あれから1作。
中を飛ばしていきなりその5です。
木の葉型と呼ばれる葉幅を引いた姿がこの品種の取り柄ですが
株立ちにするとなぜか葉は細いままで広くなってくれません。
それではつまらないので外せる仔は全部外す方向で育てています。
おかげで柄はともかく鉢数だけはだいぶ増えました。
大江丸縞の収集家を何人か知っていますが
たくさん鉢数があっても意外に飽きずに楽しめるという認識は共通しているのでしょう。
見たまんまの柄ですから黒牡丹や建国殿のように見えない柄を見る必要もなく
作で姿や葉幅が変わりますから育てる緊張感も味わえます。
天葉が伸び切ったら終わりではなくそこから更に葉幅と葉肉が増していきますから
栽培に手抜きは禁物です。
今の時代、品種の嗜好は目まぐるしく変わり、当然新品種は注目されますが
花が咲いたら洋ランだったなんて爆弾を抱えているのもあるかもしれません。
洋ラン交配じゃいくら柄や姿が良くても古典園芸的にはいかがなものかと・・。
その点、大江丸縞は全てにおいてハイレベルのポジションにはおりますが
いかんせん数が増えすぎたということなのでしょうか。
いや、流行の品種を買うため安く下取りに出しちゃったということも考えられますね。
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