熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉だより・・・稲村ケ崎波高し

2018年02月15日 | 鎌倉・湘南日記
   久しぶりに娘二人と家内で、ランチに稲村ケ崎のRestaurant MAIN へ行った。
   丁度休んでいた娘二人とであるから、今娘たち家族を合わせると9人のファミリーだが、私としては、オリジナルの家族である。
   このレストランの席からは、七里ガ浜越しに江の島と富士山が展望でき、反対側には、稲村ケ崎の岩山が聳えていて、その間に広々とした太平洋の海が広がっている。この風景が、憩いのひと時を楽しませてくれるのである。

   同じ家族ながら、オーダーするメニューが、それぞれ全く違っていて、何故、こうなったのか面白いのだが、私も、欧米が長かった割には、とんかつ系統が好きで、この日も、かつカレーを注文した。
   インド料理は、あっちこっちで結構食べてはいるのだが、このかつカカレーなどと言うのは、ちゃんぽんも良いところで、いわば、色々な種類のラーメンと同じで、微妙な日本オリジナルな食べ物であろう。
   しかし、真っ黒な特製デミグラスソースを使ったカレーのようだったが、美味しかった。

   風が強くて一寸寒かったが、海岸に出て、稲村ケ崎の上に出た。
   自殺防止のために、閉鎖されていて、突端には行けないのだが、ここに出れば、反対側の由比ガ浜から逗子葉山方面を展望できるのであろう。
   波打ち際に出たら、豪快な波しぶきが岩を食む。
   江の島が暗く横たわっている。
   残念ながら、曇り模様と薄雲で、富士山がはっきりとは見えなかったが、地球の鼓動を聴いているようで、小休止を楽しんでいた。
   
   
   
   

   この日は、バレンタインデーであったので、帰りに、娘たちは、菓子店に寄りたいと言う。
   まず、鎌倉山のル・ミリュウ 鎌倉山 (le milieu)に向かった。
   ここからは、殆ど海は見えないのだが、高台にあって、眼下に、鬱蒼とした緑に包まれた鎌倉山の風景が楽しめる。
   時々、やってきて、ケーキと珈琲で小休止を楽しんでいる。
   
   

   次に、いつも、バースディ・ケーキ・を買っている西鎌倉の レ・シュー (les choux)に行った。
   創作フランス菓子と言うことで、湘南では、かなり人気のある店のようで、結構、楽しませて貰っている。
   この店には、小さないす席があって、二三人は憩える空間はあるのだが、案外、喫茶室を併設すれば、喜ばれるのではないかと思う。
   
   
   
   
   

   さて、バレンタインチョコレートだが、私の場合、これまで、家族からや職場などでの義理チョコは貰ったことはあるのだが、悲しいかな、胸の時めくようなバレンタインプレゼントは貰ったことがない。
   商業主義に煽られたイベントだとしても、一喜一憂する人生が、あっちこっちで起こっていると思うと興味深い。
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鎌倉だより・・・荏柄天神社の梅

2018年02月06日 | 鎌倉・湘南日記
   瑞泉寺からの帰り道、荏柄天神社に立ち寄った。
   瑞泉寺で梅が咲いて居なくても、そこは、菅原道真の天神さんであり、梅の花とは相性も良いので、多少、違うであろうと、期待して行ったのである。
   やはり、梅には、まだ、大分早いのだが、まず、門前近くの紅梅が一本、そして、左手の斜面の庭園に紅梅と薄桃色の梅が咲いていた。
   
   
   
   
   

   石段を登って行くと、門の向こうに、拝殿が現れて、その右手の紅梅が綺麗に咲いている。
   実質、咲いているのは、この紅梅一本だけだが、かなり、咲いているので、朱塗りの拝殿と調和して、結構華やかなのである。
   
   
   
   

   私の記憶では、3月初めだったような気がするのだが、終わったのかどうか分からないが、要するに受験シーズン。
   この神社は、天神さんであるから、受験生の神様である。
   拝殿の正面と両翼の壁面には、受験生の合格祈願の絵馬が、たわわに掛けられていて壮観である。
   北野天満宮などの絵馬は、受験校や本人の名前などが書かれた面が表に出ていて面白かったが、ここの絵馬は、何故か、皆天神さんが表を向いている。
   私など、神頼みなど意識にもなかったし、予備校や塾にも縁がなかったので、極めて淡白な受験生活だったが、それでも、5時間寝たら落ちると言う「4当5落」と言われた時代であった。
   コンピューターが、東大入試に挑戦して、合格しそうだという時代に、「絵馬」と言う古式も、何となく奥ゆかしくて良い。
   
   
   

   この神社では、やはり、漫画家たちの筆塚。
   私には、子供の頃から、漫画に親しんだ時期が全くなかったので、週刊誌での小島功くらいで、孫の影響でドラえもんと言ったところが精々であろうか。
   しかし、一つ一つの銅板の絵を見ていると、実に面白い。

   とにかく、紅梅が美しいのである。
   沢山の梅が咲き乱れている時よりも、ほんのチラホラ咲きの時の方が、一つ一つの花姿を愛でるのには良いのかも知れない。
   満を持して一気に咲く一番花が、一番美しいと言う。
   
