6年理科 水溶液の性質(9月30日)

今日は、6年2組以外を午前授業とさせていただき、本校の教員全員の授業力を高めるための研究授業をさせていただきました。
今年度の研究のテーマは「児童の“受け止める力”を育む指導の工夫」です。
私がこのサイト記事を通して、保護者の皆様に何度か、「ご家庭での子どもの受け止めを工夫していきましょう。何か良いお知恵がありましたら、情報提供願います。」と投げかけてきました。
この研究が教員だけのものではなく、ご家庭や地域をも巻き込んだものにできるならばすごいことになるのではないだろうか。
子どもが人の言葉や思いを受け止められる子に育つには、大人に受け止められた機会が数多くなり、そして深くなっていけば素晴らしい。
地域をあげて子どもを育てる矢口渡らしい学校に、ぐっと近付けると思っているのです。

さて、6年2組の子どもたちは、前時に、水溶液の性質には、酸性・中性・アルカリ性があることを学んだ次の授業でした。
まず教師から、「なぞの水」を見せられて、「え!何だろう?」という疑問のモチベーションを高めた子どもたち。
ある子からは、「本物の科学実験みたいだ!」という声があがる。
酸性やアルカリ性の液体を入れると、その色が様々に変わっていく「なぞの水」に興味津々です。
何性だか、よく分からないことを、モヤモヤしながら考えることじたいが、脳の活性化になっています。

その後、次の理科の時間に、どんな液体を入れてみようかという問題について、個人思考→班討議→全体発表→再度の班討議という流れで、意見交換をしていくことが、研究テーマの「受け止める力」を受けた、この授業のねらいでもありました。

(子どもたちの感想)
「みんなで何が何性に近いのかを検討することができて楽しかったです。」
「話し合ってみて、班で協力して答えをまとめられました。」
「予想した22こを全て実験したら、予想がつかないし、すおいことになると思うけれど、みんなで決定した6こを見つけられるようにしたい。」
「どんな結果になるか気になるし、今日使ったまほうの水の正体がわかりたいです。話し合いでは、いろんな意見が出ました。」

来週の実験に向けて、「え、来週なんですか?早くやりましょうよ。」という子どもたちの声もあったようです。
こうした次へのモチベーションにつながっていることこそ、今日の授業が楽しかった証拠でしょう。

(授業後の教員研修で出た意見)
・教師の声かけが子どもたちの話し合いに役立っていた。
・教師の子どもを受け止める力を高めることも効果的だ。意識していきたい。
・途中で全体の意見を交流したとき、子どもたちは根拠をもって話そうとしていた。
・人の意見を受け入れて聞いていたようで、「なるほど」とか「たしかに」という子どものつぶやきが多く聞かれた。
・受け止める側(聞く側)だけでなく、説得力のある話し方ができるように、もっともっと鍛えれば、聞いている方も聞きやすくなるだろう。
・ワークシートに、自分の考えの根拠を書けるようにしてあげれば、もっと工夫して意見を出せるようになるだろう。

今回の研究協議会の講師は、理科を専門的に指導してきた経験のある、副校長に務めてもらいました。
本校の教員の理科的見識を、大いに高めてくれました。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

校長室ワンダーランド化計画進行中(9月29日)

すでに子どもたちの中には、家に帰って報告している子もいるかと思います。
今、校長室周辺を「心の癒しの場」「プチわくわくの場」「話題づくりの場」として、「校長室ワンダーランド化計画」を進行しています。
廊下には、今年、矢口小の池で生まれた金魚の子ども(つよしと命名)と、これは必ず癒されるだろうと思った会話型ロボットがいます。
時には、廊下を「おそうじロボット」が走行しますので、これまた子どもたちのアイドル的存在になっています。
おそうじロボットがいる廊下では、子どもたちが自然と走らなくなるという影響もあります。
校庭側の窓の外には、昨年作った「メダカの学校」が定着しました。
さらに、今、子どもたちの中では大ブームになっているマンガ「鬼・・の刃」の絵葉書セットとシールセットを掲示してみました。
案の定、どの学年の子どもたちも、楽しそうに語り合っています。
また昼休み、校庭で遊べない時には、2年生女子チームがよく遊びに来ておりまして、「坊主めくり」「ウノ」「黒ひげ危機一髪ゲーム」などに興じております。
楽しかったり、癒されたり、驚いたりといった脳への刺激は、免疫力向上にもつながります。
そんな裏のねらいももちながら、ワンダーランド化しております。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

