あれから8ヵ月。
春ですから親木の柄はまだ冴えません。
それに紫外線のない蘭舎内栽培のため根色は薄いのですが
その分すくすくと伸びています。
それに引き換え仔の柄は冴えたまま。
紺覆輪中透け状態もまだ続いています。
このままの状態で固定してくれないかななんて思ったり。
こちらも柄の冴えはこれからといったところです。
新根がたくさん出て元気そう。
と思っていましたがなんか葉に皺を引いてますね。
日照強めの所に置いていて水も辛かったようです。
いくら丈夫な建国とはいえオールルビー根系は性質も弱め。
早速置き場所を入れ替えました。
あれから4ヶ月半。
下葉の皴がなかなか伸びないので
根とのバランスが悪いのかなと5枚ほど外してみました。
結果、元気になったようで仔まで出てくれました。
葉数は寂しくなりましたがまた仔付きで復活してくれるでしょう。
こちらは下葉を毟らなくても子沢山。
勢いも抜群であっという間に大きくなっています。
全斑では味もそっけもないといったところですが
親仔とも紺覆輪がそこはかとなく掛かりますから
何となく気持ちもそそります。
願わくばもっと深く掛かってくれてもいいんですが・・・。
またご無沙汰してしまいました。
さて、9月ともなればあの猛暑はすっかり影を潜め
明け方などは肌寒いくらいの気候となりました。
暑い時は根や葉の生長を止めないよう鉢周りを冷やすべく
せっせと水遣りに努めましたがもう乾かし気味でも大丈夫です。
それにしても真夏の水遣りは確かにハイリスク。
高温多湿富栄養は腐敗菌の好むところですが
鉢の中はドンピシャリそんな環境です。
しかし、そんなものには負けずにモリモリ育つ木もあれば
傷んでしまう木もあったり。
また肥料なんかもなくても普通に育つ品種もあれば
与え続けないと逆に弱ってしまう品種が傾向としてありますから
作を極めようと思えばなかなか難儀なことではあります。
さて、9月ともなればあの猛暑はすっかり影を潜め
明け方などは肌寒いくらいの気候となりました。
暑い時は根や葉の生長を止めないよう鉢周りを冷やすべく
せっせと水遣りに努めましたがもう乾かし気味でも大丈夫です。
それにしても真夏の水遣りは確かにハイリスク。
高温多湿富栄養は腐敗菌の好むところですが
鉢の中はドンピシャリそんな環境です。
しかし、そんなものには負けずにモリモリ育つ木もあれば
傷んでしまう木もあったり。
また肥料なんかもなくても普通に育つ品種もあれば
与え続けないと逆に弱ってしまう品種が傾向としてありますから
作を極めようと思えばなかなか難儀なことではあります。
ということで建国宝冠はあれから1年と2ヵ月。
秋めいた気候と共に天葉の斑色が急に白く変身してきました。
春はルビー根、秋は柄と別々に楽しみがある不思議な品種です。
ところでこの親木は一見覆輪になったようでまだ紺縞が抜け切っていないようです。
しかし、この仔は世に出た時から深覆輪。
今もその柄で推移しています。
そしてとりあえずこれが最終芸かと思いきや
なんとそれから出た仔は三光中斑に変わっています。
これが大きくなって更に増えたら中透けなんかも出るのでしょうか。
まだまだ先が長そうな品種ではあります。
あれから1ヵ月。
この品種の春先のブログ記事がないのは柄が冴えてないためだと思いますが
今年は珍しく見て分かるくらいに柄が冴え始めました。
この分だと夏は更に真っ白な柄になってくれることでしょう。
隣に置いているこちらも同じように天葉に柄を感じます。
この仔は今のところ紺覆輪を伴って出ていますが
更に葉繰りしてもこの芸が続きますようにっ。
こちらは天冴えの白縞が混じり明らかに芽変わり風。
2種類の柄を内包していてそれが複雑に絡み合い
どっちの方向に進むにか予測できない面白さがありそうです。
こちらの仔は下から出たためか力がなく柄冴えず。
そういえばここ数年、親木もこんな感じでしたから
全体的に作が芳しくなかったのでしょう。
