れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ウマノアシガタ(馬脚形)・ヤブレガサ(破傘)・クマノミズキ(熊野水木)・ミズキ(水木)・・ウドンゲ(クサカゲロウの卵)・ミツバチ・キタキチョウ・ノイバラマルタマフシ・俳句感想

2024-06-08 10:49:16 | 野の花日記と昆虫


ウマノアシガタ(馬脚形)
 <キンポウゲ科キンポウゲ属>
根生葉の形を馬の蹄に見立てた、また花の形が蹄を傷つけないための、

馬のわらじに似ているからと言う。
日当たりのよい山野に生え、草丈30~70センチで、花は直径1,5~2センチ。


5枚の花弁は光沢があり、花弁の基部に蜜腺がある。



ヤブレガサ(破傘)
 <キク科ヤブレガサ属>
山地の林下に生える。

葉には長い柄があり円形で、掌状に深く裂け、
裂片は7~9個でさらに欠刻、または荒い鋸歯がある。


頭花は白色または淡紅色で8~10ミリ、円錐花序に多数咲く。


クマノミズキ(熊野水木)
 <ミズキ科ミズキ属>
山地に生える落葉高木。
葉は対生し、長さ6~15センチの卵状長楕円形。


ミズキより幅が狭く、先がとがり、基部は楔形。
ミズキより1か月ほど遅れて、花をつける。


ミズキ(水木)
 <ミズキ科ミズキ属>
ミズキはもう、青い実をつけていました。
秋に黒く熟す。
和名は樹液が多く、特に春に枝を折ると水のような樹液が滴ることによる。


クロモジ(黒文字)
 <クスノキ科クロモジ属>
落葉低木。
今は、まだ小さな青い実がなつています。
高級楊枝に使用されます。




▲コウゾ(楮)のまだ青い実


オニグルミ(鬼胡桃)
 <クルミ科クルミ属>
青い実がなりました。

※昆虫コーナー

わが家の百合の蕾に、何かと思ったらクサカゲロウの卵の優曇華(うどんげ)

優曇華(うどんげ)
         クサカゲロウの卵


目がくるっとしていて愛くるしいハナバチ


わが家のモナルダに来ています。


ハナバチ


※ノバラマルタマフシ
野薔薇につく虫こぶです。


※キタキチョウ


わが家の花には来ていただきたくないウリハムシ


どなたかしら?


小さな蟻と蠅


何の卵か解りません!



モンキアゲハが蛹になりました。
お尻に、まだ脱皮殻がくっついたままです。

     《俳句鑑賞は夏の季語西瓜(すいか)》
     西瓜売り・西瓜割(西瓜割)などと使う。
   

         

    西瓜抱き産まざる乳房潰すなよ    鷹羽 狩行  

   

 

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ハルシャギク(波斯菊)・オオキンケイギク(大金鶏菊)・ノビル(野蒜)・ワルナスビ(悪茄子)・ルリシジミ・チビアカサラグモ・俳句鑑賞

2024-06-06 01:00:33 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ハルシャギク(波斯菊)
 <キク科キク属>
野川公園へ行く途中の道に群れて咲いていた。
実は、外来種で私の好きな花なので、里の河原から戴いてきて、
我が家の庭に植えてあり、
毎年、あちこちに咲いてくれる♪
北アメリカ原産の多年草。
私は別名のジャノメソウと呼ぶ。
舌状花は黄色で、基部は赤褐色。
蛇の目模様が印象的な直径4センチほどの花が咲く。




キンケイギク(金鶏菊)
 <キク科ハルシャギク属>
実は友人からこの花は育ててはいけないと言われたことがあった。
どこかの地域では、育てるのは禁止されてるそうだ。
それでも、私は好きな花だから庭に植えている。
野川に行く途中の線路に咲いていたので、取り上げてみました。

