あれから4ヶ月。
夏の終わりごろから天葉が真っ白に冴え始めてきました。
いわゆる牡丹芸。
耳摺りでもよいので常に葉淵に紺覆輪があれば最高芸と思うのですが
そちらのほうはどうも気まぐれのようです。
今年こそは仔が出てくれるかなと思っていましたがまた花芽が二つ。
外棚で育てればもっと白く柄が冴えるところですが
そこは目をつぶって蘭舎の中でひと夏越させてみました。
おかげでアントシアニンはほとんど出なかったのですが
建国系の古木ということでなかなか言うことは聞いてもらえないようです。
アブハチ取らずとはこんな事を言うのかも。
思えば一昨年の夏は日当たりの良い外棚でしたのでルビー根は真紅で
柄も透き通るように冴えてきれいなものでした。
こちらは元気さが感じられるちょっと小型の若木です。
以前、下葉にあった紺覆輪の面影こそ感じられませんが
株立ちですので天葉3枚白いのが揃うと結構きれいです。
やはり若木だけあってまた仔が出てきました。
そういえば以前はこんな柄の仔に胸を高鳴らせたものでした。
更にあちこちからアタリが顔を覗かせています。
さすが若木だけあってよく仔が出てくれますね。
こちらは紺中通しのある建国宝冠です。
この芸もだいたい固定はしていますが意外に派手仔が出やすいようで
仔は建国宝になっています。
普通、派手木は嫌われるのですがこれは柄の冴えるのが秋限定のため
濃い真紅のルビー根を伸ばしつつ健全に育ってくれます。
入手するならこんな木が面白そう。
いわゆる一鉢で2度おいしいというヤツですね。
あれから11ヶ月。
天葉の柄はまだ冴える気配のみで今の見所は根だけです。
しかしその根色は濃いルビーとまではいかずまだ少し薄いまま。
というのもウチの蘭舎は屋根も側もポリカの複層パネルで内側にはポリカの波板を張っています。
そのポリカは紫外線をカットしますから蘭舎内の紫外線はほぼゼロのはず。
紫外線を浴びると植物内に活性酸素が発生し
それを無毒化するためにアントシアニンなど出たりしますが
ルビー根系の根色が薄かったり大江丸縞に紅が乗らなかったりしますので
やはり紫外線は入ってこないものと考えています。
つまりはストレスフリー。
余計なことにエネルギーを使わなくてすみますから生育面ではご機嫌かも。
ただ、通年これでは軟弱に育ちそうで5月下旬には外棚に出すことにしています。
そして外に出せば当然ながら根色は更に冴え濃く変身します。
当然といいましたが以前はこのからくりがわからず心配したものでした。
あの時の割り仔も柄の冴えはこれから。
植え替えたばかりの鉢は乾きが良すぎるのか葉に皺寄ってますが
根っこはたくさん出てますから直に収まるでしょう。
ピートモス植えとはいえ使う量とか混ぜ込む木炭粒の割合、
植え方など不確定要素が多すぎます。
どっかにスイートスポットがあるはずといろいろ条件を変え試してはおりますが・・・。
やる気無し男のなせる性か一旦止まるとなかなか進まないブログです。
この間、花切り、枯れた下葉の整理、ちょこっと植え替えなどで遊んでました。
花はすべて切り終えようやく棚に静けさが戻ってきました。
スズメガが入り込んで夜な夜な交配しまくっていましたので
実をたくさん実らせてごめんなさいといった感じです。
そういえば花切りしていて気付いたのですが
湿度と気温の高い今頃から発生するカイガラムシが今年は皆無。
春に遮光ネットをダイオミラーに替えてみたのですがそのせいかもしれません。
アブラムシやアザミウマはキラキラ光るものを敬遠するという話ですが
カイガラムシも始めは成虫がどっかから飛んでくるわけですから
これも光るものを嫌うのかもしれません。
何しろお天気の良い日は外から見ると光を反射してまぶしい位ですから・・・。
そっちの効果は想定外でしたので何か得した気分です。
殺虫剤を使わないので棚に毒気が無くアマガエルは超元気。
良く肥えていますのでハエか何かの虫を食べてくれているんだろうと思います。
