
今日、定期検診のために、病院に行った。循環器科である。
30代の後半に高血圧だと診断されたので、半世紀の付き合いの持病であるが、薬を飲み続けているだけで、特に、いままで、大変だったことは一度もない。
大手術を2回受けているが、別な病気である。
「80歳の壁」の和田秀樹先生に言わせれば、病院に行くことも薬を飲むことも必要はないと言う事であろうが、歳をとっても、やはり、気になって、病院通いを続けている。
ところで、過去の病気のフォローや新しい病気の治療なども含めて、歯科などは別にして、大病院に平均月に1回は通い続けている。
いつも悩むのは、待ち時間の長さである。
今日の予約時間は、午前11時であった。
血液検査と心電図検査があったので、1時間前、すなわち、9時45分に病院について検査を受けた。幸い、週末なのか月末なのか理由は分からないが、結果に時間がかかる血圧検査は空いていてすぐに終わった。
今日は、早く終わりそうだと期待して待った。
しかし、先生に呼ばれて、診察を受けたのは、12時30分、予定の1時間半後であった。
会計処理に時間がかかるので、院内にあるドトールコーヒーショップで軽食を取り、薬の処方箋を持って調剤薬局に、
これが、また時間を取って、結局、タクシーで自宅にたどり着いたのは、午後2時半、
今日は、往復行帰りはタクシーを使ったが、従来のように、バスとシャトルバスを乗り継いで通うと、更に2時間加わるので、1日仕事である。
解せないのは、先生のオーバータイムの処理がどうなっているのかだが、毎日、既定の時間内に、積み残しなく、当日来院した患者すべてを診療し終えていているのであるから、それを、うまく配分して、予定を決めればよいのである。
ほとんど死ぬ心配のない患者たちが来院していて、何時間待たされようと一向に文句を言わない健気な顧客であるから、有難く待たせても喜んでくれていると思っているのであろうか。
色々内部事情やカラクリがあっての病院の戦術なりやり方なのであろうが、東京の大病院も、ほぼ同様であった。
政府も、高額療養費制度を改定して、負担上限額引き上げ方針で自己負担増を策しているが、この程度の些細な改良を病院に指導できなくて、何の医療改革かと、戯言も言いたくなってくる。