   
   
   
   
   
   
   
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鎌倉だより・・・瑞泉寺梅はまだまだ

2018年02月05日 | 鎌倉・湘南日記
   わが庭の梅の花が、かなり、華やかに咲き始めたので、鎌倉の古社寺はどうであろうかと、まず、梅林もあり、境内の本堂前には立派な梅の古木もあるので、期待して出かけたのだが、昨年に全くの肩透かしを食っているのを忘れて、今年も早く行き過ぎて、一二本チラホラ咲きかけたいる程度で、全く残念な思いをして帰ってきた。
   寺の人の話では、20日以降、月末くらいが最盛期であろうと言うことである。

   昨夜、NHKの山中伸弥教授の”脳”凄いぞ!を見ていたので、殆ど人が居なくて気が遠くなるような静かさであったので、何も考えずにぼーっとする「デフォルト・モード・ネットワーク」の再現を決め込んで、暫くたたずんでいた。
   まず、通用門を入ってすぐの梅林だが、少し、ほころび掛けているのは紅梅一本だけで、殆ど音なしの構えである。
   山寺の雰囲気を残す石段を登って行くのだが、このアプローチは雰囲気があって良い。
   左手の古い石段の上、山門左手に、吉田松陰留蹟碑が立っている。
   この古い石段の方が正式なのだが、すり切れていて滑りやすいので避けていたが、今日は、人がいなかったので、ゆっくりと歩いてみた。
   山門をくぐって境内に入っても、梅の古木の曲線は美しいが、殆ど無色の空間である。
   私は、まだ、咲き切った瑞泉寺の梅を見たことはないのだが、綺麗だろうと思う。
   
   
   
   
   

   本堂前の境内の梅は、一二本、チラホラ咲きだが、地蔵堂前の八重の紅梅が、少し咲き始めていて、彩を添えている。
   
   
   
   
   

   夢窓国師作だと言う名勝瑞泉寺庭園の池の島に一匹のアオサギが小休止していた。
   以前、円覚寺の池でも見たのだが、殆ど動かずにじっとしている。
   
   
   
   
   
   境内に咲いている花は、蝋梅、サンシュユ、ミツマタ、
   
   
   
   
   
   

   面白いと思ったのは、水戸黄門が植えたと言う「冬桜」
   一輪と二輪、二か所に小さな花が咲いていたのだが、二メートルにも足りない小さな木であった。
   
   

   そして、椿だが、これも、寒椿や侘助のような小輪の花が多くて、かなり大きくなった木で咲いているのだが、数少ない園芸種の大輪の椿は、まだ蕾が固い。
   この瑞泉寺には、山肌の斜面も含めて、侘助椿など小輪の椿が多いのが特色のような感じである。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
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鎌倉だより・・・明月院の秋は如何に その弐

2017年12月03日 | 鎌倉・湘南日記
   明月院は、アジサイの寺として有名だが、季節外れに、一房だけ、明月院ブルーのアジサイが咲いていた。
   気象条件によって、春の花が、秋に狂い咲きすることは珍しくないのだが、アジサイは、初めて見た。
   いつも、アジサイの頃には、歩けなくなるほど人人で賑わう正面の山門に向かう坂道は、ひっそりと人影さえ見えない。
   
   
   
   

   山門の柱に、いつも、三連の竹の花活けがかけられていて、中々雰囲気があって楽しませて貰っている。
   それに、本堂へ向かう細道に、沙羅双樹の木が植わっていて、その前に、生けられている花も、また、格別である。
   平家物語の冒頭の一説、涙しながら、京都のあっちこっちを歩き続けた頃が懐かしい。
   
   
   
   
   
   

   開山堂に向かう石段横にも、衣装を身に着けた地蔵が置かれていて、花が飾られていて、これにも、いつも、目が行く。
   地蔵と言えば、本堂後庭園にも、赤地蔵と青地蔵が置かれていて、広い庭の点景となっている。
   
   
   
   

   さて、本堂後庭園だが、谷津の奥に広がった庭で、裏山を背負って、ほぼ、手前の境内ほどの広さがあり、石庭の奥には、菖蒲園が広がっている。
   その山側の斜面と庭園内に植えられているもみじが、色づいていて綺麗である。
   ただ、夕刻なので、殆ど日が陰ってしまって、逆光で鑑賞すべき紅葉に日が当たっていないので、やはり、太陽が高い晴天の日に来るべきであろうと思う。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   本堂後庭園の紅葉は、次のような雰囲気である。
   
   
   
   
   
   
   
   
    
   

   綺麗なのは、木の紅葉のみならず、地面にびっしりと敷き詰めた落もみじ。
   あたかも、画家が絵を描いたように、色彩豊かに苔や岩の表を荘厳しているようで面白い。
   
   
   
   
   
   
   
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鎌倉だより・・・明月院の秋は如何に その壱

2017年11月30日 | 鎌倉・湘南日記
   東慶寺を出て、明月院に向かった。踏切を渡って小川沿いに上って行くとすぐなのだが、綺麗な山道風の雰囲気で、このあたりから古社寺散策ムードになる。
   まず、銀杏が3本並んでいて、山茶花や紅葉が彩を添えており、その奥に明月院の山門が見えてくる。
   
