オケラ
<キク科オケラ族>
秋に、地味な白い花を咲かす。
花を囲む苞葉が、
茶色いので一見茶色い花かと見間違えそうだ。
根は、胃の薬になるようだ。
万葉集の
「悲しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出なゆめ」
がある。
京都の八坂神社のおけら詣は、
乾燥させたオケラの根を篝火にくべ
(特異な匂いがするらしい)
火を吉兆縄に移して持ち帰るのだそうだ。
「俳句歳時記」では、蒼朮を焚く(そうじゅうをたく)
をけらをたく・うけら焼く
で、夏の季語だ。
蒼朮は煙と灰になりにけり 阿波野青畝
蒼朮を焚く山の湯の一夜かな 伊藤冨美子
<キク科オケラ族>
秋に、地味な白い花を咲かす。
花を囲む苞葉が、
茶色いので一見茶色い花かと見間違えそうだ。
根は、胃の薬になるようだ。
万葉集の
「悲しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出なゆめ」
がある。
京都の八坂神社のおけら詣は、
乾燥させたオケラの根を篝火にくべ
(特異な匂いがするらしい)
火を吉兆縄に移して持ち帰るのだそうだ。
「俳句歳時記」では、蒼朮を焚く(そうじゅうをたく)
をけらをたく・うけら焼く
で、夏の季語だ。
蒼朮は煙と灰になりにけり 阿波野青畝
蒼朮を焚く山の湯の一夜かな 伊藤冨美子