富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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黒牡丹縞(D)

2015年04月09日 | 黒牡丹縞(D)







あれから半年。
蘭舎は日が射すと暖かくなり待ちに待った生育が始まりました。
ようやく春が来たと実感しています。






ところでこの木、天葉の上柄に目が眩んでいたようで






よくよく見ると暗まない黄縞は下葉の葉淵に残っているのみと気が付きました。
つまり本来の芸は抜けてしまっていたのでした。
それにつけてもなんと変わり身の早いこととびっくりさせられます。
柄の変異が早いといっても思わしい方向ばかりじゃなさそうで・・・。






この仔達も残念ながら親木の天葉と同じ芸抜けのようです。









してみるとこの仔が芸的には頼みの綱となりますが
それにしてはちょっと派手すぎて心許ない感じではあります。






こっちは下葉に柄を残すものの地味過ぎて心許ないですし
なかなか思うようには行きません。
もっとも黒牡丹縞の魅力はこんなことも含まれたうえでのことなのでしょうが。







昨年の春から植え替えなしでミズゴケや鉢はこの状態です。
ピートモスにラン菌が馴染んでくればもっと作は良くなるはずと予想し
このまま様子を見ることにしています。











こちらの木は天葉が紺中通し、大覆輪風に進化してきました。
このままで固定すれば黄牡丹錦より変化の後暗み黄大覆輪黒牡丹として面白そう。
ちょうどこんなのが1本欲しいものと思っておりました。
一芸抜けても別の一芸が加わってめでたしめでたし・・・かな

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