あれから2ヶ月弱。
グッと成長速度を増し、今年は大きく育ってくれそうです。
仔は紺地を含んだユウレイ柄といった風情ですが
こちらも勢い良く伸び、先々育ちそうな気もしています。
仔の柄と比べて親木の柄は極黄に冴え
柄の性がちょっと違うような感じです。
第二層の紺地が見え隠れする様子に興奮を覚えたり。
その紺地は軸にも渡っていますが
反対側の派手なほうにもその様子が垣間見え
これが一見派手になりそうで持ち堪える秘密なのかなと思ったりしています。
その目でこっちの木を見ると
ここまで来たらちょっと絶望っぽい感じ。
下葉はまだ大丈夫で仔出しに期待と言っても
果たしてこんな小さな木から仔が出るのか
運はこんなところに使いたいものです。
あれから1年。
上の木はお嫁に貰われましたのでこれは2本目の木です。
大きな仔は外し、その上に出た白柄の仔を大事にしてきたのですが
その後、干からびて芯が抜け、枯れてしまいました。
てっきりそう思っていましたが諦めきれずそのままにしていて
しばらくぶりで手に取って見たらなんと新根が出ているではありませんか。
びっくり。
何とも不思議で強いのか弱いのかさっぱりわかりませんが
これで復活してくれるようなら嬉しい限りです。
しかし思い返せば面白い柄の仔が出たからそれに力を集中させようと
その下にある仔を外して裏目に出ることがしばしばあります。
こんな場合は欲を出さず触らずににそっと見守るのが正解かもしれません。
あれから半年。
うむむむ、だいぶボロくなってしまいました。
古木になるに従い新根の出るのが追いつかず
根元と葉の間が文字通り棒になってしまいます。
それに今年は新根が出ませんでした。
そこで何とかしなければとこんな感じにしてみました。
しかし、こんな植え方をしたら
株元に付いている仔は埋もれてしまいますので
切り離して別鉢へ。
1本新根がありましたから大丈夫でしょう。
更に生き返ったもう1本の仔は親木に付けたままですが
ミズゴケの間から顔を覗かせています。
これで上の方から根が出て若返ってくれたら嬉しいのですが
果たしてどうなることやら。
若木のほうは途中の葉を落としたものの元気一杯です。
これで力が付けば何本か仔を生みますが
今度は株立ちのままで姿を楽しみたいものと思っています。
あれから1ヵ月半。
この柄ですから決して速くはない生長スピードですが
それでも天葉2枚は紺覆深く入り
生育面ではしばしの間、安泰といったところです。
動き出したアタリは
勢いのあるほうが柄無し風。
もう一方はしっかり紺覆中透けになっているようです。
この親木はもう柄が固定していると思っていたのですが
やっぱりそんなに甘い品種ではないようです。
割り仔のほうは柄抜けの天葉が心配の種でしたが
次で紺覆中透けが復活。
何とも気まぐれですがそれでもちゃんと期待に応えてくれるところなど
愛おしく感じられます。
羆
2016年06月01日 | 羆
あれから3週間。
さすがに気候の良い5月ですから
前回の4月中と比べて倍以上の成長速度になってきました。
6月になったら更に倍に・・・なんてことはないと思いますが
それでも線の細さは影を潜め、力強さが出てきた感じです。
これで夏も休まず生育してくれたら
1枚半ぐらい葉繰りするのではと期待しています。
期待といえば仔は両側の葉が出揃いこれが完璧に本芸しています。
柄無しの仔が付くのとは天地の差で
価値は早くも倍になったかも(あくまで気分的にですが)。
今後の希望は短いまま止まってしまった新根が再度勢い良く出てくれることと
願わくばもう一本ぐらい仔が・・・。
いやいや、そんなに望んだら罰が当たりそう・・・。