富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

建国の縞(後冴え柄)

2019年05月03日 | 建国の縞




あれから1年半。
建国の縞の後冴え柄でいくらハデ柄でもルビー根は出ないタイプです。
あの覆輪とは兄弟木だったりします。

芯痛になった派手な仔から何故か7本も仔が吹きました。
転んでもタダでは起きないという性格ではないはずですが
たぶん日頃の行いが良いせいなのでしょう。

それはともかく以前は後冴え柄のため柄は不明でしたが
その柄もようやく明らかになってきました。







思いっきりハデ柄が4本でした。
やっぱり日ごろの行いは良くないかも。









でもその柄が不思議な色合い。
赤みを感じる山吹色で風蘭の柄ではあまり見ない色です。

ハデなままなら枯れちゃうでしょうが
大仔からは紺縞が出てきましたのでちょっと見込みはありそうです。







その他、柄がなさそうに見える仔にも
葉の中ほどに縞が入っていたりしますのでこちらも楽しみはありそう。

それにしてもこんなに仔がごちゃごちゃですからいずれは株分けするのでしょうね。
地味柄は外したいしハデ柄は外せないしとなれば
複雑すぎて考えるとめまいがしそうです。

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建国の縞

2019年04月29日 | 建国の縞






あれから1年。






今年も1本だけですが白根で出て少し色づいてきました。
昨年の根からの継根は最初からルビーで出ます。









古木でしばらく仔は望めないものと思っていましたが
パイナップル芽気味に花芽位置から出てくれました。
でもせっかく出てくれたのに今のところ柄は見えないようです。
仔が出る、そっから柄が出ると一つ一つのハードルが高いだけに柄の仔は貴重なものです。











ところでもう一個アタリが膨らんできました。
久々に見る真正パイナップル芽。
花径の伸びる時期に合わせてあっという間の葉繰りを見せてくれることでしょう。
稚葉1枚にアタリが1個ありますから
これが親木になる頃アタリがてんこ盛りでおいしい思いをしたり。

ただ、問題は柄があるかどうかですがこっちにもなさそうですね。
おいしい思いはお預けでしょう。

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建国覆輪

2019年04月12日 | 建国の縞






あれから半年。
生育開始とともに後冴え柄は徐々に晴れ
全体がきれいに見渡せる季節となりました。

下の仔は先々で紺中通しが乘ってくるのか不明ながら
今は外せば枯れるでしょう。
上の仔は親木以上の完全覆輪となりそう。









そういえば根の画像がなかったかなと改めて撮って見ることに。
泥根しか出ないとは言われるもののこれはきれいに冴えた青根で出てきます。

建国の縞でも出始めが白根で後にルビーに変わる木の抜けは青根で出ますから
これもそっちのほうのタイプなのかなと思ったりしています。

いずれにしてもこれだけの柄をもってしても青根オンリーでは
これ以上の芸を身に着けるのは容易なことではないのかもしれません。


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建国の縞

2019年03月25日 | 建国の縞






あれから3ヵ月。
冬の間も根先の半透明が無くならず心配でしたが
どうやら無事に冬を越したようです。







そして勢いよく新根がたくさん出てきました。

今年も柄の進展具合が楽しみですし
2年後、その柄に根が当たればルビー根も期待できそう。
さらにその先、寄せ植え暮らしのだらしない下葉が入れ替わった時の姿も楽しみ。

しかしこんな草一本に10年も20年も飽きさせない魅力を秘めているとは大したものと思います。

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建国の縞

2019年03月21日 | 建国の縞






昨日はお天気が良く気温も上昇、絶好の撮影日和でした。
そこで次はいつ撮影できるやらと頑張ってちょっと多めに撮り貯めてみました。

さて、建国の縞はあれから5ヵ月。
新根が伸び出し、楽しみな次の天葉の正体もあらわになりました。









今年の新根はルビー根が2本、他は泥根のようです。
昨年は先のとがったルビー根で早々に伸びが止まってしまいましたが
さて今年はどうなるのでしょう。









ところで、建国の縞で下葉が裏表共にスパッと黄色く抜けるのは
柄が後冴えで泥根しか出ない建国によく見られます。

これもそれそのものかと思っていましたが近頃はルビー根が出だし
柄も天葉から見えるようになってきました。
しかも上で紺覆輪中透けに決まりつつあったり。

思うに後冴えの泥根建国に一芸加わり
天冴え柄との複合芸になりつつあるのかもしれません。
これからは四季それぞれに移り行く変幻自在な柄を楽しめるかも。
もしかしたら建国系ではトップクラスに躍り出る予感がしそうな気もします。