北アメリカ原産のキク科の多年草。
路傍や河川敷、線路際などに群落する。



野川公園へ行く道の線路際に群れて咲いていました。


ノビル(野韮)の花と実
 <ヒガンバナ科ネギ属>
花は少なく珠芽が多い。
葱やニンニクの仲間で、野に生える。山菜としても食す。
若葉や茎、球根は茹でて味噌につけて食したりする。


ワルナスビ(悪茄子)
 <ナス科ナス属>
雑草として抜き取ろうとしても、茎や葉に鋭い棘が多く、
触ると痛いので始末に困るナス科の野草なのでワルナスビ(悪茄子)と
呼ばれたのが名前の由来。


花は星形に開き、花色は白が多いが、紫もある。
雄しべがバナナのような形をしている。


ワルナスビの実
余り見つからない事の方が多い。


ニワゼキショウ(庭石菖)
 <アヤメ科ニワゼキショウ属>
野川の水辺の斜面の草地にたくさん生えていました。
少し藍色がかっったものが多かったです。




※昆虫コーナー

美しいルリシジミかと思っていたけれど・・
ヘムレン氏によると、ツバメシジミらしいです。(-_-;)



ルリシジミと思い込んでたけれど・・
尾状突起から、ツバメシジミかもしれません。



※ハムシダマシ


※バッタ


※アオバハゴロモ


これで、きちんと足もあります。
さっさと逃げます♪

※チビアカサラグモ



※ハエ

※コガタスジグロハナバチ


🐞ナミテントウ二門型?


※テントウムシの蛹かなぁ??


※トホシテントウ?

※ツヤカスミカメムシ


※時どき、画像がボケてしまうけど、ツマグロヨコバイ


※ダンゴムシ

《俳句鑑賞は夏の季語桐の花(きりのはな)》
      花桐(はなぎり)・桐咲くなどと使う。



魚が身を曲げる日暮れや桐の花  宇田 喜代子

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ウマノスズクサ(馬鈴草)・ウツボグサ(靭草)・オカトラノオ(岡虎尾)・クロコノマチョウの幼虫・アカスジキンカメムシ・俳句鑑賞

2024-06-04 11:50:25 | 野の花日記・昆虫・俳句鑑賞

2日は、朝から雨だったけれど、
野川の観察会はあるだろうと思っていた。
私が出た後でパソコンメールで「中止」のお知らせが入っていた。
「四字熟語」で遊んでいたら・・武蔵境を過ぎて立川まで来ていた。
戻ると、時間に間に合わぬので、係の方に電話を入れたら、
「本日中止」との事で、私にとってはラツキーだった!
静かに一人で自分のペースで自然園を楽しめた。
花は期待していたカワミドリが過ぎたのか?これからなのか?咲いていないし、
会えたのは、蛍袋とウツボグサぐらいだった。
名前は解らないけれど、小さな虫に沢山出会えた!
何と言っても、クロコノマチョウに出会えたのが今回一番の嬉しい出来事でした🐝


ウマノスズクサ(馬鈴草)
 <ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属>
花には花弁が無く3つの萼片が合着し、長い筒のような形になつている。
ジャコウアゲハの食草で、毒があるが好んでこれを食草にしている。


雄しべと雌しべのある部分が、丸く膨らみ、先端がラッパのように広がっている。
今年はまだジャコウアゲハの卵も幼虫も見つからなかった。


ウツボグサ(靭草)
 <シソ科ウツボグサ属>
矢を入れる空穂(うつぼ)に見立てたのが、名前の由来。
茎の先端に3~8センチほどの花序を作り、紅紫色の花を咲かせる。