丈夫な富貴蘭だからこそ微妙な力加減がムズいのかもしれません。
またまたご無沙汰でした。
こちらはまだ雪がたっぷり残っていて土は見えませんが
昨日あたりからすっかり春めいてきました。
今週はお天気の良い日が続きそう。
ただ、気温が高くなると花粉症が発症します。
今日はくしゃみの連発でした。
そういえばウチの猫もくしゃみしています。
こっちは猫アレルギーでしょう。
しかし、くしゃみどころではなく季節は待ってくれませんから
毎日一生懸命植え替えをしています。
ピートモス+木炭植えは全般的には良い感じなのですが
2~3年植え替えないのはそれなりに根痛みしているのもありました。
そういうのは下葉も落ちますから枯れた葉柄や根のお掃除に結構な手間がかかります。
それを植え替える手間も相当なものですし・・・。
元々、しばらく植え替えしない前提で思い付いたことですし
年に1~2回植え替えられるのならミズゴケだけのほうが簡単でいいかもと
今年は昔の植え方に戻してみました。
こちらはまだ雪がたっぷり残っていて土は見えませんが
昨日あたりからすっかり春めいてきました。
今週はお天気の良い日が続きそう。
ただ、気温が高くなると花粉症が発症します。
今日はくしゃみの連発でした。
そういえばウチの猫もくしゃみしています。
こっちは猫アレルギーでしょう。
しかし、くしゃみどころではなく季節は待ってくれませんから
毎日一生懸命植え替えをしています。
ピートモス+木炭植えは全般的には良い感じなのですが
2~3年植え替えないのはそれなりに根痛みしているのもありました。
そういうのは下葉も落ちますから枯れた葉柄や根のお掃除に結構な手間がかかります。
それを植え替える手間も相当なものですし・・・。
元々、しばらく植え替えしない前提で思い付いたことですし
年に1~2回植え替えられるのならミズゴケだけのほうが簡単でいいかもと
今年は昔の植え方に戻してみました。
こんな感じです。
やはり富貴蘭に富貴蘭鉢のフォルムが似合いますね。
この植え方は数年ぶりで果たして手が覚えてるかと思いましたが
ピートモス植えと比べたら超ラクチン。
植え替えが楽しくさえ思えて、これならフットワークが軽くなりそうです。
やっぱりなるべく蘭に触って色々やり取りすることが大切と改めて思いました。
前置きが長くなりましたが建国宝はあれから4ヵ月。
十分に水を吸っていかにも動き出しそうといった感じです。
葉艶も増してきました。
柄は冴えたり沈んだり季節ごとに魅せてくれますし
とびきり濃いルビー根ですからこれからの季節が楽しみです。
こちらの木も親仔共々無事に越冬しました。
地味柄っぽい仔でも稚葉には中透け柄がまだ残っています。
こちらの仔も天葉が伸びたらさぞ綺麗かとワクワクです。
色々なパターンを楽しむにはやはり仔出しでしょうね。
ご無沙汰でした。
11月も半ばを過ぎ週間天気予報にはマークが並び始めました。
雪が降るまでにと車のタイヤ交換や家の周りの雪囲い、
山草棚の鉢の移動などをやっていましたがようやく終了。
もういつ雪が降り積もっても大丈夫です。
この間、特に力を入れたのが夏作用風蘭棚の整備。
何しろ2年も使っていなかったのでゴミ置き場になっていました。
それの撤去や棚の配置換え、遮光具合の調整、照明などいろいろ手を加えてみました。
そんな棚に置くのは半年以上も先なのに今やらなくてもとも思ったのですが
凝り性がちょっと目覚めてしまいました。
11月も半ばを過ぎ週間天気予報にはマークが並び始めました。
雪が降るまでにと車のタイヤ交換や家の周りの雪囲い、
山草棚の鉢の移動などをやっていましたがようやく終了。
もういつ雪が降り積もっても大丈夫です。
この間、特に力を入れたのが夏作用風蘭棚の整備。
何しろ2年も使っていなかったのでゴミ置き場になっていました。
それの撤去や棚の配置換え、遮光具合の調整、照明などいろいろ手を加えてみました。
