富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

豆羅紗

2017年10月16日 | 青物




あれから3年半。
一応、植え替えなんかもしているようですが
ごちゃごちゃしているところを見ると株分けしてたのをまた寄せ植えしたようです。
一見普通の豆葉でありながら
突然羅紗葉に転じるところなど面白いかなと思っているのですが
今となってはそれがどうしたの?といったところかも。








と思いつつ手に取って見たら天葉1枚に縞が入っていました。
ちょっと嬉しかったのですが
これも今となっては・・・・といった感じでしょう。








小さな完全羅紗芸のほうはそろそろ風前の灯火。
孔雀丸なんかでも芸が100%の木はこうなっちゃうことが多いので
このタイプは意外に手ごわい相手です。

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九重山

2017年10月05日 | 青物



あれから3年。
柄があるわけでもなく花が咲くわけでもなく
いつも変わらない雰囲気ですから時折手に取って見る程度です。

しかしさすがにそのままでは根がアチコチに飛び出して見栄えが悪くなります。
そこで植え替えることに。
結構いい雰囲気になっています。

3作してもそんなに変わってないんじゃないの~とか思っていましたが








上からの画像を比べてみるとかなり芽数も増えています。
いくら仔吹きの良い品種とはいえ1本からだと
ここまでするのには10年以上は掛かりそう。
普段は目に入らないような小さな株でもそれなりに年期は入ってるんですね。
こんもりとした小山のような姿は
小品盆栽的な視点でみれば最高傑作といえそうです。

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天玉宝

2017年05月02日 | 青物



あれから5ヵ月。
更に順調のようで新根はたくさん出ましたし





仔にもアタリが2本付いています。







しかし這い苔も繁茂してきました。
見た目はきれいなのですがこれがびっしりになると
少しの水遣りははじいてしまいますしたっぷりやると乾かなくなります。







そこで植え替えるのですが根は意外に傷んでおらず一安心。
急に機嫌が良くなったのはこんな感じに根が出来たからかも。









植え替えついでに仔を外しました。
長いこと見慣れたせいもありますが素立ちの似合う木です。








仔も増殖用に取っときましょう。

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樹扇

2017年04月24日 | 青物
今年から思い付きで始めたあんこのピートモスのお尻に木炭を突っ込む植え替え方
これがなかなかいい感じです。
水をやった後の水の引き具合や乾き具合が絶妙。

となると、昨年秋までの植え方がどうも気になり出します。
ピートモスが鉢穴からこぼれないようお尻のほうにも水苔を当てていましたが
根の多いものはともかくとして根の弱い木、少ない木では
どうしても下に湿り気が残り水やりのタイミングが合わず根痛みも散見されます。

そこで秋に植え替えたばかりの鉢も再度やり直すことにしました。
下に木炭を当てると一番長い水苔を使わなくて済み経済的かも。
とはいえ、昨年の時点でもこれで3年は植え替えなくても大丈夫と思って
やっていましたからちょっと泣けてきます。
それでも植え替えて半年後の鉢の中の状態を観察でき、また引出しが増えました。










と、前置きは長くなりましたが樹扇です。
長いこと棚にある木でどっかに画像があるはずと
このブログ内を探しましたが見つかりませんでした。

昔、萩宝扇がマイブームの頃、これに匹敵する針葉がまだあるはずと入れた木の一つです。
結果はそうでもなかったためか長いこと手入れ不足。
でも逆に葉が短くなってこのまま何作かすれば雰囲気良くなりそうです。







使っているのはお馴染み、ピートモスと木炭ですが
根を巻いているのはアート水苔です。







アート水苔といえば15年ほど前に短いミズゴケでもきれいに簡単に植え替え出来る
ということでちょっと流行りましたがカビが生えるのでボツになったようです。

ただピートモスのタンニン成分には防腐、防カビ作用などもあり
使えるのではないかと引っ張り出してみました。

ちょっと見栄えは良くないのですがミズゴケは1本も必要としないし
大株でも植え替えは超ラクチン。
これが使えたら仕事も捗りそうです。

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島根産針葉

2016年12月30日 | 青物



あれから3年。
いつも蕾の無いしょぼい花茎を伸ばすだけで
一度も花を見たことはありませんでした。
ところが秋口に伸びだした太めの花茎の先に蕾が1個付いているではありませんか。
これは写真に撮らなければ・・・。
その前に植え替えてばさばさの根を鉢に収めなければと思い
鉢から抜いてイロイロやってるうちに蕾がポロリ。
残念でしたがとりあえず日記に残しておきましょう。

