アオギリ(青桐)
<アオギリ科アオギリ属>
樹皮は緑色でなめらかな落葉高木。
葉は枝先に集まって互生し、大形の扁平系で、
浅く3~5裂する。
枝先に大形の円錐花序をだし、
帯黄色の小さな花を多数開く。
花序には雄花と雌花が混じって咲く。
花には花弁が無い。
花弁のように見えるのは5個の細長い萼片で開出し、
反り返る。
はじめ果実は袋果で、
五徳(火鉢の火の上に置く鉄瓶などを置く道具)のような形。
これが、裂けて下の笹舟のような形になる。
ふちに数個の種子をつける。
種子は径1センチほどの球形で、網状の皺がある。
昔はこの実をいって食べたり、コーヒーの代用にしたりした。
秋には落葉の前に紅葉がきれいです。
葉が桐に似ているので、
アオギリ(青桐)または梧桐とも言う。