ウマノスズクサ(馬兜鈴)
<ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属>
土手や茶畑などによく生える多年草のつる草。
和名は果実の様子が馬の首につける鈴に似ていることによる。
茎は長く伸びてまわりのものに絡みつく。
葉は卵状披針形で長さ4~7センチ、
基部は耳状となり、質は厚い。
葉のわきから花柄をだし、
花は横向きにつく。
萼はラッパ状で長さ3~4センチ、
基部は球形に膨らみ、先端は斜めに切れた形で三角形に尖る。
蒴果は球形で基部から6裂し、
6本の糸状に裂けた柄で吊り下がる。
ジャコウアゲハの食草で、
本種には毒があり、好んでこれを食べるのは
ジャコウアゲハのみ。
上はジャコウアゲハの幼虫。
ジャコウアゲハの蛹は可愛い。
お菊虫と呼ばれる。
アベリアの花の蜜を吸うジャコウアゲハの♀
雄の方は全体が黒く、赤い模様が鮮やか。