   
   
   
   
   
   
   さて、明月院の典型的な絵ハガキ風景は、本堂の一室の円窓から望む本堂後庭園の風景である。
   観光客は、長い列に並んで、本堂前に立って部屋越しに、窓に向かってカメラやスマホのシャッターを切っているのだが、紅葉の季節には、後庭園が公開されるので、園内の人が邪魔になって、まともな写真が撮れない。
   私も庭に居て、逆方向の写真を撮っていたので、邪魔をしていたのであろう。
   まず、後庭園から撮った丸窓のショットを紹介する。
   
   
   
   
   

   しからば、後庭園に邪魔な人のいない写真を撮るのには、どうしたら良いか。
   後庭園の公開が、3時に終わるので、その後、閉園の4時までの間に、その頃には、写真取りの列も短くなっているので、多少、辛抱して並んで順番を待って撮ればよいのである。
   しかし、この写真を撮ったのは平日の午後だったので、休日は、そうもいかないかも知れないが、芋の子を洗うようなアジサイの頃と比べれば、マシであろう。
   それに、シーズンでなければ、人はいないし、この部屋に上がってお茶のサービスを受けられるので、ここから写真が撮れて良いのだが、逆に、部屋や、外の縁側、すなわち、円窓の外に、人が居たりして、ぶっ壊しになる心配もないではない。
   
   
   
   
   
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鎌倉だより・・・東慶寺の秋を楽しむ

2017年11月29日 | 鎌倉・湘南日記
   穏やかな秋日和、久しぶりに、北鎌倉を歩こうと思った。
   何度も訪れているので、古社寺巡りでも観光でも何でもない、要するに、カメラをぶら下げて歩きながら、秋の気配を感じれば、それで良いのである。
   大船に出て、そこから、鎌倉駅行きのバスに乗ったのだが、始発ではなかったので、混んでいた。
   明月院下車のつもりだったが、一つ手前の北鎌倉で降りて、東慶寺に行くことにした。
   ところが、JR北鎌倉駅で降りた観光客の大半は、円覚寺に入って行く。
   踏切の向こうに、円覚寺の山門があって、石段の両翼にもみじが、綺麗に紅葉している。
   

   北鎌倉に来ても、円覚寺と建長寺のような大寺院には、余程のことがなければ入ることはないので、暫く、観光客に交じって、山門前の紅葉を眺めながら、シャッターを切っていた。
   まだ、少し早いのか、緑が勝っていて、紅葉は、それ程、鮮やかではなかった。
   
   
   
   
   
   
   

   普通、北鎌倉を訪れた人は、まず、円覚寺に入って、建長寺に行くようであるが、途中の東慶寺から明月院を経由する場合も、結構あるようなのだが、この日は、東慶寺は、何時ものように空いていた。
   

   この東慶寺には、背後の山も含めて、特に、もみじなど綺麗に紅葉する木が少ないので、秋の風情は、それ程、強烈には感じられないのだが、本堂の内外の紅葉は、種類があって紅葉すると美しい。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   東慶寺は、境内に、色々な草花が植えられていたり、苔が蒸すなど古寺の雰囲気が充満していて、私など、いつも、ハッとするような自然の静かな営みに感動することがある。
   小菊やリンドウ、そして、十月桜やボケが咲いている。
   野葡萄や百両などの実が、微かに光って美しい。
   
   
   
   
      
   
   

   
   
   
   
   
   
   風情があるのが、苔の上に落ちたもみじ。
   
   
   

   山門越しに、円覚寺の鐘楼あたりが遠望できる。
   円覚寺へ行く時間はなかったので、明月院へ向かった。
   昨年も出かけたのだが、本堂後の庭園が解放されていて、紅葉が美しいと思ったのである。
   
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葉山のフレンチ・レストランでの午後

2017年10月31日 | 鎌倉・湘南日記
   鎌倉の佐助に住んでいる長女が、穏やかな秋の午後のひと時を一緒に過ごそうとと言って車でやってきたので、久しぶりに逗子の方へ行って食事をしようと言うことになった。
   腰越に出て、海岸線を東に走ったのだが、先日の台風による激しい高潮の被害を受けた沿岸は、何もなかったように落ち着いていた。
   江の島から鎌倉にかけての海岸道路は、日頃は、交通渋滞が激しくて時間を要するのだが、この日は、難なく稲村ケ崎も簡単に通り越した。
   中国で、人気があるのであろうか、いつも、七里ガ浜海岸を走ると、鎌倉高校脇の江ノ電と北行きの道路の交差点で、海を臨む中国人観光客が犇めいているのである。
   

   やはり、港に出ようと言うことになって、葉山のヨットハーバーに近いフレンチレストランのラ・マーレに入った。
   後で、気付いたのだが、このレストランは、この葉山で300年の伝統を持つ日本料理店日影茶屋のCHAYAグループの創業1977年の店だと言うから、中々のものなのである。
   来月のコンサートの夜にプレコンサート・ディナーで予約を入れていたカフェ・チャヤマクロビが、この系列店だと言うことで、偶然とは不思議なものだと思っている。

