定版というのが見つからず、そこが悩ましくも面白いところです。
昔、長年1本のままだった湖東錦を上下半分に切り、
勢力を減じさせつつ若返りを図り増やしたという話が
富貴蘭界ではあまりにも有名でそれが先入観になっていたりもします。
しかし、勢力を減じさせる、若返りを図るというのは
たぶん理屈的に間違っているのではないかと思います。
でも、葉を毟る、古根を切り捨てるというのはタイミングによっては効果がある場合もあり
結果オーライもありえるということです。
ではなぜそうすると仔が出るのか?
と、良いところで次回に続きます。
お楽しみに~
ブログでは紙面が尽きましたのでまた次回・・・ということはありません。
でも、長いと読みにくいし、ネタのほうが尽きるということは良くありますから
ここはセコ~くその④まで小分けしてみました。
それでは本題です。
増やし方といっても買えば増えるよとか種を蒔いてみようといった話ではなく
ズバリ、仔の出し方に付いて考えてみたいと思います。
春蘭やセッコク、エビネなら毎年側芽が出て増えますし、バック吹かしという手もあります。
見慣れたものですし、逆に吹かなかったら困るようなものですから仔とは言わず新芽と言います。
でも、風蘭は上に上にと葉が繰り出すだけですから、いつも一本のままでなかなか仔は出ません。
たまたま巡り合う新しい芽は愛おしく、だから仔と呼ぶのだと思います。
一枚の葉の付け根に一つだけ芽は出来るのですが、風蘭の場合それはほとんど花芽となり、
花芽となればもうそこは使用済みでその後は何も出てきません。
たまたま花芽を休めば後にそこから仔として出てくる場合もあるわけです。
こんな感じですからどうしたら確実に仔を出して増やせるのか
決定版というのが見つからず、そこが悩ましくも面白いところです。
昔、長年1本のままだった湖東錦を上下半分に切り、
勢力を減じさせつつ若返りを図り増やしたという話が
富貴蘭界ではあまりにも有名でそれが先入観になっていたりもします。
しかし、勢力を減じさせる、若返りを図るというのは
たぶん理屈的に間違っているのではないかと思います。
でも、葉を毟る、古根を切り捨てるというのはタイミングによっては効果がある場合もあり
結果オーライもありえるということです。
ではなぜそうすると仔が出るのか?
と、良いところで次回に続きます。
お楽しみに~