葉は対生し、短いながらも葉柄がある。
茎の断面は四角形。


オカトラノオ(岡虎尾)
 <サクラソウ科オカトラノオ属>
白く小さな花が集まつた花序が伸びる。
横に垂れ先端が立ち上がる花序を虎の尾に見立てた名前。


小花の直径は1センチほどで、たくさんの花が下から順に咲いていき、
長く垂れる。
今年は野川で初めて出会ったオカトラノオでした。


ホタルブクロ(蛍袋)
 <キキョウ科ホタルブクロ属>
枝上部の葉腋から、内側に紫色の斑点がある白色または、
淡紅色の下向きに咲かせる。
花色には変化があり、先に浅い切れ込みが5つある。


ヤマホタルブクロは、萼が反り返らない。

※虫シリーズ
今回は、色々な虫に出会いました。
全部は掲載しきれないので、次回も続きます。
ただ、名前が解らないものが多いので、失礼いたします。

なんたって!嬉しいクロコノマチョウ(幼虫)見っけ♪


う~なんて可愛い💛
クロコノマチョウ!



※アカスジキンカメ


※チャバネアオカメムシ



※アオバハゴロモの幼虫
天使のよう!

う~~~む
もしかして?アブラムシ類?


ん?イモムシ?



検索では、カミナリハムシと出ました。


この金属色が美しいよね♪

カミナリハムシ


※カミナリハムシ


※ボケたけれど・・キイロテントウ虫


※ワカバグモ

※コジャノメ


羽を広げてくれました。コジャノメ

    虫はまた次回に続きます💛

      《俳句鑑賞は夏の季語朴(ほお)の花》
      朴散華(ほおさんげ)・朴咲くなどと使う。
   

   火を投げし如くに雲や朴の花    野見山 朱鳥
 


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オオヤマレンゲ(大山蓮華)・ニワフジ(庭藤)・ウリノキ(瓜木)・シラキ(白木)・フサザクラ(房桜)・キブシ(木五倍子)・ジョウカイボン・ユスリカ・ナミアゲハ羽化・俳句鑑賞

2024-06-02 05:46:55 | 木の花・木の実・昆虫・俳句鑑賞


オオヤマレンゲ(大山蓮華)
 <モクレン科モクレン属>
前回の高尾山の続き、下山して599ミュージアムの近くで、
オオヤマレンゲが咲いているとの事で,
お饅頭を食べてから、寄ってみた。
深山に生える落葉低木。
葉は有柄で互生し、長さ7~15センチの倒卵形または広倒卵形で、
裏面は粉白色を帯びる。


枝先に直径8~10センチの芳香のある白い花が下向きに咲く。
花弁は6~9倒卵形。雄しべは多数。葯は紅色か薄い紅色。


ニワフジ(庭藤)
 <マメ科コマツナギ属>
落葉小低木。
川岸などに生え、高さ30~60センチになる。
小葉は3~5対あり、長さ2,5~4センチの長楕円形で、
裏面は有毛。


紅色、時に白色の長さ約1,5センチの蝶形花が咲く。






▲ウリノキ(瓜木)
 <ミズキ科ウリノキ属>
山地に生え、高さ3~4メートルになる。
葉は互生し、長さ10~20センチで3~5浅裂し、質は薄い。
裏面には軟毛がある。


葉のわきに集散花序をだし、白い花を数個吊り下げる。
花弁は線形で6個あり、強く反り返る。



▲シラキ(白木)
 <トウダイグサ科シラキ属>
山地に生える落葉小低木。
樹皮は灰白色でなめらか。枝や葉を傷つけると白い乳液が出る。


葉は互生し、長さ5~15センチの楕円形~広卵形で先は尖り、基部は円形。
表面は光沢があり、裏面は緑白色。
若い葉柄は紫色を帯びる。
若枝の先に長さ5~10センチの総状花序をだし、上部に黄色の雄花を多数つけ、
基部に1~3個の雌花をつける。



