モクゲンジ( 木欒子 )
<ムクロジ科モクレンジ属>
中国、朝鮮半島を原産とする落葉樹。
センダン(栴檀)のような葉を持ち、
種子が数珠の材料になることから、
別名「センダンバボダイジュ」とも呼ばれる。
日本には古くに渡来し、特に寺院に植栽された。
モクゲンジと言う名は「ムクロジ」の中国名「無患子」を
音読みした「モクカンシ」が転訛したもの。
鳥の翅のような葉は数多くの小葉からなる。
花も同時に咲いていた。
これは6月13日に見た時の花。
この黄色い花は独特の香りがあり、蜜蜂などの蜜源になる。
この花が散る様子を金色の雨に例えて
「Golden rain Tree」と言う英名がある。
秋になると、袋状の実をつける。(去年の同じ木)
実には径6ミリほどの固い種子が2~6個含まれており、
これが数珠や首飾りとして加工される。
ちなみに、
オオモクゲンジと言うのがあるが、
別名のマルバノモクゲンジの名前の通り、
葉が丸いので区別がつく。