それにしても入棚した時の柄からは想像もできない変貌ぶりです。
汲めども尽きぬ泉のようなこの運はどこから湧いてくるのでしょう。



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羆の縞

2018年12月01日 | 建国の縞






あれから1ヶ月半。









楽しみな天葉の柄が明らかに。

縞物一般では派手になっちゃった~と顔をしかめるところですが
羆の縞なら大歓迎です。







ところで秋遅くまで小春日和が続いたせいか
はたまた植え替えが刺激になったのか
今頃になって新根が伸びてきました。

下葉には柄が無かったので当然泥根ですが
上の柄の所でどうなるのか楽しみにしているところです。

とか、言ってる場合じゃなさそう。
もう水を切って温度も下げて越冬体制に入っています。

アマミなんかもそうですがこんな時に動き出すと枯れちゃうこともしばしば。
調子崩さなきゃよいのですが。

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羆の縞その2

2018年10月21日 | 建国の縞




昨日の羆の縞と同系統の増え木です。
こちらには八千代芸(三光中斑)があり幾分小型になります。

これも長らく寄せ植えで凌いできましたが
面白い仔が出ているのを発見しました。









紺覆輪中透けの仔で







柄が表裏に綺麗に透けています。







建国殿とは斑色が違うようにも思いますが







羆にしては柄の冴えが少し足りない感じ。







そういえば羆は稚葉が白柄で出ていたっけと稚葉を見ると
確かに白柄があります
見逃していたのでしょう。

親木は今まで泥根しか出ていませんでしたが
果たしてこの仔からルビー根が出るのか要観察といったところです。

これは大変と慌てて植え替えましたが根は良くなかったです。
とりあえずは何とか枯れずに育ってほしいものです。

それにしても20年育てて花開くとは思いもよりませんでしたが
枯らさない限り持っていれば面白い変化に出会うこともあるのでしょう。







あのラベルは一同を代表してこの鉢に入れることにしました。

ところで先日ヤフオクに出品させていただいたのも
これと同系統の増え木です。
その時はまだこれを見つけていませんでした。
思えば十数本、惜しかったかも。

高く落札しちゃったと思った方もおられたでしょうが
こんな実績も事実としてありますから楽しみにお育てくださればと思います。
次点の方も次々点の方もご入札ありがとうございました。
今度はどれが出世するのか皆目検討が付きませんので
もう棚から出ることはないと思います。

話は変わりますが柄の良く似た木に西出八千代があります。
今更ながらの解説ですが建国、羆系は泥が軸元にギュッと凝縮し葉に墨を流すのが特徴です。
西出系八千代にはこれがありません。

でも、見る目を養うにはこんな文章より
実物を見比べたほうがわかりやすいかもしれませんね。

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羆の縞

2018年10月20日 | 建国の縞






あれから1ヵ月ちょい。
楽しみな次の天葉が顔を覗かせました。
斑の部分がずいぶん多くなっているようです。







今年はこの柄の葉が出て







次はこう来て









更にこう出てきたわけです。

紺覆輪こそ被っていませんが柄の進化には目を見張るものが有ります。







こうなると次は仔を期待したいところですが
寄せ植え暮らしの長かった擦れた古木ですから
機嫌が直るまでにはまだしばらくかかりそうです。

ところでタイトルを羆の縞に改めました。
現物を見る限り今の所建国か羆か判別は付きませんが
ラベルは羆でしたし20年前の前作者様に敬意を表したいと思います。

明日はこれと同じ増え木から更に面白い仔が出ているのを発見しましたので
ご紹介したいと思います。

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建国の縞

2018年10月17日 | 建国の縞






あれから4年。
昨日の覆輪と同じようにこちらもルビー根の出ないタイプです。











ただし柄は目いっぱい。
わずかな紺縞と紺中通しを全葉に走らせます。
それにしても柄が渋すぎ。
堂々とした木なのにさっぱり目立ちません。

以前は雲龍滝くらいに冴えていた時期もありましたから
作に一工夫必要なのでしょう。









1本仔を外した後、3年程素立ちが続いた超古木でしたが
今年、上の方から勢いのある仔が出てまいりました。
こちらの方は二工夫ぐらいしているつもりなのですが~。

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建国覆輪

2018年10月16日 | 建国の縞






あれから11ヵ月。
後冴え柄の建国の縞から変化した深覆輪です。
この種はいくら派手でもルビー根の出ない、いわゆる泥建ですが
下葉の柄は建国らしからぬ冴え具合。
とってもきれいです。