▲フサザクラ(房桜)
 <フサザクラ科フサザクラ属>
湿気の多い谷あいや渓流沿いに生える落葉高木。



春の赤いフサザクラは美しい。

大夫以前に見ただけで、この頃は、遠目にしか見ていない。


キブシ(木五倍子)
 <キブシ科キブシ属>
キブシの若い実。
山地に生える落葉低木。



よく分岐する落葉低木。
樹皮は褐色。
葉は互生し長さ5~13センチの楕円状卵形または長楕円形で、先端は鋭く尖り
基部は丸い。縁には鋸歯がある。
淡黄色の花を鈴なりにつける早春の風景も又よい。
今は、緑の8ミリほどの果実をつけている。


キブシの奥に何か虫がいます♪


サルナシの花


ユキノシタ(雪の下)


キヨスミシダ
 

※昆虫など

ジョウカイボン



※ユスリカ


土蜘蛛の巣


どなた?


※キブシに何かいた!


※ナミアゲハの旅立ち
4月27日卵を見つける。29日小さな幼虫になる。
5月12日青虫になる。5月19日蛹になる。6月1日午後羽化する。
あまり上手に飛べないので心配したが、なんとか飛んで行った💛


幼虫の時代が一番楽しい♪あとは羽化を待つのみ。(#^.^#)


※元気に育っているキアゲハの幼虫

      《俳句鑑賞は夏の季語蚊屋(かや)》
蚊張(かちょう)とも言う

         画像は俳句とは関係なし。

       二重人格に肖(に)し吾れがふと蚊屋に居し  竹下 しづの女




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セッコク(石斛)・ムヨウラン(無葉蘭)・ツチアケビ(土木通)・サイハイラン(采配蘭)・ギンリョウソウ(銀竜草)・モリアオガエルの卵塊・アサギマダラ・ジョウカイボン・俳句鑑賞

2024-06-01 11:41:09 | 野の花日記と昆虫と俳句鑑賞


セッコク(石斛)
 <ラン科セッコク属>
森林の岩上や老木に着床する常緑の多年草。
茎は根元から多数、束生する。



葉は2~3年生で互生し披針形。
葉が落ちた茎の上部の節に、白色または淡紅色を帯びた花を1~2個開く。


参道への杉木立の道の杉を見上げたら、
実はこの白いのはすべてセッコクの花だったのには驚いた!
毎回、歩く場所だったのに、そんな遠くまで見なかったし、
こんなに見事に咲いているとは信じられないほどでした。
ロープウエイの発着所のセッコクは写真を撮るにはいいけれど、
こっちは、双眼鏡持参で見て下さい。


ムヨウラン(無葉蘭)
 <ラン科ムヨウラン属>
常緑の林下にはえる葉緑素を持たない腐生蘭。
葉は退化して鱗片状になつている。


葉は径約2センチ、淡黄白色で半開状。

唇弁の内側に長毛がある。


▲ムラサキムヨウラン(紫無葉蘭)
 <ラン科ムヨウラン属>
遠すぎて写せなかった!・・・・・・・・・これで、精いっぱい!!!!



ツチアケビ(土木通)
 <ラン科ツチアケビ属>
ひと月早かった!


6月中旬のツチアケビ


このソーセージみたいな実がいつまでも残っていて楽しい。


▲ギンリョウソウ(銀竜草)
 <イチヤクソウ科ギンリョウソウ属>
山地の光の届かない林床に見られるイチヤクソウ科の
腐生植物。全草が銀白色。
葉は輪片状で楕円形。先端がとがる。
花は茎の頂に1個つける。


ツチグリ(土栗)


※生物コーナー

モリアオガエルの卵塊


アサギマダラ


カタツムリ


カニグモの種類かな?

   
     樹木を取り上げてないので、
    まだ、高尾山のシリーズは続きます。

  《俳句鑑賞は夏の季語蛞蝓(なめくじ)》
     なめくじら・なめくじりなどと使う。
    

        画像は蛞蝓(なめくじ)。嫌いな方。すいません。

        たそがれは微光とならむ蛞蝓(なめくじ)  能村 登四郎




 

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