この間、花切り、枯れた下葉の整理、ちょこっと植え替えなどで遊んでました。
花はすべて切り終えようやく棚に静けさが戻ってきました。
スズメガが入り込んで夜な夜な交配しまくっていましたので
実をたくさん実らせてごめんなさいといった感じです。
そういえば花切りしていて気付いたのですが
湿度と気温の高い今頃から発生するカイガラムシが今年は皆無。
春に遮光ネットをダイオミラーに替えてみたのですがそのせいかもしれません。
アブラムシやアザミウマはキラキラ光るものを敬遠するという話ですが
カイガラムシも始めは成虫がどっかから飛んでくるわけですから
これも光るものを嫌うのかもしれません。
何しろお天気の良い日は外から見ると光を反射してまぶしい位ですから・・・。
そっちの効果は想定外でしたので何か得した気分です。
殺虫剤を使わないので棚に毒気が無くアマガエルは超元気。
良く肥えていますのでハエか何かの虫を食べてくれているんだろうと思います。
ということで建国宝です。
あれから1ヵ月半。
天葉は白く伸び出していますがまだ時期が早いのか冴えは今一歩。
しかし特筆すべきはこの根色。
建国殿や金牡丹などでも春先と違って今の時期、鮮やかさが無くなりますが
これは通年(と言っても生育期だけですが)濃いルビーを維持しています。
いくらご機嫌とはいえ根冠が急に成長速度を増すわけではなく
ゆっくりと伸びるためなのでしょう。
普通、この根色で出る品種はちょっと伸びて止まってしまいますので
これはそれとの中間、絶妙な塩梅ではあります。
ところで気になるのはこのアタリ。
花芽予定位置から出ていますので花芽になるに違いありませんが
これが仔で伸びてくれるようならまさに天地の差。
そうなるように毎年挑戦しているのですがほとんど跳ね返されてしまいます。
とはいってもいつものごとく期待を込めて眺めてはいるのですが・・・。
あれから4ヶ月。
春から1枚弱の葉繰りは派手柄にしては勢いがよいほうかも。
今はまだちょっと柄があるかなといった程度ですが
この天葉は8月には純白柄に変身します。
今から待ち遠しい限り。
また紺覆輪など掛けてくれたら更に嬉しいことですが・・・。
親木は紺中通しがある分、根は泥根ですが1本だけルビーで出てくれました。
紺の耳摺りも現れます。
古木になってしまいましたが果たして仔が出てくれるかどうかです。
今年の作はちょっと期待しているのですが
まあ、たぶん思い描く夢のような展開にはならないでしょうね。
あれから半年。
白く冴えて伸びていた天葉は紺地が増し
今はほのかな雪明りのような柄を残すのみです。
年中このままの柄なら詰まりませんが
季節によって冴えたり沈んだりを繰り返しますから
この柄もまたいい雰囲気かな~と思えてしまいます。
見ていて飽きませんからね。
もっとも関西や四国で作すれば不思議なことにこの木は下葉まで柄が浮かび上がります。
それはそれでインパクトがあってとっても綺麗でした。
昨年、仔を外して寂しい姿になりましたから
今年はまたがんばって仔を出して欲しいものです。
こちらの覆輪タイプはあれから10ヶ月。
さっぱり仔に恵まれず、もうすっかりオバン木になってしまいました。
覆輪タイプは区別するため建国宝冠と呼ぶことにしています。
それでも覆輪は完全に固定しているわけではなく
時折派手仔が出る種木としても面白そう。
ところで、今年は作をガラッと変えてみるつもりです。
もし、こんな木にも仔が恵まれたら嬉しいことですが・・・。
さて8月・・・ってもう10日も過ぎてしまいましたね。
8月に入って蒸し暑い日が続いています。
今日の秋田はかつて経験したことのない大雨のようですが
こちらにはパラパラッと来た程度。
そして明日からはまたお天気マークが続きます。
8月に入って蒸し暑い日が続いています。
今日の秋田はかつて経験したことのない大雨のようですが
こちらにはパラパラッと来た程度。
そして明日からはまたお天気マークが続きます。
建国宝はあれから2ヶ月弱。
