これは聖雲錦が
大覆輪紺中通しに変化したもの。
ようやく柄が冴えだし
紺中通しも見えるようになってきました。
芸は固定していますので
聖雲殿とでも呼んだほうがよいかもしれません。
良い芸をしているのですが惜しむらくは
春にルビー根を伸ばす頃は柄が冴えず
秋、白冴えに天葉の伸びる時期は
もう、根は鉢の中か止まっているといった具合。
盆と正月が一緒に来るようならこの品種も一級品なのでしょうが
律儀に別々に来てくれます。
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したがって棚にあっても目立たず、人には気付かれないのですが
一人ひそやかに楽しむというのもなかなか乙なものではあります。
全くの幽霊と縞は持ってますが、覆輪は有りません。今の縞の木の親が覆輪になりそうだったんですが、喜んで日に焼きすぎて親はボツ。何とか子供だけボロボロで残って暗いところで養生中。おかげで目一杯伸びちゃいましたが縞は残ってます。
いつかは覆輪目指します。
丈夫で頼もしい品種ですね。
やはりもう一芸あると嬉しくなります。
縞もありましたがこちらは地味な中斑になってしまいました。
縞といっても私の棚ではパッとしませんので
覆輪や幽霊のほうが観賞価値は上かなと思っています。