しかし縞から変わったばかりの一品物ですから
(と、言ってもあれからを辿っていけば十数年前の源平柄の仔が始まりでした)
仔への芸の継承はムズいのではとか考えていました。







確かに下の仔は派手過ぎて途中で力尽きそうですが
上の仔はそれにお付き合いすることなく
ハッキリと紺中通しが見え始めました。

親木はまだ紺縞混じりで未完の覆輪ですから
芸的にはそれより優秀かもしれません。
ただ、これが最終芸という訳じゃなく
建国ですから次はルビー根の出る縞が欲しい所です。
道のりは遠くても楽しい道のりではあります。


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建国の縞

2018年10月14日 | 建国の縞




あれから3ヵ月。
秋口から伸びた天葉の柄が冴えません。
これではとがっくり肩を落としそうなものですが
昨年の今頃もやはりこんなものでした。
こんな時、このブログもたまには役に立つものと実感したりします。
ベースが後冴え縞ですからこれから徐々に柄は冴えてくるのでしょう。







気を取り直して天葉をよく見ると何やら紺覆輪中透けになりそうな雰囲気です。
滅多にない進化の過程を垣間見る楽しみが出来ました。







それに昨年の仔にも縞が入り出してきましたし









今年出た仔もちょっぴり面白そう。

エース級には成り得ないものの
曲者的な名脇役として頑張ってもらいたいものです。

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スーパー八千代

2018年10月12日 | 建国の縞






あれから半年弱。
そこそこ縞は続いていたのですが







今伸びている天葉は八千代芸のみ。

ここ2年ほどのトキメキ感だけを残して
結局は元の鞘に納まってしまうのでしょうか。









せっかくのパイナップル芽も柄無しでは威力半減といったところです。

次に期待といってもそこから上の柄の良い所は花芽ばかりですから~~


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羆の縞

2018年09月09日 | 建国の縞






20年前に羆の青として入手したものです。
渋い八千代芸になったりそれさえ抜けてただの青になったりした木を
何本かに寄せ植えし10鉢ほどにして観察していました。
これは無芸になった木ですが昨年、細い1本縞が出ているのを発見。











それだけで終わるのは良くあるパターンであまり気にも留めなかったのですが
なんと今年出た葉で柄がみるみる進展しています。

これは大変と寄せ植えを解消しこれだけ単独植えにしてみました。
柄は虎芸の無い羆と同じ斑色です。
果たしてさらに進展するのか糠喜びで終わるのか楽しみにしているところです。
それにしても長く持っていないとこんな変化は望めないということなんでしょうね。

ところで話変わりますが以前は柄の無い木でも建国殿と呼ばれてきましたが
その後改名され紺覆輪中透けを建国殿、縞がある木は建国の縞、縞の無い木は
ただの「建国」となりました。
建国は柄抜けの為、縞物の青と同じように銘監からは除外されたということです。

上の木はただの建国から建国の縞、そしてさらに上があるのかどうか
こんな醍醐味が建国系統にはあったりします。

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建国の縞

2018年09月04日 | 建国の縞






あれから2ヵ月。
その間、極暑の中1枚の葉繰りでした。
柄もいったん出てしまえば継続するようです。









それにしても目を引くのがこの仔。
花芽じゃなくやはり仔で出てくれましたが
たっぷり過ぎるほどの柄を纏っています。
それに上から出た仔は成長も著しいので
それも併せて楽しみに見守りたいと思っています。







ところで夏の間も伸び続けた根でしたが
1本何者かに食いちぎられていました。
そばにキリギリスがいましたのでたぶんそいつだろうとは思うのですが
カナブンやゴキなんかも飛んでくるし外棚作りは油断なりません。
決まってお気に入りから先にやられますから・・・。

因みにそのキリギリスは優しくそっと外に逃がしてあげました。
剣龍の葉が食われているのを発見したのはその後です。

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建国の縞

2018年07月12日 | 建国の縞




あれから3ヵ月弱。
天葉が半分ぐらいしか伸びていないのが気にかかるところです。







しかし下葉で縞だった木でしたが









天葉2枚は紺覆輪。

ただ、縞のままのほうが良かったのか中透けに変わって嬉しいのか
自分の中でも意見の分かれるところです。
とりあえず推移を見守りましょう。









双頭で出た仔はどちらも八千代芸。
ダブルでお得と思っていましたがそれは上柄なればこそ。
これはちょっと微妙で次に期待です。

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