訳あってあの木は欠番。
しかし永久欠番は惜しいので同じ親から出た面白そうな木を代打で送ります。
この木も下で暗みますからパッと見、地味で面白そうではありませんが
良く見ると細縞が櫛目に入っています。
こんな柄の木は派手にも地味にもならず、しかも仔に柄を良く伝える
いわば内野安打量産のイチロー選手のようでもあります。
その例に漏れず2本の仔も親木と同じような柄。
目立ちませんがキラリと光る良い仕事をしてくれています。
富貴蘭-ふうらん-と遊ぶさんにお持ちいただいているのはこの木からの割り仔。
あちらでも良い仕事をして欲しいものです。
あれから一ヶ月半。
やはり下葉3枚落ちてすっかりコンパクトな姿になってしまいました。
植え替えてみた所、根に異常無かったので一安心ですが
一番丈夫そうに見えた木でも
黒牡丹ですからこんなことはままあります。
青の仔が2本と最悪ですが災い転じて何とやらで
柄の仔が出てくれるのか静かに見守りたいと思っています。
あれから4ヶ月。
棚の黒牡丹の中では一番葉肉が厚くがっちりしていて丈夫そうに見えましたが
なにやら下葉3枚が黄ばんで落ちそうになっています。
根が腐っているかどうか見てみなければ。
ちょっと覗いた天葉の両サイドに柄が見えてそちらのほうは楽しみですが
作落ちさせてしまっては何にもなりません。
締めて育てるのと凝らせてしまうのは紙一重。
・・・落胆と感動の繰り返しです。
ただ、作的には締めて作るのと、出来るだけ大きく作るのと
やや影作りでも間延びさせず瑞々しい葉の緑と柄の美しさを際立たせる
三つの方向性の何れかを考えるべき。
同じ棚ではどれかひとつしか選べませんが・・・。
富貴蘭の数が増えている昨今、中途半端な苗木は
見向きもされない日が訪れるのもそんなに遠くないことと思います。
あれから4ヶ月。
月笙ですからもっとすんなり伸び伸びと大型に育つはずなのですが
この木は日が過ぎたのかそれとも性質が変わったのか
ずんぐりむっくり、腰低く葉肉厚く育っています。
でも、こちらのほうがいかにも牡丹牡丹していて自分好みではあります。
ところで、天葉の柄は両サイドに走りここからの覆輪廻りはむずかしいにしても
次の天葉をちょっと期待してしまいます。
まだ夢の夢ではありますが黒牡丹系の覆輪が手元で出現すればこんなに嬉しいことはありません。
あれから2ヶ月。
下葉は振るいましたが木勢はまずまずです。
青の仔は気になりますが、黒牡丹ですから全部がラッキーという訳には行きません。
次の仔に期待したいところでしたが、今年はその次も出ませんでした。
じっくり、ゆっくりお付き合いする木ではあります。
あれから1ヶ月。
下葉2枚は戦線離脱。
2本の仔も戦力としては心細いのですが
親木の天葉は派手からず地味からず。
これは木勢の回復を待って今後に期待です。
この木に関しては夏の日差しが強すぎたわけですね。
黒牡丹はこんな感じで一進一退な時期が時折りあります。
と、最後はテンション下がってしまいました。
こちらでは台風6号の影響は強い風のみ。
それほどでもありませんでした。
それにしても雨が降りません。
7月上旬の梅雨明けからお湿りは2日くらいのものです。
幸い、水道から水は出ますから富貴蘭はご機嫌ですが
せっかくの天水棚がちょっと空振り状態かも。
でも、あまり雨に当てても水垢が付いて葉が汚れるみたいですから
まあ、良し悪しです。
それほどでもありませんでした。
それにしても雨が降りません。
7月上旬の梅雨明けからお湿りは2日くらいのものです。
幸い、水道から水は出ますから富貴蘭はご機嫌ですが
せっかくの天水棚がちょっと空振り状態かも。
でも、あまり雨に当てても水垢が付いて葉が汚れるみたいですから
まあ、良し悪しです。
さて、あれから2ヶ月。
アントシアニンが強く出てちょっと日に反応し過ぎといった感じですが
