ガガイモ(蘿藦)の実
<キョウチクトウ科ガガイモ属>
河原や山野の草地にはえる
多年生のつる性植物。
葉は長いハート形で、
長さ5~10センチ。
まだ青いガガイモの実。
葉の付け根から枝を出して、
小さな星形の淡紅紫色~白色の
1センチほどの花をつける。
花弁の内側には細かい毛が密生して、
白っぽく見える。
下は裂けた状態。
多数の種が折りたたまれて、
絹糸の様な細く長い毛が生えて
風に吹かれて飛んで行く。
糸の先に種子がついて
飛んで行くようにできている。
ガガイモ(蘿藦)の実
<キョウチクトウ科ガガイモ属>
河原や山野の草地にはえる
多年生のつる性植物。
葉は長いハート形で、
長さ5~10センチ。
まだ青いガガイモの実。
葉の付け根から枝を出して、
小さな星形の淡紅紫色~白色の
1センチほどの花をつける。
花弁の内側には細かい毛が密生して、
白っぽく見える。
下は裂けた状態。
多数の種が折りたたまれて、
絹糸の様な細く長い毛が生えて
風に吹かれて飛んで行く。
糸の先に種子がついて
飛んで行くようにできている。
ウグイスカグラ(鶯神楽)
<スイカズラ科スイカズラ属>
落葉低木。
先日、森林公園へ行った。
今年は暖冬のためか?
ウグイスカズラ(鶯神楽)の花に出会った。
でも、何となく寒そうに咲いていた。
本来は4,5月、
本年度の枝から長さ1~2センチの花柄を出す。
淡紅色で普通は、1個または2個下垂して咲く。
花冠は長さ1~1,5センチの細い漏斗形で、
先端は5裂する。
液果は6月頃、
徑1センチほどの楕円形で赤く熟す。
実は甘くて食べられる。
フヨウ(芙蓉)の実
<アオイ科フヨウ属>
花はすっかり枯れて、
球状の実が熟して5裂した
冬姿になっている。
花は一日で萎み、
花弁は5個。
下は7~10月に咲く淡紅色の
徑10~14センチの大輪、
多数の雄蕊は合着して筒状になる。
冬の実の
枯れ色の実はなんだか寂しそうだ。
落葉小低木。
庭木などによく植えられているが、
暖地の沿海地にも自生する。
中にもう種ができている。
サルトリイバラ(猿捕茨)
<ユリ科シオデ属>
落葉つる性。
葉は良く見つけるのだが、
実がなってる野に出会うのがなかなか難しい。
茎は固く、節ごとに屈曲して
まばらに棘がある。
葉は互生し、円形または楕円形。
緑色の時には、厚くて光沢があり、
巻き髭がある。
下は4,5月頃の花。
葉脈から散形花序を出し、
黄緑色の小さな花をつける。
雌雄異株。
花披片は6個で反り返る。
果実は7~9ミリの球形の液果で、
紅色に熟す。
葉は餅を包むのに用い、
根茎は薬用になる。
オモト(万年青)
<ユリ科オモト属>
つい先だってまでまだ青い実
だったが、一気に赤くなった。
葉は長い卵形で、
葉の質は革質で分厚く艶がある。
花は、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、
淡い黄緑色をした小さな花円筒状に密生させる。
実は球形の液果で、
水分の多いやわらかい果皮をもつ果実で
赤く熟す。
イヌホウズキ(犬酸漿)
<ナス科ナス属>
空き地の隅に、
元気に咲いていたものだ。
花とまだ青い実と熟した艶のある
実を一緒につけていた。
葉は卵形。
花の咲く枝は節の間からでて、4~10個の
花を咲かせる。
花は6~7ミリで白い。
花が終わると柄は下を向き、
7~10ミリの黒い球果をつける。
日当たりの良い空き地にて。
アカネ(茜)の実
<アカネ科アカネ属>
多年草のつる草。
根から染料を取る。
名前のアカネ(茜)は赤の染料(茜染め)
として用いられるのでこの名がある。
茎は四角で下向きの棘があり、
からみつく。
葉は4枚が輪生し、
その内の2枚は杔葉の変化したもの。
下は花で8月~9月に
目立たない薄黄色の小さな花をたくさん咲かす。
山野や藪の縁に絡まっているのを、
見つけることができる。
タイワンツバキ(台湾椿)
<ツバキ科ゴードニア属>
白椿にしては、
葉が分厚く白い花もなんとなく
普通の白椿とは感じが違った。
調べたらタイワンツバキ(台湾椿)だと解った。
台湾、ベトナム、中国原産の常緑高木。
葉は楕円形で互生する。
葉の質は艶があり分厚い。
10月~2月頃、
真っ白な花を咲かせる。
花はぽとりと落ちる。
蜂や蝶の蜜源になる。
クサボケ(草木瓜)と実
<バラ科ボケ属>
落葉小高木。
土手の日当たりのいいところに、
咲いていた。
小枝には棘がある。
この花の無い時期に、
橙色の徑2,5センチほどの
花をつけていた。
花弁は5個。
果実は3センチほど球形で、
黄色に熟す。
ここではたくさん実をつけていた。
柳瀬川土手にて。
トベラ(扉)の実
<トベラ科トベラ属>
常緑低木。
雌雄異株。
土手の斜面の日当たりのいい所に
赤い実がたくさんなっていた。
何だろうと思って行ってみたらトベラの実が
たくさんなっていた。
葉は密に互生し、
長楕円形で革質。
果は径1~1,5センチの球形で
淡黄色に熟して3つに裂ける。
触ると赤い種子は粘々している。
節分に、この木の枝を扉にはさみ、
邪気を払う風習があったので「とびらの木」
とよばれていたのが、「とべら」 になったそうだ。
海桐花とも書く。
柳瀬川の土手にて。