6年社会 鎌倉文化を味わおう(9月25日)

今日の4校時は6年3組社会の参観でした。
指導するのは本校の教務主幹です。
教務主幹とは、主に学校の教育課程に関する整理や進行管理を行う重要な責務を担っています。
東京都では担任を兼任していることがほとんどですが、他県の学校だと、教務主幹は担任を外れて、担当授業も少なめにし、全教員に助言をしていく指導的立場になっていることもあります。

(この授業のねらい)
鎌倉時代の文化について理解し、我が国の伝統文化を大切にする心情を育む。

(今日の授業の良さ)
(1)数多くの電子黒板資料を提示して、圧倒的な知識を児童に与えた。(写真参照)
(2)今は十分な理解ができていなくても、仏像や絵画などの画像を一度目にしておくことで、脳内に記憶が残る。今後、中学校や高校に行き、歴史や美術の学習を進める中で、今日、目にした画像がフラッシュバックしてよみがえる可能性がある。中期的な未来に向けた授業ではあった。
(3)子どもたちの意見が錯綜し、ざわついた時に、子どもの中から「静かに!」という声があがり、一瞬で静まった。この声かけをしていける子が、少しずつ増えていくと、今以上の集中力が身につくだろう。
(4)5年生のころから、古文や名文を指導されている子たちなので、日本古来の文化に対する知識が、一般的な小学生よりも豊富である。

(子どもの学習感想)
「平安時代と鎌倉時代では、仏像や絵画がちがうことを初めて知ることができてよかったです。」
「文学など、知らなかったことが分かってよかったです。」
「苦しいことがあっても、すべて前向きに考えて行動することが大切なのかなと思いました。」
「鳥獣戯画について、後で調べてみようと思いました。」

社会の学習では、最後の感想の「後で調べてみよう」という気持ちになることが、とても大事なことです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

3年国語 へんとつくり(9月24日)

今日の1校時は3年2組の国語を参観しました。

(この授業のねらい)
漢字が、へんとつくりなどから構成されていることについて理解する。

(今日の授業の良さ)
(1)学習導入時にゲーム性のある漢字パズル(写真参照)を行ったため、子どもたちのモチベーションはいきなりトップギアに入った。
(2)3年生は学級の児童数が校内で最も多い。グループ学習も取り入れているが、感染症対策のために短時間の活動とできるよう、日々工夫している。そのことが子どもたちにも定着しているため、「個人から集団、そして個人への戻り」という行動がスピーディである。
(3)へんカードは黄色、つくりカードは青色としたことが、子どもたちにはとても分かりやすい教材となった。(写真参照)
(4)3,4年生の階には、国語辞典と漢字字典をキャビネットに乗せてあり、いつでもすぐに使えるようになっている。この学習環境は素晴らしい。(写真参照)
(5)ワークシート個人作業への助言ポイントが担任の中で明確になっているため、ほんの一言助言で子どもが学習を進められる。
(6)作業を途中でもやめさせた。当然、子どもたちから、「もっとやりたい!」という声があがる。脳科学的に見て、この「もっとやりたい」という状態が、脳を活性化させる。脳は未完全なことに対して我慢できず、完成形を求めるため、脳の自動操縦状態になり、自分の思いとは関係なく、勝手に学習を進めていくことになる。

何よりも、子どもたちが、学ぶことをとても楽しんでいる姿が印象的でした。
たくさんの漢字が言葉を身に付けて、表現力の豊かな人に育ってほしいです。
ご家庭でも、どんな言葉を使うか、どんな本をそろえておくかという、「言語環境」を大人が意識するだけで、子どもの話す言葉が変わりますので、ぜひ心にとめておいてくださいませ。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

6年少人数算数 円の面積(9月23日)

今日は3校時に6年生の算数学習の参観へ。
6年1組担任による指導でした。
図形の面積を求める学習の中では、様々な解き方を考えることができる、最も面白い教材が今日の課題となります。

(この授業のねらい)
多様な方法で円を含む複合図形の面積の求め方を考え、図や式を用いて説明することができる。

(今日の授業の良さ)
(1)電子黒板で提示できる算数教材は豊富にある。教材があっても使えるかどうかは教員の技術による。今日はとても効果的な活用をしていた。
(2)特に図形の学習では、電子黒板教材が大変大きな理解の助けになる。パソコンで図形操作を再現できることが、教員の授業手段を増やしてくれる。
(3)個人の思考から、グループでの意見まとめ、さらにはワールドカフェ形式でグループの説明を交流するところまでもっていく、「矢口授業スタイル」の通りに学んでいた。
(4)図形を操作して数学的思考力を使って考えることを、子どもたちが味わっていた。