ほったらかしてボロい株になってしまいましたが
葉繰りの良い品種ですし目標が出来ればまた見違えるほど良くなってくれるでしょう。









最初、短い葉で出て詰んだような姿ですが
何年かするといきなり長い葉に入れ替わる不思議といえば不思議な木ではあります。

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天玉宝

2016年11月26日 | 青物
今日は良いお天気となりましたが外気温は上がらず。
ただ、これからは春まであまり太陽が顔を出すことは無く
雪か曇りの日が続きます。
先日水遣りしたのがまだ乾きませんので蘭舎内は最低8℃キープにしていますが
鉢が乾いたら最低5℃から最高10℃の間を維持し
春まで水遣りせずに冬越しさせることになります。

植え替えしなきゃいけないのがまだ相当数ありますが
今、根をいじって作落ちさせたら元も子もありませんから
植え替えは春までお預けです。








かなり前に(たぶん10年以上)こまめさんから頂いた天玉宝です。
長いこと大きくならず増えてもくれなかったのですが






どうした訳か今年の天葉が5割増くらい大きくなっています。







それに伴い仔も出てきましたし







下の仔にも2個アタリが付きました。

しばらく植え替えもしていませんし
夏は新たに蘭舎を建てたり前の蘭舎の棚を改造したりで
あっちに持っていったりこっちに持ってきたりしていましたから
機嫌の良くなった原因がさっぱり分かりません。

ただ、植え替えしなくても作上がりすることがあるんですね。
これが分かっただけでも心強いことです。
またさぼり癖が付いちゃいそう。


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金銀羅紗

2016年11月25日 | 青物



あれから6年。
しばらくはカッコイイ姿を維持していました。
が、今年日射が強めの外棚に置いていたところ
下葉をパラパラ振るって裾が上がりいかにも寄せ植え風となってしまいました。
もっとも10年前に2鉢あったのを一鉢にまとめているんですけどね。

下から仔でも出て空いた空間を埋めてくれれば嬉しいんですけど
こんな感じですからそうそう増えてはくれないみたいです。

それでも日が強かったせいで葉にはアントシアニンをたっぷり含み野趣豊かになりました。







そうそう、芯痛で天辺から仔が出た親木はいつの間にかこうなってました。








アントシアニンの出ない実生木は同じところに置いてもこんな感じです。
株分けも植え替えもしてませんからさすがに勢いは止まりました。








3鉢目の実生木は6年経ってもこんな感じ。
一回り大きくなっただけのようです。







結実したのがそのままになっちゃっています。
ボンボリにも葉緑素があるから何かの足しになっているかもとか思っていましたが
なにやら本体の葉が黄ばんで元気無さそう。
やっぱり相当エネルギーは吸い取られているのかも。

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兜丸

2016年05月24日 | 青物




あれから4年と8ヶ月。
今年は雪が少なく、春も暖かかったのか
早くも花芽が上がってきました。
とはいえ7年前の1ヵ月後がこんな状態でしたから
栽培環境はずいぶん変ったものです。
その頃は蘭舎を増築したばかりでまだ手探り状態。
こちらの自然作りに近い感じでした。

しかし今は枯らしちゃいけないものが増えたせいか
あまり皺がひどくなる前の早めの水遣りと
それに伴う保温をする為か立ち上がりが早くなりました。

ただ、花芽が動き出すのはこの鉢ばかりじゃなく他も同じ。
花芽摘みをしなくちゃなりませんが
水遣りするのがやっとで取り出すのが至難の業といった鉢が多数有ったりします。

ようやく取り出して植え替え、株分け、花芽摘みを同時にしていますが
根の伸びも落ち着いてきましたし
案外、今の時期がいろいろまとめてやれる感じです。

確かに新しいミズゴケで春を迎えるのは気分の良いものですが
その為に何も真冬に鼻水流しながら植え替える必要は無さそうとか
今頃になって思うのも変な発想なのですが・・・。

これもまだ先の生育期間が長いという
今の生育環境があってのことなのでしょう。

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針鼠

2015年06月10日 | 青物



あれから半年。
春の書き入れ時でも生育は遅々としたものです。
ようやく1枚近く伸びたといってもその長さは1センチ。
たまたま仔の孫仔が付いたくらいでほとんど増えませんし
新根も年に1本か2本出るくらいです。






