ヤツデ(八手)の花
<ウコギ科ヤツデ属>
常緑低木。
葉は掌状に7~9裂し、ふちに鋸歯がある。
花は11月~12月に茎の先に
集散花序を円錐状に多数つける。
花は白色。
果実は球形で翌年の4~5月に黒く熟す。
木の下の日蔭でも艶のある緑の葉を持ち、
花の無い冬の時期に白い球形の花を元気に咲かすのがけなげだ。
<俳句歳時記>冬
八手の花(やつでのはな)
[花八手]
本あけしほどのまぶしさ花八つ手 波多野 爽波
花八つ手ぽんぽんぽんと晴れわたる 野木 桃花
花八手咲いて埃っぽい夕日 木津 直久
遺書未だ寸伸ばしきて花八つ手 石田 波郷
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