算数を学んでいる6年生の姿を見ると、1年生から5年生までの学習の積み上げが本当に大事だということを感じます。どれだけの知識量があるかどうか、圧倒的な知識を再構築することが、アイデアを生み出す源泉です。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

2年道徳 ほかの国の人となかよく(9月23日)

4校時は2年生の道徳参観でした。

(この授業のねらい)
他国の人々に親しみをもったり、温かい心で接しようとしたりする態度を養う。

(今日の授業の良さ)
(1)道徳もデジタル教科書がある。電子黒板を活用し、「お手本で読んでくれる機能」を使って、子どもたちに最も聞きやすい音読を聞かせ、集中して文章理解をさせた。
(2)担任の表情が豊かになった。マスクをしていても、それが伝わってくるくらいだから、間違いなく教育技術が上がっている。
(3)担任自身が授業を楽しめている。子どもたちの反応を担任が受け止めて、楽しさを引き出している。
(4)近年、日本も多くの外国の方々が、日本の小学校に入学して、一緒に学んでいる。年齢の早いうちから、外国の方を受け入れる教育を行うことは大切なことである。

(子どものまとめ)問い:外国の人と出会ったらどうしたいですか。
「日本の知らないあそびをおしえてあげたい。」(女子)
「マッチというゆびのゲームをいっしょにしてみたいです。しらなかったらおしえてあげます。」(男子)
「絵をかく、一りん車にのる、ジャングルジム、英語ジャンケン、おりがみ(かわいい)、などをいっしょにやりたい。」(女子)
「いっしょにドッチボールとかをやって、なかよくなりたい。」(男子)

道徳授業は学校の要です。
そのことを昨年度の道徳授業地区公開講座で、大田区教育委員会の指導主事先生が指導してくれた内容を再掲します。
◎道徳の授業は学校の道徳教育の「扇の要」
・学校は教育活動全体を通じて、道徳性を養うことになっている。
・各教科の授業内、休み時間の過ごし方、行事への取り組み方、具体的には廊下の歩き方ということまで含めて、それら一つ一つが道徳という扇の「中骨」や「親骨」である。
・道徳の授業は、それら「中骨」や「親骨」を支えて、一つの扇としてまとめるための「要」である。
・こうしたことを理解して、日常から子供たちに意識的に働きかけ、道徳の骨をたくさん作っていくことが大切である。
・教育活動全体を通じて作られた「扇の骨」がたくさんあれば、それを束ねてまとめる「要」としての、道徳授業が生きてくる。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

4年学級活動(エンカウンター) 9月18日

今日の3校時は4年2組の学級活動を参観しました。
4年2組担任は本校の主幹教諭で、教員の指導者的立場にいる者です。授業や子どもの活動の見取りも経験豊富さを感じさせます。

(この授業のねらい)
相手から見た自分を知り、相手の良いところを伝えよう。(よりよい人間関係の形成)

(今日の授業の良さ)
(1)授業の開始がとてもスムーズである。子どもたちも開始時間には準備完了で、全員そろっている。
(2)アイスブレイクで行った「こっそり忍者ゲーム」が効果的で、回数を重ねるごとに男女間の心の壁が低くなっていった。
(3)自分発見エクササイズで取り組んだ、複数の友だちからの自分への好評価は、おそらくアイデンティティー確立の基礎活動となるだろう。この他者からの好評価を受ける機会を重ねることで、セルフエスティームが向上するだろう。
(4)ワークシート作業では、鉛筆の音しか聞こえないほど集中して取り組んでいた。これはフロー状態という最高レベルの集中状態である。
(5)子どもが自然につぶやいた「伝え合い」という本校の教育キーワードを、教員が逃がさず聞き取り、受け止めて、授業に活かしていった。
(6)子どもたちにとっては気づきの多い授業となり、とても楽しかったはずだ。

(子どもの感想)
「みんなが私のよいところを、たくさんほめてくれた。みんながほめてくれたところを、これからもがんばっていきたいです。」(女子)
「自分がどのように見られているのか、感じられているのか分かりました。友だちとつき合っていく上で、自分にとって勉強になりました。」(女子)
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

