富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

白宝殿

2015年01月05日 | 白宝殿





あれから半年。
その昔、宝錦実生ということで入手しました。
フラスコの中で生まれてからまだ15年ほどかと思います。
若木の常として仔出しが非常に良かったのですが
最近はほぼ親木の姿になったのか増えも普通になりました。

この株も昨年は仔出しゼロ。
しかし葉繰り良く、花芽もそれほど付いていないようなので
今年はポコポコ生んでくれそうと予想しています。

それにしてもここまで出世するとは想定外でした。
親仔ともにやや後冴えの乳白深覆輪で完全固定し
しっとりとした日本の風蘭らしい姿と相まって心を和ませます。

飛び抜けて目立つ特徴こそありませんが
全体の絶妙なバランスが大事と教えてくれる木ではあります。
ただ、既存の埋もれてしまった品種郡の中にも意外にたくさんありますので
そんな手持ちの木にも作を掛けて光らせてみたいというのが今後の目標です。
なにせ、手を掛けられなかったりで持ち崩しの木がかなり目に付きますので。
これから3年ぐらいでそれを解消できれば良いのですが。



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