そんな棚に置くのは半年以上も先なのに今やらなくてもとも思ったのですが
凝り性がちょっと目覚めてしまいました。
ということで建国宝はあれから2ヶ月半。
秋めいてからの葉繰りは3分の2枚といったところです。
それにしてもここ数年、柄がパッとしないのは
やはり通年蘭舎内で育てていて紫外線が当たらないせいでしょうか。
以前、外棚で育てていた時は日の出から数時間は直射日光が当たり
その後は50%遮光ぐらいの環境でした。
柄が冴えていたのはそういう環境下にあったからなのでしょう。
ただし、秋は休眠状態になるまで外棚に置かなくちゃ意味ないですし
葉繰り半枚くらい犠牲になるのはちょっと痛い所。
それでも締まった姿と、冴えた柄になったほうが楽しめますから
来年からはまた外棚主体でやってみようと思っています。
それにしても何年も掛けて道草食ったり回り道したり
我ながら無駄なことばっかりやっているものです。
おっと、忘れるところでしたがこちらはもう少し調子が良く
1枚弱の葉繰りでした。
もう少しメリハリがあれば良いのですが
紺縞を残しつつ暗みゆく柄に味わいを感じます。
こちらの仔も柄はイマイチ冴えず。
紺縞も地合いに紛れて分からなくなってしまいました。
ただし、今年出た仔はまだ紺覆白中透けが続いています。
こちらも紺覆輪が残っていて面白そう。
こんな感じで潜在能力は飛び切りなのですが
葉繰りを多くしようとか仔を出そうとか思惑のほうが勝って
それを活かせてないのが残念なところです。
あれから2週間。
天葉がグンと伸びています。
それとともに葉元は真っ白に。
片側だけの紺覆輪と地合いの間に白縞も流し
先が楽しみな芸にもなってきました。
隣に並べているこちらも同じような成育振り。
あるかないかぐらいの紺覆輪ですがこれは隠し味のようなもの。
料理の味を一段と引き立たせます。
仔にも親木と同じような隠し味が・・・。
最近出た仔も大きく膨らみ
こちらの紺覆輪柄はこれからですが
こっちのほうははっきりとした紺覆輪。
果たしてこれが最終芸なのか
それともまだ先があるのか楽しみは尽きません。
先日の木より柄が派手なタイプです。
紺中通しがわずかに入る木ですが
その分、ルビー根ばかりじゃなく泥根も出ますので
割と丈夫に育ちます。
とはいえ、1本の仔が芯痛。
がっくりしていたところ、それから仔が出てきました。
枯れているところが見えましたのでまた失敗したのかと拡大してみたら
何とか天葉は大丈夫そう。
この品種は今までここから完全な紺覆輪芸になったことはありませんが
いつかは出るんじゃないかと希望を持っています。
それが今なら僥倖の至り、望外の喜びではありますが・・・。
先日までは連日最高気温が35℃近くまで上昇していましたが
棚下ミストのおかげで蘭舎内の温度は最高でも32℃止まり。
黒牡丹や剣龍など熱風で葉が焼けやすい品種に被害はなく
今年は無事に夏を越してくれそうです。
そして台風が過ぎ去り、お盆も近いとあって
心なしか過ごしやすい気候となりました。
棚下ミストのおかげで蘭舎内の温度は最高でも32℃止まり。
黒牡丹や剣龍など熱風で葉が焼けやすい品種に被害はなく
今年は無事に夏を越してくれそうです。
そして台風が過ぎ去り、お盆も近いとあって
心なしか過ごしやすい気候となりました。
建国宝はあれから1ヵ月弱。
どうして季節を知るのか不思議ではありますが
まだ暑いさなか、天葉が真っ白に上がってきました。
しかも片側だけですが太い紺覆輪付きです。
この天葉が伸び切って次が顔を出す頃、一番の見頃となるのでしょう。
それで今年の成育はお仕舞かも。
こちらの木も真っ白な天葉がスーッと伸びだしています。
紺覆輪は今のところわずか。
しかし上の木も以前は似たような柄でしたから今後の進展に期待です。
それよりも苔の間から出た仔だけでも大喜びでしたのに
更にこんなところから仔が2本。
これは大奮発です。
増えてほしい木が増えるって嬉しいものですね。
あれから9ヵ月。