   本格的なフレンチレストランなので、新しく入荷した新鮮な魚介料理の特別メニューが提供されていたのだが、昔の様に、ヨーロッパで、ミシュランの星付きレストランをグルメ行脚をしていた若き頃とは違うので、結局、ランチ・コースにして、フランス白ワインで通した。
    メニューは、次の通り
    烏賊のフライと海藻のサラダ
    焼き芋のポタージュ
  サーモンのグリエ スイスチーズ焼き
    とにかく、料理が美しい。
    デザートやコーヒーも、まずまずで、楽しませて貰った。
   
   
   
   

   すぐそばのヨットハーバーの方へ出て、港の雰囲気を味わおうと思ったが、少し風邪気味でもあったので止めた。
      

   しかし、家内や娘は、逗子駅直近のOKストアに寄って買い物をしたいと言う。
   Everyday low priceと言うウォールマートと同じ触れ込みのスーパーだが、やはり、随分安い。
   商品の値札に、堂々と何割引きと明示されていて、それがかなりの割引率なのである。
   千葉から鎌倉に移ってきてから困ったのは、物価が非常に高いことで、市役所前の紀伊国屋などは論外で、最寄りのコープでも、このOKストアから比べれば、かなり高い。
   
   

   余談だが、鎌倉には、大船撮影所があったにも拘わらず映画館さえなく、勿論、OKストアさえない、とにかく、庶民には全く住みにくいところなのである。
   古都、観光地と言うのだが、京都に比べればけた違いに小規模で貧弱であり、すぐに行きついてしまう。
   尤も、まだ、鎌倉もよく知らないので、奥深い魅力なり味があるのであろうと思ってはいるのだが。
   この鎌倉を起点にして、旧東海道など近くを歩こうと思った頃には、歳のこともあって、運転免許書を返上してしまい、電動自転車での遠出も不安になってきて、思うに任せられなくなっている。

   この日は、曇り模様の空で、わずかに太陽が漏れるくらいだったが、富士山は見えなかったが、七里ガ浜の向こうには、江の島が浮かんでいた。
   交通が激しくなければ、この海岸線は良い散策路である。
   
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モンブランの美味しい喫茶店が西鎌倉に

2017年10月30日 | 鎌倉・湘南日記
   NIKKEIプラス1の「なんでもランキング」と言うページに、ケーキのモンブランのランキングが出ていて、珍しく、鎌倉の店舗が2位に入っていた。
   モンブランは、私の好きなケーキなので、知らなかったので、どんな店なのかインターネットで調べてみたら、その支店が、西鎌倉にあることが分かった。
   「レ・ザンジュ 西鎌倉店」で、モノレールの西鎌倉駅からすぐである。
   

   この西鎌倉には、「レ・シュー 西鎌倉本店」と言う湘南ではかなり人気のあるフランス創作菓子の店があって、誕生日など日頃から結構お世話になっている。
   この店は、販売が主体で、店舗の中には、喫茶用としては、数人が座れる木製の簡易な席はあるが、喫茶店の用はなさない。

   ところが、レ・ザンジュの方は、洋風の民家を転用した感じで、玄関わきの応接間風の部屋を喫茶室にして、かなり、雰囲気のある独立した空間を作っている。
   偶々、当日は、我々だけだったので、クラシック音楽が流れていて落ち着いた時間を過ごせたが、狭いので、混むとそうでもなかろうと思う。
   

   当日は、モンブランは、家族で賞味しようと思って、帰ってからと言うことにして買って帰り、他のケーキを試みようと、季節品だと言うアップルパイを頂くことにした。
   私の経験からくる独断と偏見だが、味としては、特にどうと言うことはなく、コーヒーも普通であった。
   1000円が、コストパフォーマンスとしてはどうかは分からないが、普通の住宅街にポツンとある喫茶店としては、ムードなり雰囲気としては、上等であろうと思う。
   ちなみに、モンブランは、評判通り、美味しかった。

   ところで、違和感を感じたのは、トレイでサーブされるコーヒーとケーキである。
   コーヒーカップには受け皿もなければ、ケーキは、ラベル付きの店頭に並べてあるケーキをそのまま、トレイに載せて持ってくる。
   日本風のサーブを意図したのであろうか、私は、随分、欧米を歩いてきたが、コーヒーカップと受け皿、ケーキ皿と言う、カップソーサーのセットには、ヨーロッパ文明の長い歴史と伝統が息づいており、それなりの知恵と作法がビルトインされていて、これが文化だと思っている。
   ランチョンマットを使用するイギリスでも、必ず、コーヒーでも紅茶でも、趣味のよい同系統の陶器や磁器の、受け皿付きカップで、ケーキはケーキ皿に載せてサーブされて、格調と品位を魅せて楽しませてくれる、これこそ、憩いのひとときなのである。
   
