あれから10ヵ月。
近頃、木勢が付いてきたのかイイ感じです。
ベタッとした紅墨が入るせいか姿はずんぐりむっくり。
親木は紅墨側へ引っ張られて育ちます。
仔は両側に紅墨。
まともな姿です。
この仔も真っ赤になって出てくるのでしょうか。
もう1本付いていた仔は外しましたが
それはこちらへ仲間入りです。
まだ病み上がりで木勢はイマイチですが
墨が無いのでいつかは大きく育ってくれそう。
それに月笙出ですから黄縞なんかも出てくれたら楽しいでしょうね。
でも墨芸の無い木と比べてどちらが魅力的かは自分的には一目瞭然。
それでも芸の無い大きくなる木が人気なのは作のリスク回避の意味合いもあったりするのでしょう。
それも頷けるところでその間はあまり所望されない癖の強い木をゆっくり味わえますから
返って好都合ではあります。
肝心の月笙芸の木はこれもまた木勢がイマイチ。
柄がない木でも下葉がパラパラ落ちご機嫌を取るのがなかなか大変です。
ところで今週末は全国大会。
昨年から試みられた特別企画、小株の部に注目です。
趣旨からいって会の常任のメンバーは出品を控えますので
皆様の上位入賞の確率は格段にしています。
さらに会員の人気投票で順位は決まりますがその開票は懇親会の場で行うとのこと。
1票ごとに手に汗握る面白さでさぞ盛り上がることでしょう。
出品された方はぜひ懇親会にもおいでください。
このような企画を継続していただければ小株のクオリティが上がり
それが美術株へと繋がりますし栽培意欲も増すことかと思います。
それに入賞する木を買いたいなどと業者様への注文が多くなるかもしれません。
そんなこんなで動きが活発になってくれれば願ったり叶ったりです。
実り多い大会になってくれればと期待しています。