天葉が白く冴え、しばらくご無沙汰だった紺覆輪がまたお出ましになりました。
そしてふと見ると出たばかりの仔は更に太い紺覆輪です。
こうなると株の間で窮屈ではないか日が当たらないのではないかなどと気になることしきり。
結局我慢できずに株分けしてしまいました。
と言うことで親木は素一本・・・。
あれ、紺覆輪の仔はポロリなのか~、これは蜜の味か~と思った方は残念でした。
自分もてっきり親木のほうかと思っていたのですが仔の方に付いていたのでした。
外す直前に気がつき止めたほうが良いんじゃないかと
頭の中で危険信号がピカピカ点灯しましたがそこは勢いと言うもの。
でも実質はポロリかも~とちょっぴり後悔もしています。
今後、順調に育ってほしいものです。
あれから2ヶ月。
まずは良好な葉繰りです。
こんな派手柄でも年3枚は行けそうかも。
そういえば昨年の今頃はまだ親木に付いていたのに
もうすっかり独り立ち、一人前の顔をしています。
それほど下葉を落とす木でもなさそうですから
数年後には更に良い姿になってくれそう。
株分けしようかなとも思いましたが
このままでブログネタや展示会用にすれば面白そうです。
綺麗なルビー根は止まりそうで止まらずまだ伸び続けています。
昨日、何気なくテレビを見ていたら壇蜜様が登場、
おぉっ、と思ったのも束の間
これ嫌いとお袋にいきなりチャンネルを変えられてしまいました。
口論に発展しましたが勝てる相手ではなく
ふと、富貴蘭の水遣りを思い出し席を立った次第。
壇蜜はともかく、今の時期というか木炭植えは良く乾きます。
やはり、富貴蘭にハァハァする性癖を持つ身ですからこっちが最優先です。
おぉっ、と思ったのも束の間
これ嫌いとお袋にいきなりチャンネルを変えられてしまいました。
口論に発展しましたが勝てる相手ではなく
ふと、富貴蘭の水遣りを思い出し席を立った次第。
壇蜜はともかく、今の時期というか木炭植えは良く乾きます。
やはり、富貴蘭にハァハァする性癖を持つ身ですからこっちが最優先です。
建国宝はあれから5ヶ月。
ハデ柄ですので今までの失敗の轍を踏まないよう
慎重に慎重を期し3本仔付きで株分けしましたので無事に越冬。
順調に生育しているようです。
まだちょっと薄いルビーですがしばらくするともっと色が濃くなってきます。
以前は今付いている仔が紺覆輪を伴って出てきたりしましたので
ここから更に面白い変化を期待したい所ですが
ここが終着点、最終芸っぽい気がしないでもありません。
それでも新月殿や建国殿羆のハデ柄とは柄が微妙かつ、はっきり違うのが面白いところ。
それも親木の柄の性質に由来するものかと思います。
その親木です。
時折ルビー根が出る程度でほとんど泥根ですが
その分、木は元気です。
古根や下葉を外さない状態で仔が出たら
上のハデ仔の様に超元気な仔に育ってくれますのでいつもそれを狙っています。
ただ、この木とはしばらく我慢比べの日々が続きそう。
あれから3ヶ月。
派手柄でルビー根ばかりの木でしたから不安はありましたが
親から外れてもどうやら生育しているようです。
これで調子こいて来年の今頃は4鉢になっているかも。
この柄が最終芸という気がしないでもないのですが
確か稚葉から2~3枚目までは紺覆輪していました。
それの継続した木に出会うにはともかく芽数を増やさなくては。
今は天葉の柄が暗みつつありますが秋口には白冴えしますので
現状の芸でもとっても綺麗です。
一方、この仔を外した親木は三光中斑風の覆輪柄を維持。
西出に例えると真鶴っぽい柄の木が出て当然なのでしょう。
とはいえこの木の仔出しはしばらくお休み。
仔を取られて怒っているのかも~。
あれから1ヶ月。
植え替えた所、仔に根が十分ありましたのでついに株分けできました。
それぞれの仔も外す事は出来たのですがそこは用心深くそのままに・・・。
ついでにユウレイ柄(金牡丹芸)ですから名前も建国宝に変えてみました。