   
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孫の幼稚園と保育園の運動会

2017年10月18日 | 鎌倉・湘南日記
   土曜日と今日の水曜日、孫の運動会があった。
   本当は、両方とも土曜日に予定されていたのだが、雨のために、上の孫息子6歳の幼稚園の運動会が、二転三転、唯一の晴天日である今日に順延されたのである。
   孫娘1歳の方は、最寄りの小学校の体育館を借りて実施されたので、両方の運動会に、どうして掛け持って参加できるか、母親の娘は苦慮していたので、幸い雨のために、両方とも別の日となって助かったのである。

   両方の孫の朝晩の送り迎えは、祖父たる私の担当で、観劇や何かの用事が出来て東京などに出かけたりしない時は、大体、日に二回、両方を往復する。
   幼稚園は、ダウンしてアップする坂道で、保育園の方は、ダウンする坂道で、落差は2~30メートルはあるであろう。返りは逆である。
   鎌倉は山勝ちで殆ど平地がなく、我が家は、鎌倉山の斜面の西鎌倉山に位置するので、とにかく、坂道が多くて、アップダウンが激しい。
   両方を送り迎えすると、夫々、1キロ弱の道のりなので、8000歩弱なのだが、アップダウンが激しいので、気候に依ってはかなりきつい。
   スクールバスゾーンではなく、近隣の関係上車はダメ(尤も、私の場合は、運転免許証を返納したので問題外」)で、自転車は娘に禁止されているので、結局、歩いて、乳母車を押して、送り迎えせざるを得ないのである。
   いずれにしろ、良い運動になるし、趣味と実益を兼ねて、元気なうちは、やり続けようと思っている。

   そう言うわけで、幼稚園にも保育園にも、非常に緊密に付き合っているので、孫の運動会だと言っても、知らぬ顔は出来ないので、当然、最優先で、行くことになる。
   娘たちの運動会に行ったかどうか、全く記憶はないのだが、殆ど行けてなかったように思うが、今は、子供の大学の入学式や卒業式に、両親、時には、祖父母まで行くと言うから、時代が変わったのであろう。

   さて、私が孫の運動会に行くと言っても、要するに、記録写真係である。
   最近は、ピアノ発表会などでは、写真禁止で、プロが入って写真やDVDを発売する形式となっており、幼稚園でも、この運動会もそうだが、合宿やイベントによっては、プロの写真家が入って、インターネットで販売しているケースが多くなっている。
   下手でもどうでもよく、親にしてみれば、自分で子供の写真を写したいと思うのが人情で、他人の迷惑さえなければ、プロ任せはどうかと思う。
   ところで、子供の運動会となると、それなりのビデオやカメラを使用しており、流石に、スマホで写真を撮っている人は少なかった。
   いくら、子供の運動会写真を撮ると言っても、やはり、望遠ズームレンズを使って連写できるカメラが必要だと思うのだが、どうも、皆がそうと言うわけではなく、やはり、プロの写真家の記録写真の需要が強いのであろうと思う。

   私が、多少、驚きながら見ているのは、保育園や幼稚園の運動会と言っても、馬鹿には出来ない程、内容豊かでソフィスティケートであり、相当、手の込んだプログラムを組んでいて、我々の子供の時の小学校の運動会と比べても、進歩のほどは著しい。
   就学前の年長組などは、既に、しっかりした子供たちであるから、相当なことは何でもできる感じで、我々敬老者へのバッジの作成や運動会のプログラムの作成、飾りつけなどは園児たちがやったようだし、運動会のプログラムの大半は、プチ小学校運動会とも言った感じで、それ程、差を感じさせないように思った。
   1歳半の孫娘など、母親の付き添いではあるが、踏台やトンネルなど障害を越えて、プールで魚を釣ると言うのをやっていたが、一等賞でニコニコしながら、釣竿を突き出しながら先生に飛び込んで行ったのには、一寸、感動であった。
   まず、我々の子供の頃の1歳児の感覚とは様変わりである。

   子供は、3歳までが勝負だと言われているが、よく分からずに、私自身も、娘たちに対しても、過ごしてきたように思うのだが、この頃、幼稚園や保育園に出入りして、孫たちの生活や成長ぶりを見ていると、子供たちにとって、如何に、幼稚園や保育園が、重要な役割を果たしているかが、よく分かる。
   鎌倉にも、待機児童がいるようだが、これは、母親の働き支援と言うことも重要だが、子供の成長のためには、絶対、入園の門前払いはやってはならないと思う。
   そのためには、教育費の無償化も大切だが、幼児教育環境を抜本的に整備して、そして、従事する人たちの待遇を一挙にアップすることであろう。
   最低賃金のアップもそうだが、絶対必要な部門への待遇アップは、政治のみが出来る伝家の宝刀であり、富裕層やITに振り回されて大きく正義からスキューしてしまったこの社会を如何に変えられるか、今度の選挙の課題の一つである。
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フラワーセンター大船植物園・・・蓮、スイレンが美しい

2017年07月02日 | 鎌倉・湘南日記
   いよいよ、改修工事のために、来年4月1日まで、このフラワーセンターが、休園する。
   住居から近いので、散策を兼ねて、カメラを携えて出かけて行くのだが、シーズンでも、いつも、それほど混んでおいらず、趣味のガーデニングとの相乗効果もあって、結構楽しませてもらっている。

