れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

オケラの花後

2008-03-09 04:22:57 | 野の花日記
オケラ
<キク科オケラ族>
秋に、地味な白い花を咲かす。
花を囲む苞葉が、
茶色いので一見茶色い花かと見間違えそうだ。

根は、胃の薬になるようだ。
万葉集の
「悲しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出なゆめ」
がある。

京都の八坂神社のおけら詣は、
乾燥させたオケラの根を篝火にくべ
(特異な匂いがするらしい)
火を吉兆縄に移して持ち帰るのだそうだ。

「俳句歳時記」では、蒼朮を焚く(そうじゅうをたく)
をけらをたく・うけら焼く
で、夏の季語だ。

     蒼朮は煙と灰になりにけり   阿波野青畝
     
     蒼朮を焚く山の湯の一夜かな  伊藤冨美子
コメント (2)
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