前はいくらか紺縞がアクセントになっていたのに今の天葉は全部ユウレイ柄そのもの。
これからもっと冴えてくればきれいでしょうが
でも、ここまで派手にならなくてもいいのに。
ただ、新月殿とはかなり趣が違いますので間違うことは無さそう。
親木はこんな感じでだんだん柄が冴えてきました。
三光中斑風の柄で安定しています。
仔が出ればまた変化もするのでしょうが
素立ちの古木になりましたから仔出しはしばらくお預けです。
そういえば20日ほど前、株分けの時撮った画像がありました。
ユウレイ柄だけあって花茎もルビー色で伸びています。
あれから2ヶ月。
柄の冴えは今一歩ですが、確か去年も冴えるのはお盆頃だったような。
仔のほうも葉元から白くなってきましたが
天葉全体に冴えを見せるのは1ヶ月先といった感じです。
いつもは花芽を摘むのですが総柄の木ではどんな感じになるのか1本残してみました。
やはり葉が総柄だけあって金牡丹のように濁りのない透明感のある赤軸でした。
咲けば花は白だと思いますが・・・。
ところでカテゴリーと品種名を建国宝としてみました。
もちろん総柄のみに付ける名前です。
これからのは建国宝中心にする予定です。
おっと、その前に株分けしなくちゃ。
それにしても安易な名付け。
あれから1ヶ月ちょっと。
天葉が勢いよく伸びてきました。
親木の天葉の柄もようやく判別できるようになりましたが
これから更に暖かくなって成長が急になると真っ白に冴えてきます。
紺中通しがあるため親木から出る根はほとんど泥根ですが
総柄の仔の根はオールルビー。
それにしてもこれで紺覆輪がバッチリ決まってくれれば完璧なのですが
切れ切れになるのが玉に瑕です。
孫仔も出芽は紺覆輪を伴っていたものの
成長と共にそれはどこかへ行き白柄のみになってしまいました。
それでもパイナップル芽ですしこれから更に仔が出たりすれば
また毛並みの違うものを拝むことが出来るかもしれません。
正直、こんなに派手では親から外せるのかと心配でしたが
これだけ元気な根が出てくれればもう大丈夫そうです。
ところでいつもとんでもない木を紹介してくださる富貴蘭讃歌さんが
更に突拍子もない白系羆をされていますが言わばこれはそれの建国殿版。
・・・といいたいところですが紺覆輪がねぇ~~~
4月になりました。
が、家の周りはまだ雪の山。
なかなか汗ばむような陽気とはいかないようです。
この木はあれから4ヶ月。
根が動き出し生育開始した模様です。
もっと成長速度が増せば天葉の白柄を拝めるのですが
今はまだお預け状態です。
ところでこれは木が大きいのでいつも写真写りがイマイチ。
照明設備がチャチィからでもありますが・・・。
株分けしてコンパクトにしたいものとも思いますが
やはり仔が総柄ですからその後の生育がちょっと不安。
また、その仔から出た仔がパイナップル芽ですから
もっと勢いを付けさせるべく
あと一作、早くても6月ぐらいまで様子を見てからと思っています。
独立させればさぞかし綺麗なことと楽しみではあります。
あれから2ヶ月。
毎年のことですが夏以降、純白柄で伸びていた天葉の色は
すっかり鶯色に変わってしまいました。
これから更に暗んで春には何これ?といった感じになってしまいます。
それでも大仔はそれに付いた仔も含めてルビー根確定。
春から楽しめるようになりました。
それにつぶれるかと思っていた仔も持ち直してくれました。
建国殿ではよく見かける白絣縞が100%ピュアな状態で現れたものですから
斑の浮き沈みを観察するにはもってこいの品種かなと思っています。
あれから2ヶ月弱。
一枚の葉繰りとは驚きです。
やはり木勢の良い木は違います。
柄は先日まで純白に冴えていましたが今は少し沈んだようです。
でもその柄が~
仔はユウレイ地合いになってしまいました。
柄のタイプが違うのかこの木に紺を巻かせるのはなかなか大変のようです。
ところで一度枯れかかった仔の葉元に柄が出てきました。
これも次の葉でいきなり派手柄になるのでしょうか。