   休園2日前の土曜日に出かけたが、この日は、入り口広場のボックス型水槽に植えられている蓮が、何輪か、開花していて、黄色いハスの実が、よく見えた。
   蓮の花を見る機会は、結構あるのだが、やはり、印象的なのは、大賀一郎の出身地である岡山の後楽園で見た素晴らしい大賀蓮の群植であった。
   2000年前の弥生時代以前の種が開花したと言うのであるから、驚きであったが、泥の中から、素晴らしく優雅で美しい花を咲かせる高貴な花であり、当然と言えば当然ながら、生命の神秘を思わざるを得ない。

   この蓮の花だが、中国では、花が蓮(れん)、花は芙蓉、葉が荷、地下茎を藕と称して、白楽天は、詩中の「太液の芙蓉」で楊貴妃をハスの花に譬えたと言う。
   実に美しい優雅な花である。
   
   
   
   
   
   
   
   

   このフラワーセンターには、水生植物のプールと池があって、今、綺麗にスイレンが咲いている。
   こちらの方は、蓮の様な福与かさはないが、八重の花弁が剣状にピンと伸びて、水中から凛とした美しい姿を現しているのが良い。
   
   
   
   

   このフラワーセンターで、1年中、綺麗な花を咲かせて魅せてくれているのが、温室の中のプールの熱帯スイレンである。
   いろいろな種類があって、入れ替わり咲いているのだが、訪れる度毎に、レンズを向けている。
   「花おりおり」によると、古代エジプトで神聖視されたのは、ハスではなくて、この熱帯スイセンだと言う。
   
   
   
   
   
   
   
   
   ところで、この温室で、いつも、咲き具合を確認してカメラを向けるのは、トーチジンジャーと言うピンクの美しい花。
   色もそうだが、形そのものの複雑な造形の妙を感じて、神の創造の不可思議に感激している。
   
   

   神の造形の神秘と言えば、もう一つ、月下美人、「夜の女王」と言う花らしいが、夜咲きを化学処理して昼咲かせているようだが、美しい。
   この月下美人は、私も栽培の経験があるのだが、たった一夜、それも、夜にしか開き切らずに、朝には萎んでしまう。
   しみじみと、眺めながら、生の不可思議に感じいっていた日々を思い出した。
   
   
   
   
   
   
   
   
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フラワーセンター大船植物園・・・ばら、花菖蒲、ユリ、そして、閉園間近(2)

2017年06月28日 | 鎌倉・湘南日記
   土曜日の記事のつづきなのだが、ばらのレポートで終わったので、ほかの花について。
   シーズンとしては、花菖蒲の最盛期だが、なぜか、今年は、殆ど干上がってしまっていて、菖蒲園の半分くらいには、花が咲いておらず、咲いているところも、貧弱である。
   千葉に住んでいた時には、佐原の水生植物園や水郷地帯の潮来の河川などで綺麗に咲き乱れている風景を見ていたので、やはり、水の豊かな田園地帯の花菖蒲が良いのかも知れない。
   咲いていた花を、紹介すると次の通り。
   
   
   
   
   
   
   
   

   蝶々が飛び交っているのだが、止まってくれないので、写真にはならない。
   綺麗な青いシオカラトンボが、白い花の蕾に止まっていたので、ワンショット。
   
   

   アジサイが、ところどころ、散発的に植えられていて、ひっそりと咲いている。
   
   
   

   派手に咲いているのが、ゆり。
   私が好んで植えているカサブランカ系統はなさそうであったが、微妙な色彩が美しい。
   
   
   
   
   

   風に靡いて雰囲気があったのは、ねむの木の花。
   広場にしつらえたボックス型水槽に植えられた蓮が、一輪だけ咲いていた。
   
   
   

   室内展示場で、食虫植物がディスプレィされていた。
   私には殆ど縁のない植物を見ると、愛好家とは凄いものだなあといつも思う。
   興味深かったし、小さな可憐な花が咲いていて、植物の奥深さを垣間見た思いであった。
   
   
   
   
   
   
   
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フラワーセンター大船植物園・・・ばら、花菖蒲、ユリ、そして、閉園間近(1)

2017年06月26日 | 鎌倉・湘南日記
   久しぶりに、フラワーセンター大船植物園を訪れた。
   改修工事のために、7月3日から来年3月末まで、閉園だと言う。

   もう、6月下旬だと言うのに、まだ、ばらが綺麗に咲いている。
   NHKテレビで、閉園のニュースが流れていたが、少し、空模様がはっきりしないのか、土曜日だと言うのに、入園者は、何時もの平日のように、少なくて静かであった。

   園内は、ばら苑と菖蒲園くらいが、花の最盛期で、草花主体の花壇は、相変わらずカラフルだが、ユリ、ムクゲ、ブッドレア、アガパンサス、ペチュニア、ベゴニア、サルビア、マリーゴールド、ラベンダーなどが、彩を競っていて、華やかである。

