ハマボッス(浜払子)
<サクラソウ科オカトラノオ属>
越年草で、日本全土の海岸に見られる。
茎は円柱形で、
葉は互生し、長さ2~5センチの倒披針形で、
厚くて光沢がある。
展開する前の葉は密で重なり合う。
茎の先に短い総状花序をだし、
苞のわきに白い花を1個ずつつける。
花冠は径1~1,2センチほどで、深く5裂する。
果実はさく果で、先端に球形の花柱が残る。
5弁の白い花は可愛い。
ハマボッス(浜払子)
<サクラソウ科オカトラノオ属>
越年草で、日本全土の海岸に見られる。
茎は円柱形で、
葉は互生し、長さ2~5センチの倒披針形で、
厚くて光沢がある。
展開する前の葉は密で重なり合う。
茎の先に短い総状花序をだし、
苞のわきに白い花を1個ずつつける。
花冠は径1~1,2センチほどで、深く5裂する。
果実はさく果で、先端に球形の花柱が残る。
5弁の白い花は可愛い。
ヤセウツボ(痩靭)
<ヤセウツボ科ヤセウツボ属>
帰化植物辞典では、
ハマウツボ科になっていた。
ヨーロッパから北アフリカにかけての
原産で広く帰化している。
一年生の寄生植物。
マメ科、セリ科、キク科などの植物の根から、
寄生根で養分を吸収して春から初夏にかけて
地上に出現する。
茎は褐色の線毛を密生して直立し、
茎の上部に淡黄色で紫色の斑点のある
唇形花を密な穂状に着ける。
千葉、銚子にて。
都会の空き地などに群生しているのを、
見たことがある。
コウボウムギ(弘法麦)
<カヤツリグサ科スゲ属>
海岸の砂浜などに生える多年草。
和名はフデクサとも言い、
根元の古い葉鞘が筆に似ていることから、
弘法大師の筆に見立てたもの。
麦は穂の形による。
根は横に伸びて、茎は節から立ち10~20センチに
なり、先端に穂をつける。
雌雄異株。
日本全土の砂地に生育する。
☆コウボウシバのようです。
ハマヒルガオ(浜昼顔)
<ヒルガオ科ヒルガオ属>
海岸の砂浜に生えるつる性の多年草。
花は4~5センチ、
花は普通のヒルガオに比べて
薄くロウをかけたような淡紅色。
付け根にある2個の包葉は、
長さ1~1,5センチぐらいで
三角状の卵形をしている。
葉はまるく、
先がへこむものもある。
質はクチクラと呼ぶ透明な細胞膜が
発達しているため、厚くつやがあり、
水分の蒸発を防ぎ、
塩分から葉を守っている。
しばしば、群落を作り、
世界中の海岸に分布する。
サワフタギ(沢蓋木)
<ハイノキ科ハイノキ属>
山野に生える落葉低高木。
樹皮は灰褐色で浅く縦に裂ける。
葉は互生し、
倒卵形または楕円形で先端は鋭くとがり、
ふちには細かい鋸歯がある。
本年度の枝先から長さ3~6センチの円錐花序をだし、
白い花を密につける。
花冠は径7~8センチで5深裂する。
雄しべは多数、雌しべは1個。
果実は6~7ミリのゆがんだ卵形で藍色に
熟すときれいだ。
ツクバネウツギ(衝羽根空木)
<スイカズラ科ツクバネウツギ属>
日当たりのよい山地に生える落葉低木。
葉は対生し、広卵形または長楕円形で
ふちにあらい鋸歯がある。
本年度の枝先に淡黄色の花を2個開く。
筒状鐘形で5浅裂し、内側に黄赤色の斑紋がある。
雄しべは4個。
雌しべは1個。
果実は線形で先端にプロペラのような萼が残る。
ミヤコグサ(都草)
<マメ科ミヤコグサ科>
道端や芝生などに生える多年草。
茎は地面を這う。
小葉は楕円形でミツバの形。
薬草名の脈根草「ミヤッコソウ」が
なまったとか、
花の形を烏帽子(えぼし)に見立てて
エボシグサの別名もある。
葉腋から柄をだし、
鮮やかな黄色い蝶形の花を上部に
1~3個、つける。
ミヤコグサの葉は小葉3枚からなり、
基部に2枚の托葉がある。
道端や海岸などの群れて咲く。
似た帰化植物にセイヨウミヤコグサ(西洋都草)があり、
3~7個の花をつけること、葉の表面にも毛があることで
区別をつける。
ツキミマンテマ
<ナデシコ科マンテマ属>
地中海沿岸原産でオーストラリアに
多く帰化している。海岸の近くで見つけた。
前回のイタリーマンテマとは
違って花びら全部が薄ピンク。
淡紅色の径1~1,5センチの5弁花で、
乾燥地を好む。
葉は楕円形で下部のものでは、
頂部の幅が広いヘラ形。
小さなマンテマのはなにそっくりだ。
砂地に群生していた。
イタリーマンテマ
<ナデシコ科マンテマ属>
千葉の銚子近くに遊びに行った。
どうみてもたぶん・帰化植物という感じだったが
愛らしい花でした。
地中海沿岸原産の越年生草本。
日当たりのよい海岸の砂地や道端に生える。
葉は対生し、茎の下部ではヘラ形、
先は丸い。
径1センチほどの5弁の花を
一方向に向けて着ける。
花は紅紫色で濃い色。
日当たりのよい砂地でよく咲いていた。
海岸近くで咲いていました。
スイカズラ(吸葛)
<スイカズラ科スイカズラ属>
山野や道端にはえる半落葉つる性植物。
枝先の葉腋に2個づつ花を咲かす。
唇状に大きく2裂し、
上弁は先が4裂し、下弁は線形。
はじめ、白色でのちに黄色になる。
雄しべ5個と雌しべ1個は
花冠からつきでる。
葉は対生し、
楕円形または長楕円形だが変化も多い。
葉は内側に巻いて冬を越す。