親仔共々、期待値からしたらそこそこの成育振りです。
植え方がシックリしないのか何やら頻繁に植え替えてるようですが
生育がそこそこなのはそのせいもあるのでしょうか。
柄の冴えもこれからですが白覆輪紺中通し柄が少しずつ見え始めてきました。
秋口からの変身が楽しみな品種です。
あれから1年。
根を痛めたせいかその後も下葉をたくさん落としましたが
それでも新根をたくさん出し、葉繰りも3枚したようです。
それに姿と柄が良くなったようで葉にずんぐりとした厚みが出て
紺覆輪も頻繁に掛かるようになってきました。
今の時期、柄の冴えはイマイチで分かり難いのですが
秋口から紺覆輪の掛かった状態で真っ白に冴えだすとさぞかしきれいでしょう。
こちらは時折ぐらいしか紺覆輪の出ない木。
すんなりと素直に育っています。
こんなところから仔が出るのは木が元気な証拠でしょう。
秋から冬にかけては富貴蘭シーズンが終わるようで寂しいものです。
しかし棚に一つぐらい、秋が待ち遠しい品種があればその気分も癒されるかも。
あれから1作。
真ん中あたりの木です。
前回のぽちぽち付いていたアタリはそれなりに育ち
結構な仔沢山になっています。
木勢がおとなしい分、花芽が付き難いのでしょう。
仔の出処に困ることは無さそうです。
ところで秋になって柄が白く冴え出してきましたが
全斑ですのでインパクトがいまいち。
どっかに紺覆輪か紺縞があればなあと思ったり。
まあ、紺覆輪は時折出ますし仔沢山ですから
確率的にもこのまま物量作戦で押してみたいと思っています。
あれから1ヶ月。
秋の1ヶ月はたいした生長も無いだろうと思っていましたが
こうして見ると意外に伸びているものです。
さすが葉が積み上がった超古木です。
派手傾向に向きがちな本品種ですが
この木は紺地たっぷりですし葉数の多さも幸いしているかも。
いかにも勢い良く生長しそうな仔も同芸で何よりです。
植え替えてみましたら根はカップうどんのように
鉢の形をトレースしています。
こうなればピートモスのアンコを真ん中に詰め込み
長いミズゴケを3方から巻いて
あとは鉢にスポッと突っ込むだけ。
植え替えは超楽チンです。
しかしこんなのばっかりだと良いのですがなかなかそうもいきません。
早くも9月。
夜は過ごしやすくなりましたがまだまだ暑い日が続きそうです。
それでも秋を感じるのか建国宝冠の柄が冴えてきました。
・・・あれから4年。
柄の派手な建国宝の仔を外してから
長らく超古木かつ素立ちを気取っていましたが
ついにアタリが付きました。
しかも花芽予定位置から。
もっともその下にはもう仔の出る空き家はありませんからね。
親仔共々これから冴えてくる白柄に魅了されます。
上から出た仔ですからさぞ生長は早いことでしょう。
1度あることは2度あるようで
こちらの古木からも仔が出ました。
上と同じようなパターンです。
こちらの仔は紺覆輪中透け風。
更に2度あることは当然次もあり
この古木にも花芽予定位置から仔が出てくれました。
この仔は三光中斑風な柄。
古木の上の方から仔が出るなんて滅多にないことですが
それが三連荘ですから何ともめでたいことです。
たぶん何かしら作に仕掛けがあった結果でしょうが
それが分かれば苦労はないというか
たぶん、10個か20個の相乗効果なので来年も再現させるのは無理でしょう。
あれから9ヶ月。
柄と根色が冴えるかなと
春から紫外線の多い外棚に置いていました。
そうしたら案の定、根色は綺麗になり柄も早々に冴え始めました。
しかも今年の天葉は紺覆輪を伴い更に綺麗です。
ただし、葉の皺がなかなか取れず
変だなと思って鉢を開けてみたところ根が3分の一ほど腐っていました。
ピートモスで丁寧に植えたはずでもこんなことが有ったりします。
根が落ちた分、下葉も少し落として植え替えました。
新根はたくさん出ましたから直に皺も伸びるはず。
枯れたら困りますが花芽がお留守になって
仔でも出てくれればそれで御の字です。