   閉園のためのありがとうフェススタの一環か、オープンスペースで、横浜のハーバーライツ・オーケストラのミニコンサートが行われていて、客を集めていた。
   ラテン音楽主体の楽団とかで、軽快なリズムで、休日ムード満点である。
   私など、4年間のブラジル生活の経験者であるから、ラテン音楽のリズムはお馴染みで、自然とスイングする。
   ベサメムーチョ、コーヒールンバ・・・
   懐かしい曲を楽しませてもらったが、ドリフターズの「いい湯だな」を始めたので、場を離れた。
   入園口では、しずくちゃんが愛嬌を振りまいているが、子供客が少ない。
   
   
   
   
   
   

   さて、肝心のばらだが、大分、最盛期を過ぎて、ぼつぼつ、終わりに近づいていると思うのだが、まだ、結構、華やかに咲いている。
   
   

   真っ先に綺麗だなあと思ったのは、赤いニコロ・パガニーニ。
   ベルサイユの薔薇シリーズで咲いていたのは、フェルゼン伯爵だけであった。
   アプリコット・キャンディも、そうだが、
   コーヒーカラーを、一寸、淡くしたようなジュリアも、ムードがあって美しい。
   
   
   
   
   
   

   新しいばらのカインダーブルー、
   ブラックティー、
   マリア・カラスが咲き乱れていた。これまで、殆ど、注意を払わなかったのだが、今日は、その優雅さに見とれてしまった。
   フィラデルフィアで、ジュゼッペ・ステファノとのフェアウエル・コンサートで、本当のマリア・カラスを聴いたのを思い出した。
   深紅のパパ・メイアンも、輝いている。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   黄色いばらは、かなり少ない。
   かぐや姫は、殆ど終わりだったが、一輪だけ蕾が残っていた。
   オランダ作出の一寸変わった一重のバビロンが、何株か植わっていた。
   もう一つ、私が、いつも注意して見るのは、イングリッシュローズのパット・オースティン。
   しかし、こんなに高く伸びあがったイングリッシュローズは、珍しいと思う。
   
   
   
   
   
   

   ばらだけで、終わってしまったが、稿を改めたい。
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フラワーセンター大船植物園・・・フジ、八重桜、そして、牡丹(2)

2017年04月30日 | 鎌倉・湘南日記
   うめ園の対面に、さくら園があって、ソメイヨシノなどポピュラーな桜ではない、珍しい桜が植わっていて、種類が違うので、タイミングがずれて満開を迎える。
   私の行ったのは、28日なので、一寸変わっているかも知れないが、福禄寿など八重桜が綺麗に咲いていた。
   

   まず、最初に見たのは、御衣黄。
   緑色の桜であり、遠くからは、桜だとは思えないので、見過ごしてしまうのだが、結構、雰囲気のある綺麗な桜である。
   
   
   
   
   
   一番大きな大木で、今を盛りに咲き誇っているのが、福禄寿。
   普賢象のように、豪華な八重桜である。
   
   
   

   一寸盛りを過ぎたと思っていたのだが、前に美しいと思った王昭君が、まだ咲いていて、ほんわかとした優雅な花びらを、涼風に靡かせていて独特な雰囲気を醸し出していた。
   
   
   

   泰山府君も一寸違った独特の雰囲気を匂わせる淡いピンクの八重桜である。
   
   
   

   桜は、下から見上げて鑑賞するものだと、佐野藤右衛門は語っていたが、私は、桜の花の中心部分、雄蕊雌蕊の付け根の造形に興味を持っていて、時々、接写して、その微妙な美しさに感激している。
   古いマクロレンズ(100ミリF2.8)で、手振れ防止がなく、手持ちでの接写であったので、風に揺られて、中々難しかったが、次の通り。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   さて、まず、シャクヤク園に行ったのだが、咲いていたのは、レッドモナークと言う深紅の株のみ。
   
   
   

   ぼたん園は、もうすでに、カラフルに咲いていた。
   まだ、総てのぼたんが最盛期を迎えたわけではないが、多くのぼたんの花弁は、大きなわりに、非常に薄くて繊細なので、かなりの花が萎れてしまって、写真にはなり難くて、一寸残念であった。
   開花直後の朝早く鑑賞するのが良いのであろうか、太陽に照り付けられると、ひとたまりもないので惜しいと思って見ていた。

   やはり、趣向の所為か、目に入ったのは、黄色いぼたんで、二株あって、ハイヌーンと黄冠。
   
   

   名前を憶えていないのだが、写真に撮れたぼたんは、次の通りである。
   
   
   
   

   
   
   
   

   バラ園は、モッコウバラがわずかに咲く程度で、まだ、音なしの構え。
   今年は、京成バラ園から大苗を買って、相当、大幅に植え替えてリニューアルしているので、様相が一変するかも知れない。
   バージン開花なので、少し寂しくなるかも知れないのだが、京成バラ園作出は勿論、フランスやドイツ、イギリスなど欧米の比較的新しい新種のバラがオンパレードなので、新しい趣向を楽しめるであろう。
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フラワーセンター大船植物園・・・フジ、八重桜、そして、牡丹(1)

