リンドウ(竜胆)とツルリンドウ(蔓竜胆)の実
<リンドウ科リンドウ属>
花は鐘形で、長さ4~5センチ。
秋の野に日を浴びて開く青紫の花。
花冠の先が5つに裂け、
裂けめの部分に少し尖ったような「副片」がある。
花の内側には、褐色の斑点模様がある。
山の草地に生え、草丈は20~100センチほど。
立ち上がらないで地面を這う事もある。
上は浅間牧場にて。
葉が紅葉して、もう花も終わりに近かった。
「竜胆」は苦い根を乾燥させて作られた生薬の事で、
リュウタンと読み、それがなまったのが名前の由来らしい。
花が開くと雄しべから花粉が放出される。
雄しべが萎れると、雌しべが開く。
自家受粉を避けるため時間差で雌雄が変化する。
ツルリンドウ(蔓竜胆)の実
<リンドウ科ツルリンドウ属>
竜胆が咲いていた道の斜面に、ツルリンドウの実を見つけた。
果実は細長い球形で、赤い実は鮮やかで目立つ。
食べたことは無いのだが、
美味しくは無いがすっぱくて、わずかに甘いそうだ。
食べられる果肉は少なく種子が大きいのだそうです。