5年1組体育 跳び箱運動(9月18日)

6校時は授業参観。
授業のはじめから参観したかったのですが、他学年で緊急に対応しなくてはならない件が生じたり、エアコン新設のための指示を出したりしていたため、途中からの参観となりました。
跳び箱運動の第5回目。
自分の能力に合わせて、開脚跳び、台上前転、から首はね跳び、頭はねとびなど、選んで練習しました。

(この授業のねらい)
回転系の技の中から選び、練習に取り組もう。

(今日の授業の良さ)
(1)体幹を強く鍛える意識をもたせることにより、回転時の安定感やけがの防止にもつなげている。
(2)大型タイマーで各活動の時間設定をして、タイムプレッシャーをかけている。そのため、跳び箱の準備に設定した4分間のよりも短い、3分30秒には全グループの準備が終了した。
(3)今日の体育館は気温30度を超えていた。そのため、水分補給の時間をこまめに入れて、熱中症予防の意識を子どもたちに育てていた。
(4)子どもたちは、自分で選んだ跳び箱タイプと技に、あきらめることなくチャレンジしていた。
(5)身体の故障を少しでも感じていた子は、無理をしないで休んでいた。

全7回の授業で、子どもたちはどこまで自分の技術を高められるでしょう。
跳び箱を飛び越えるという克服型の運動、技の美しさを極めるという達成型の運動、この両面が跳び箱運動にはありますが、今回の5年1組の体育ではどちらもねらって指導をしています。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ゴボウの種の話(9月17日)

矢口小学校では、学校支援地域本部のやぐち応援隊・グリーンボランティアの方々が、この夏、ゴボウを育ててくれました。

1,2年生の男の子が、このゴボウの種を採ってきてくれまして、校長室の窓の外から私を呼ぶのです。
窓を開けますと、なにやら満足そうにこう言います。

男子「校長先生、見てください!これはゴボウの種ですよ!」
校長「どれどれ、これがゴボウの種ですか!小さいのですね。」
男子「この種、校長先生にあげます。」
校長「それは嬉しいねぇ。それにしても、こんなに小さなゴボウの種が、あんなに長いゴボウに育つんだね。植物のもっている力というのはすごいね。」
男子「校長先生、もっと採ってくるよ!」

嬉しそうに私に種を渡し、再び矢口農園に行く1,2年生男子。
豊かな環境があるからこそ生まれる、ゴボウのエピソードです。
やぐち応援隊・グリーンボランティアの皆様に、心から感謝申し上げます。

また、保護者の皆様も、もしお気持ちがあれば、ぜひグリーンボランティアにご参加ください。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

2年道徳 ふわふわことば ちくちくことば(9月16日)

今日の5校時の授業観察は2年2組へ。
今年度、本校に赴任してくれました担任による指導です。

ふわふわ・ちくちくことばの指導は、小学校の指導の定番となってきました。
子どもたちが日常生活で最も体験していることなので、考えやすいということも、指導定番となった理由でしょう。
今日の授業でもたくさんの意見が出ました。

(この授業のねらい)
人を傷つける言葉を使わず、人をうれしい気持ちにさせる言葉をすすんで使う態度を育てる。

(今日の授業の良さ)
(1)導入で「ちくちくことば」の経験から思い起こさせ、嫌な言葉を考えるよりも、「ふわふわな良い言葉」を考えていった方がいいと、子ども自身の発言を引き出し、主体的な学びに導いた。
(2)個人思考からグループ交流、全体への共有という基本の流れで、子どもたちは無理なく思考を深めることができた。
(3)最後に、代表の子どもが感想を発表することによって、クラス全体が「ふわふわことばを大事にしよう」という意識になった。

授業の結果、子どもたちがどんな考えに至ったか、4人の感想を紹介します。

「ふわふわことばをかんがえて、こころがとってもいいきもちになった。とってもうれしくなった。もっといいたくなった。」(女子)
「そのことばをいいたくなった。いわれてみたくなった。自分がかなしいときも、そのことばを聞くとたちなおれる。」(女子)
「ふわふわがあふれて、ぼくもじぶんで人にいいたくなってきました。」(男子)
「今日は、ふわふわことばとちくちくことばがわかりました。ふわふわことばがわたしはすきです。ちくちくことばはきらいです。これからわたしは、ふわふわことばをつかって、きもちよく生きたいと思いました。」

