富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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ピートモス植え考

2017年03月29日 | 作について


ピートモス植えを思いついてから3年ほど経過したわけですが
当時の試行錯誤の中で株元にピートモス、
その下に木炭と複層構造で植えたものが何鉢かありました。
画像は織姫で植えこんでからそのままで3年経っています。





自然に這苔が生える状態ですから鉢の中の根っこはぐずぐずと思いきや





意外に悪くなく、真っ白く太い根がぐるぐる巻いています。

いかにもこれが決定版という感じで、今年の植え替え分からは
すべてこの方式でやっています。







そのやり方ですが長いミズゴケを掌に乗せて植える株を置き





株元にピートモスをあてがい





更に下のほうに木炭を突っ込みます。





あとは全部をミズゴケで巻いて





鉢に植え込むだけです。







これは一緒に寄せ植えしていた覆輪。







ついでに植え替えたこちらも織姫ですが
派手な分、小型に出来て根も短め。




それで丈の短い鉢に植え込めますが
その際、木炭はのこぎりで半分に切っています。
もちろん縦にじゃなくて輪切りですよ。

ところで植え込んで3年も経過しますとピートモスの形が崩れて過湿気味になりますし
ミズゴケも痩せて抑えが利かなくなり鉢穴からピートモスがポロポロとこぼれるようになります。

その点、下に木炭を使えばサナ代わりとなりますし
(中心部から放射状にひびが入る菊炭ですから排水性は抜群です)
木炭のアルカリ分で鉢の中が中和されるかもしれないし
多孔質ですからラン菌など、微生物の住処になるかもしれないし
その他、湿度調整、有毒ガスの吸着やミネラルの補給
また、短めのミズゴケで植え込めるなど良いことがたくさんあるかもしれません。

というわけでピートモスだけで植え込む解説のほうはお見捨てください。
とはいえ今までそれで植えていたものをまた変えるのは相当な重労働です。
当面、様子を見ながら少しずつやっていくしかないのでしょう。

もちろん、年に1、2回以上植え替え出来る方はミズゴケだけで十分上作できますから
こんなややこしいことをする必要はありませんです。
コメント (8)
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