それが今回どういう訳かとんでもない所にアタリが付きました。
もっと上の良い場所に潜芽が有りそうなものなのに~
何年か育てていますが萩宝扇と同じくらいの気難しさではあります。
それでも良い芸をしているのなら納得ですが・・・。






この仔を外して単独で植え込めばまずはかわいらしい佳草とも思えるのですが
木勢が付いて親木のようになっちゃうと
イマイチかなあといった感じです。
それでも超小型針葉コレクションの一つに加えておきたい木ではあります。

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翠海

2015年02月07日 | 青物



あれから半年。
こちらも1本外し植え替えてみました。
以前痛めてしまった葉は全部入れ替わりすっきりした姿になっています。
てっぺんがやや斜めでしたのでまっすぐ建て直し
ピートモスで植えて今回は軽くミズゴケを巻いてみました。

締まっていると大波青海ほどには湾曲しませんが
付けの具合はよく似ていて何しろ青軸です。
とはいえ大株にしちゃうとありがたみが消え
ただの山フーランに見えなくもないような
でも、そう思えるのも今の時期だけ。
根出しや花の時期など見頃は盛りだくさんです。

コメント (2)
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松風

2015年02月06日 | 青物



あれから7年。
注文をもらいましたので確かあったはずと棚を探し回ることしばし。
こんな姿になっていてはなかなか見つけられないはずです。
思っていたイメージとちょっとかけ離れていましたので~。
何年も植え替えせずにいたのが原因なら
木炭にも嫌地的なものがあるということなのでしょうか。
それでもさすが木炭植えだけあって根痛みは皆無。
とまれ、1本別にして植え替えです。







鉢数を抑える為に寄せ植えしてみました。
姿の整った品種ですので葉重ねさえ増せば魅力度
がんばってみます。

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針鼠

2014年12月05日 | 青物




あれから一作半。
びろ~んと伸びた葉をそのまま維持しております。
ただ、大きくなって木勢が付いたかといえばそうではなさそう。
親木は下葉がポロポロ落ちるし仔や根もあまり出てきません。
なんだか黄金虫萩宝扇に相通じる一筋縄ではいかない品種のようです。






それでも仔はがんばっているようで2本孫仔を上げています。
花茎まで伸ばしたのですが針葉品種にみられる花茎のみで蕾は退化していました。

この仔ぐらいの大きさでいてくれれば良いのですが果たして・・・。
それにしてもこの仔も生まれてから5年ほど。
まだ根は2本で割ることができません。

姿の良さでいったら萩宝扇はダントツですが
こうして針葉仲間が増えるのはうれしいことです。

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九重山

2014年10月07日 | 青物




あれから11ヶ月。
ほぼ一作です。
いつぞや蘭国さんからやって来ました。
最初は頼りなげな姿でしたがぽこぽこ仔を生み
今では小さいながらもこんもりとした山のよう。

一本一本の葉持ちはそれほどでもないのですが
その分ほぼすべての葉の付け根から仔が出て
潜芽になる暇は無いといった感じです。

こんな増え方をする品種は滅多にありませんので
俄然、先々が楽しみに思えてきました。
しかしこんな見過ごしてしまいそうな木でも何かしら取り柄はあるものですね。


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紅珊瑚

2014年10月05日 | 青物



あれから1年3ヶ月。
3本の仔でも裾が寂しいという思いが通じたのか






その後、更にポポポポポポポンと7本の仔がお出ましに。
途端ににぎやかな株立ちとなりました。
細い葉に間延びした軸、この頼りなげな姿が芸ともいえますが
その雰囲気を壊すことなく適度に締まった姿は絶品。
こんな風に出来るならさぞ人気は急上昇・・・てな訳ないか。

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翠海

2014年08月19日 | 青物



あれから9年。
以前、葉を痛めてしまい見苦しくなったのですが
我慢して作していましたら痛めた葉は入れ替わり
ようやくすっきりした姿となりました。
今でこそ誰もびっくりしませんが入手当時は大波青海の青軸版ということで
手にしたときの胸の高鳴りの感触はまだ少し残っています。
ところでようやく回復したと思ったのも束の間、今年の作は大失敗。






葉は展開しているものの、新根がほとんど伸びてくれませんでした。
それというのも新たに作った越冬棚はやはり日当たりが悪く
それでも同じ蘭舎の中ですから生育温度にはなってしまうといった具合で
冬眠から目覚める際、木がボケてしまったのでしょう。
今年はここに置くのはやめにして新たな手を考え中です。

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