2017年04月29日 | 鎌倉・湘南日記
   10日前に、このフラワーセンターに来て、桜やシャクナゲをレポートしたのだが、やはり、花の季節春なので、様相がすっかりと変わってしまっている。
   桜は、八重桜に変わって、シャクナゲも色あせて、つつじやサツキに変わり、
   一気に、フジが綺麗に咲いて優雅に房を垂れ、牡丹が豪華に咲き乱れている。

   まず、すいれん池横の藤棚のフジは、築山の新緑やハナミズキとのコントラストが美しい。
   (なまくらをして、カメラに、100ミリF2.8のマクロレンズだけを装着して来たので、ズームも広角も利かないので、写真には表現できない。)
   
   

   もう一つの大きな藤棚とフジが何株か植わっている場所は、ソメイヨシノなどの桜があるピクニックグラウンドの手前の方で、オープンスペースなので、フジがおおらかに植わっていて、綺麗に咲いている。
   この植物園のフジで興味深いのは、他のフジは、藤棚仕立てで這わせるのではなく、支柱を立てて直立にこんもりと豪華に咲かせていることである。
   
   
   
   
   

   一株、大きな白花のフジが植えられていて、情趣を添えている。
   
   

   フジのイメージは、どうしても、藤棚で、特に、フジ棚から垂れているフジの房の優雅さが良く、風に揺れている風情が何とも言えない。
   桜のように、下から見上げて観察したが、房状に垂れているので、絵にはならなかった。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   藤棚から、牡丹園に向かう道のシャクヤク園側に、八重桜の関山が植わっていて、やや盛りは過ぎたが、綺麗に咲いていて、藤棚のフジとのコントラストが面白い。
   八重桜が咲く頃に、朝顔の種を蒔けと言うことであるから、帰ってから蒔こうと思った。
   
   
   

   少し離れたところに、鬱金桜が、満開であった。
   この桜は、御衣黄のように緑の桜として人気が高いのだが、咲き始めの頃とは違って、ピンクや白い花が混じって来ている。
   はっきりとした花の形ではなく、やや、歪な形が面白い。
   
   
   
 
   シャクヤク園の外れ、玉縄桜のそばに、普賢象が、今盛りにと咲いている。
   この花の豪華さは格別で、昔、千葉の庭に植えていて、ヨーロッパから帰ってきた翌年春に、爛漫と咲き乱れて迎えてくれた。
   しかし、その後、残念ながら、毛虫にやられて枯らしてしまった。
   この桜は、花の真ん中の蕊が、二股に分かれていて、普賢菩薩を乗せた象をイメージして普賢象と呼ばれているのだと聞いたことがある。
   
   
   
   
   
   

   さくら園の桜や牡丹などについては、次稿にしたい。
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フラワーセンター大船植物園・・・モミジ、シャクナゲが美しい

2017年04月19日 | 鎌倉・湘南日記
   先週、フラワーセンター大船の桜について書いたが、この日、桜だけではなく、新緑が映えて美しかったし、シャクナゲが、極彩色の美しい風景を現出していた。
   一週間前なので、大分、フラワーセンターの花風景は、変わっているかも知れない。

   まず、私が真っ先に行くのは、椿園。
   もう、最盛期は過ぎたのか、パッとしなかったが、一輪一輪撮ったショットは次の通り。
   
   
   
   
   
   
   

   この椿園の道を隔てた対面の小高くなったモミジ山が、芽吹いた新緑のもみじが萌えていて、非常に美しく輝いていた。
   梅ヶ枝と言うモミジは、芽吹き始めから鮮やかな赤色で、あたかも、秋の紅葉のような風情で、他のモミジの新緑とのコントラストが美しい。
   他にも、暖色系統の芽吹きのモミジも混在していて、そのグラジュエーションが、陽を浴びて輝いている。
   アメリカ赤花トチノキが、モミジに交じって咲いている。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   その下草の花壇には、咲き残りと言った野性的な雰囲気で、草花が咲いていて、一寸したムードを醸し出していて面白い。
   ムサシアブミなど興味深い植物が、顔を覗かせている。
   
   
   
   
   
   

   モミジ山の外れに、シャクナゲもどきが咲いていた。
   それに、今は、桃の季節で、桜とのコントラストが美しい。
   
   
   
   

   シャクヤク畑は、まだ、花は咲いていなかったが、牡丹園では、黒皮紅が、綺麗に咲いていた。
   咲き始めの牡丹もあったが、もう、一週間経つので、他にも咲き始めているかも知れない。
   その隣では、つつじが咲いていた。
   
   
   
   

   もう、一つ面白いと思ったのは、盆栽コーナーの花木が、リンゴなど綺麗な花を咲かせていて、綺麗であったこと。
   
   

   何と言っても、今の花盛りは、シャクナゲ。
   つつじやさつきの仲間であろうが、木が大きくて、大型の花がびっしりと咲くので、豪華さが違って、とにかく、目立って風景を圧倒している。
   キューガーデンなど、イギリスの公園や植物園でも、派手に咲いていたのだが、私の好みではないが、春の代表的な花なのであろう。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
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