2年2組の子どもたちが、明日からの生活で、ちくちくことばを避け、ふわふわことばをたくさん使おうと行動を始められたら、今日の学習はさらに味のあるものになっていくでしょう。
ご家庭ででも、ぜひ話題にしてほしい内容です。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

1年生活科 あきとなかよし(9月15日)

1校時、1年1組の生活科の授業観察をしました。
夏も終わりを迎え、秋との関わりを深める季節となりました。

(この単元のねらい)
秋の校庭や遊び場などで散歩したり遊んだりする活動を通して、季節が空きに変化したことに気付くとともに、木の葉や木の実などの自然物を使って、みんなで工夫して生活に役立つものを作ったり、遊びに使うものを作ったりして楽しむことができるようにする。


本物の栗
(今日の授業の良さ)
(1)教員の導入で、中身が見えない袋を提示して、子どものモチベーションを高めた。
(2)袋の中には、本物の栗を用意して、さらにモチベーションアップ。


電子黒板
(3)次に四季のスライドを効果的に見せながら(ICT機器活用)、春夏秋冬の特色に気付かせた。


まっすぐ挙手
(4)手のあげ方の指導が定着しつつある。
手のひらを先生に見せるのは「お手上げ」「降参です」の合図、手のひらを横にして、まっすぐにあげるのが正式な挙手方法。万歳の仕方も同じ。


みんなで秋をさがそう!
(5)五感カード(目・鼻・耳・手)の活用で、子どもたちは秋探しのイメージができた。
(6)ペア・トリオ学習での話し合いを入れている。今回は、生活体験が豊富な子は、たくさん発言できた。ご家庭でも子どもにたくさんの自然体験をさせてあげてくださいませ。
(7)教室がザワザワした時に、ある男子から「しゃべらないで心の声で言って」という注意が起こった。新型コロナ対応の意識が育っていると思える。
(8)「秋探しビンゴカード」で校庭へ出る心の準備はバッチリ!
ある女子から、「ビンゴにのっていないものも、さがしていいんですか?」という質問が出るほど、2校時に校庭に行く心の準備は万全でした。
この後、校庭に出た1年1組の子どもたちは、たっぷりと秋に親しみました。
矢口小の豊かな秋は、1年生の心を豊かに育んでくれることでしょう。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

4年図画工作 それゆけ たんけんたい!(9月15日)

3校時は図工の授業観察です。
ギャングエイジの4年生。何をやっても楽しめる年代です。

(この授業のねらい)
自分の島に色を塗る活動を通して、いろいろな色を混ぜながら表したい色を見つけることができる。

(今日の授業の良さ)
本校の図工の授業はひとつのパターンがあります。
あいさつ 10:40
説明
やってみよう(1)
友だちの作品を見に行く  11:15
トイレ・水のみ  11:25
やってみよう(2)  11:30
片づけ  11:55
あいさつ  12:10
毎回、繰り返しこのパターンで学習していきます。
この同じパターンの繰り返しをすると、ある効果があらわれます。
回数を重ねるたびに、知らないうちにスピードアップ、基礎の定着、レベルアップをしていくことになるのです。
スポーツの基礎練習を想像していただければ分かりやすいと思います。
野球であれば、キャッチボールを同じように繰り返し反復練習します。
すると、目に見えての向上があるわけではないのですが、3か月間も反復練習すれば、投げる力や捕る力がかなりレベルアップします。
図工の学習パターンも同じことです。
これを「同一パターンのグレードアップ」といいます。
昨年度から、様々な学級の図工室での授業を見てきましたが、今日、最も感じたのは、指導する教員自身が「同一パターンのグレードアップ」をしていることでした。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

2年国語 どうぶつ園のじゅうい(9月14日)

今年度に入り、学校公開をすることができていません。
このことは、学校としても不本意なことであります。
2学期中には必ず学校公開しますので、もう少しお待ちください。
その分を、せめてこのページで校長の目を通してお伝えしていきます。