生育、柄共々まずまずといったところです。
でも、期待した次の仔も柄は無さそう。
う~む、この木で2連敗するとは思いませんでした。
あちらが良ければこちらが~というもの
黒牡丹縞の面白さでしょう。
更に次の仔に期待したいのですが、
うまい具合に出てくれるかどうかです。
あれから一ヵ月半。
なにやら更にアントシアニンが乗ってきているようですが
取りあえず、天葉も新根も良く成長しています。
おまけに新仔もひとつ。
今度のは柄があるかな~~
いわゆる後暗み白黄縞の月笙です。
縞木としては一番長いお付き合い。
見慣れているはずですが今年はずいぶん軸が黒々としています。
あの時も含め過去画像を見てみましたがこんなに黒くなったことはなさそうです。
単に木のコンデション的なことなのでしょうが
いかにも黒牡丹という名前にふさわしく魅力再発見といった感じです。
同じ場所においてあるこちらの増え木はそうでもありません。
ミズゴケの中に埋もれていた仔も生育開始。
柄もありそうです。
もう一個アタリが出そうな気がして毎日チェックはかかせません。
あれから少し成長して次の天葉が見えてきました。
本来、大きくなる木なのですが
だんだん墨が増えて中型になりそうな感じです。
フォトチャンネルにもありますように
最初のうちは柄の仔がポンポン出てくれて嬉しい限りでしたが
この頃はトンとご無沙汰です。
でも柄は後暗みの安心柄で最悪になっても金牡丹ですから
ゆっくり楽しみます。
柄はこちらのほうがよさそうです。
丸々と太った花芽2つは元気のよい証拠かも~。
あれから2ヵ月。
葉繰りを良くしようとがんばりましたが
同じ数だけ下葉が落ちたのでは操業。
おまけに花芽も出まくりで次の仔出しの野望も費えました。
青の仔は別として親木の柄が現状維持なのは救いかも
一方、こちらの木ですが
植え替えようとミズゴケを外したら
中から白い仔が顔を覗かせました。
日に当てていたら紺を戻し、柄のある仔に変わって一安心。
春まで植え替えずにいたら枯らしてしまう所でした。
葉数はまだ寂しいもののだんだん木が太ってきましたので
そのうちこちらが主役の座に躍り出そうです。
予備のつもりで育てていましたが。
あれから2ヶ月。
1枚葉繰りして下葉1枚落ちそう。
姿、柄とも現状維持です。
仔はほとんど柄無しのまま。
期待せず育てていれば嬉しいことがあるのでしょうか。
その上のアタリは花芽のようです。
思えばあの時の株立ちは良かったです。
株分けしてなければ~~なんて後悔は先に立たず。
その後、素立ちにした一番子ですが今はこんな感じです。
金牡丹になってしまうのかは微妙な所ですが
柄的には親木よりも目を引きます。
もう少し木勢が付いて良い柄の仔が付いて株になってくれれば
親木以上に出世しそう・・・なんて楽しく皮算用中です。
これはお付き合いの長い分、思い入れも格別ですから
(E)とはいえ大トリにはうってつけの木です。
あれから2ヶ月。
そろそろ次の天葉が気になる頃となりました。
それにも増して気になっていたアタリの柄は・・・
ほとんど見当たりませんでした。
これは気持ちを切り替え次のアタリに期待です。
増え癖が付いてくれていれば良いのですが・・・。
やっぱりお休みになっている時とは雰囲気ががらりと変わります。
いつ見てもルビー根は綺麗なもので飽きることがありません。
期待していなかったのですが仔が出ています。
柄も期待しない…という訳にはいかなくなりました。
でも、青っぽいです~
あれから次の葉が出て
また上柄が約束されたようです。
でも、以前は一気にたくさん子を出したのですが
素立ちにしてからはしばらく音沙汰無しです。
ちょっと機嫌を損ねたのかも
増えるときには面白いように増えますが
それがパッタリ止んだら相当てこずることが
風蘭全般に言えるようです。
増やすコツは増えのパッタリ止んだ木を買わないこと・・・だったりして。