2年3組に授業観察に入りました。その良さを紹介します。
(1)子どもたちと一緒に立てた学習計画を掲示してあり、これまで学んだことに立ち返るきっかけにしている。
(2)「微音読」に取り組んでいる。微音読をすると、子どもたち全員の読む力がじわじわと伸びる。
(3)矢口小の授業モデルの一つだが、個人作業の時間には、タイマーを使って「タイムプレッシャー」をかけている。
  ※タイムプレッシャーをかけると脳が作業の完成形を追いかけるようになり、自然に活性化されます。
  (おすすめ)大人も自分自身にタイムプレッシャーをかけると仕事の能率が必ず上がります。
(4)必ずチームでの学び合いが入る。
  ※今年度の本校の研究重点は伝え合いの中の「受け止める力」です。
  (お願い)保護者の皆様からも、お子様をどう受け止めているか、学校にお知恵を拝借できると助かります。
(5)ワークシートの活用で、どの学級でも共通レベルで指導する。
(6)今日学んだ「じゅういのくふう」の中で、子どもたちをワラビーに同化させ、じゅういさんへのメッセージを書かせた。
  ※低学年段階だと、登場人物や登場キャラへの同化(それになったつもり)がとても大事です。

こうして学んだ子どもたちの、ワラビーのじゅういさんへのメッセージを6人紹介します。

「ちりょうしてくれてありがとう。またはぐきがはれたら、なおしにきてね。」(女子)
「なるべく早くちりょうしてくれてありがとう。」(男子)
「はぐきがいたかったから、なおしてもらって、いたくなくなったよ。」(女子)
「はぐきがはれても、なおしてくれたから元気になったよ。」(男子)
「3人のしいくいんさんにおさえてもらって、あんしんしたよ。」(女子)
「ちりょうするときいたかったよ。しいくいんさんたちがなおしてくれて、とてもかんしゃしているよ。」(男子)

同じような内容のメッセージになりますが、一文字違うだけでも、その差を読み取るのが、私たち教員のお仕事となります。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

美しき6年生の下足入れ(9月11日)

今日は大きめの写真をご覧ください。
私が何を言いたいか、きっと写真で分かると思います。
驚くほどの美しさ、立派です。
全校児童のお手本です。
しかも6年生が学校にいる時間ではなく、全員が下校した後の写真です。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

4年3組の校長取材(9月10日)

校長という職は、じつは学校外の仕事もけっこう多くあります。
今日も午前中は、矢口ブロックの校長会で出張していました。
自分の学校のことだけを考えていればよいのではなく、近隣学校や大田区、そして東京都の教育の発展に寄与することも、私たち校長の大きな仕事です。

さて、学校に帰った午後、5校時に、4年3組の学習グループの子たちが校長室に訪れました。
国語の学習で「新聞作り」をしている中、「ぜひ校長先生に取材をしたい」という子たちが来たのです。
そのインタビューの様子を紹介しましょう。

はじめのグループは、私が校長室前に「メダカの学校」という箱庭を作って、メダカを育てていることを記事にしようと質問。
児童「校長先生は、どうしてメダカを飼うことにしたのですか。」
校長「三つ理由があります。一つはメダカは5年生の理科の教材だからです。二つ目は、メダカは子どもを産むし、育てやすいからです。最後は、そもそも私はお魚が大好きだからです。」
児童「メダカはどこで獲ってきたのですか。」
校長「実は、なんと、アマゾンで買ったエサ用のメダカなのです。はじめは300匹も買ったんです。でも安かったですよ。」
児童「えっ、そうなんですか。」
児童「次の質問をします。メダカを育てる時に大事なことはなんですか。」
校長「それは何といっても、愛情をかけることです。」
児童「そうですよね。愛は大事ですよね。」
校長「それから技術のことを言えば、水を管理してあげることも大事です。」
児童「はい、私の家でも取りかえる水をバケツに入れておきます。」
児童「今日はお時間をとっていただき、ありがとうございました。」

次のグループは学校のことについての質問でした。
児童「校長先生は矢口小学校の何代目の校長先生なのですか。」
校長「私で30代目になります。」
児童「そうすると、これまでの校長先生は30人いたということでしょうか。」
校長「いや、じつは初代の宇田川先生が、第4代の校長先生も務めているので、29人ということになりますね。」
児童「学校の田んぼは、かなり昔からあるのでしょうか。」
校長「田んぼの場所にはプールがあったのです。プールはお引越しをしました。昔のプールの跡地に、2007年に田んぼを作ったのです。八木校長先生の時代です。」
児童「校長先生は、矢口小学校の子どもはどんな感じだと考えていますか。」
校長「良いところを3つ言いますね。一つ目は、とても素直だということです。二つ目は、あいさつをしっかりできるところ、三つ目は、矢口小の子供たちは、お家の方々からとても愛されている子供たちだと感じています。」
(児童3人とも、笑顔でうなずく)

また明日も他のグループがインタビューに来ます。
何を質問されるか楽しみです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