5年生の自動車工場が素晴らしい!

5年生の社会で取り組んでいる車工場の学習がとても興味深いものになっています。

本来であれば社会科見学で自動車向上に出向き、製造過程を生で見てきたかったところなのですが、今年度の新型コロナウイルスの影響で社会科見学は難しいものになっています。
そこで5年生担任のアイデアで、自動車を作る過程を社会の学習の中で学んだ後、その発展学習で子どもたちで「バーチャル工場」をやってみようということになったようです。

どのようにやっているかというと、5年生たちはまず、2年生の子ども達に車の注文を受けに行きます。つまり営業活動です。
どんな車が欲しいかという注文を受けた後に、製造部門に回って行きます。
注文通りに車体を作り、色を塗り、デザインし、完成したものを2年生に届けるという活動をしているということです。
このような学習活動は大変優れた学習として、生き生きと子ども達の自主性を高めているものと感じます。

今年度たくさんの制限のある中で教育活動を進めている矢口小学校ですが、5年生の社会の学習をもとに2年生にも働きかけていくという、この担任たちのアイデアは本当に素晴らしいものだと感じています。
憧れのお兄さんお姉さんたちからもらった車は、2年生にとってはとても大切なものになるに違いありません。
また、今年度の本校の重点教育である「受け止める力の育成」という面からも、優れた取組になっています。
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全校朝会の話「魂太郎たまたろうの歴史」

今日は計画委員会から「130周年キャラクター総選挙」の結果が発表されました。
「やぐらん」が選ばれましたね。
この絵のハチマキには「矢口小あいさつ日本一」、たすきには「Smile☆School」と書いてあります。
日本一のあいさつで、いつも笑顔の矢口小学校という意味でしょう。
そういう学校にこれからもしていきましょうね。

さて、矢口小の歴史話第3弾です。
今日は「魂太郎」の誕生について話します。
120周年キャラクターとして誕生した魂太郎は、今の3年生と同い年になるでしょうか。
10年前の同じころにも、魂太郎を選ぶ選挙が行われていたのです。
その投票用紙を画面に映しますね。
先生たちも見たことがない、初公開のイラストです。お楽しみに!
(この後、10作品をゆっくり紹介しましたが省略します。写真参照)

当時は女性の八木校長先生でした。
今日は八木校長先生が書き残した文を読みますね。
「たくさんの中から選ばれたマスコットの亀の『魂太郎』にも強い願いが込められています。
マスコットのキーワードは「矢口魂」です。
「最後まであきらめず、どんなに苦しくてもがんばり抜く気持ち」を表しています。
永久に輝くように、長寿のシンボルの万年生きる亀を、児童がデザインしました。
このように本校の120周年を巡る取組の特色は、【子どもたちが創り上げる120周年】であり、【地域・学校が一体となって共に創り上げる120周年】であります。
矢口小学校の教育活動がますます充実し、地域の発展と共に次の時代につながっていくことを心より祈念しています。

今紹介したような思いが、魂太郎に込められているわけです。
それから10年たって、みんなの力で新しい歴史が創られました。
130周年に向けて、これからもいろんなことに挑戦していきましょう。
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4年1組道徳 研究授業

今日の5校時には、4年1組担任の大田区の教員研修会のための研究授業で道徳を実施しました。
都内は緊急事態宣言下にあるため、急きょ、他校の先生方が参観することができなくなり、指導してくださる講師の先生のみの参観でした。
「たくさんの先生に授業を見ていただき、良い授業ができるように学びたい」と言っていた担任も、とても残念そうにしていました。

さて、今日の授業内容は、「雨のバスていりゅう所で」(かがやけみらい 学校図書)という教材文を使って、規則の尊重について学び合うものでした。
登場人物のよし子が、雨が降っているバス亭に母親と一緒に並んでいて、バスが来たとたんに先頭に並ぶ。それを母親が無言で制止するという内容から、不文律のマナーについて考えていく学習です。
研究授業ということもあり、担任は数多くの教育資料を読んで、何度も指導案を修正し、先輩教員に指導助言を受けながら今日を迎えました。
この今日までの過程が、教員を育てていきます。
私は常々、「研究授業は買ってでもするのだ」と言っています。
その言葉を受けて、4年1組担任は今回の授業を買ってでました。

授業の中で、4年生の子どもたちの成長も実感できました。
何よりも、落ち着いて整然と学習できています。
日頃から、学級内で意見交流をする機会が多いため、自然な形で学び合う姿があります。
友達の発言をよく聞いて受け止める姿勢も身に付いています。

来年度は130周年を6年生と一緒に支えていく高学年(5年生)になる子たちです。
その力をしっかり付けていることを、とても嬉しく思います。
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ICT活用学習・プレゼンテーション 4年2組

今日の6校時は、4年2組から授業をぜひ参観してほしいというお声がかかり、お邪魔しました。
授業内容は、総合的な学習の時間で学んできた「障害者理解」の学習のまとめとして、パワーポイントを使った発表をするということでした。
1人につき2ページから4ページ程度のスライドでしたが、4年生の子どもたちにとっては、初めてのプレゼンテーションで、一生懸命に準備をしたことがよく伝わってきました。
今回は、大田区が契約しているベネッセのICTサポーターにも授業に入ってもらい、PC操作はお任せしていました。
それはそうです。発表することだけでも緊張感がある中で、PC操作まではさすがに優秀な4年生でも難しい。子どもたちには、語りに専念してもらったわけです。
なかには原稿を暗記してきた子もいました。
聴いている友達の反応を見ながら話している子もいました。
真面目な態度で、しっとり落ち着いた空気感の中で、発表は進みました。
最後に校長からも感想をひとことという担任のご要望がありましたので、
「発表している人たちは、準備もしっかりやったことがよく分かりますから、もちろん100点満点です。それ以上に、発表を聴いてくれるみんなの態度がとてもよかった。発表者のことを心から受け止めてくれました。」
と伝えました。
また、今回の担任の指導で素晴らしかったことがあります。
児童全員の発表を短い時間で評価し、授業の最後に口頭で、一人一人全員に伝えたことです。
こうすることで、子どもたちは、「褒められる」という喜びよりも一歩高いレベルの、学習の成果を「認められる」という達成感を味わうことができるのです。
人には、大人も子ども同じように、「承認欲求」というものがあります。
ここを満たしてあげることで、人は「次もまた頑張ろう」という気持ちになるものです。
このような指導が日常的に行われている学級は、子どもたちが自信をもち、お互いに高め合っていくようになります。
校長は、そんな授業を見つけては、皆さんに紹介する係ともいえますね。
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全校朝会の話「タブレットPCについて」

おはようございます。
今日はタブレットPCについて話をします。

先週、学校に子ども用のタブレットPCが届きました。
これまでの交代で使うものとは違って、1人1台のパソコンです。
つまり「あなたのパソコン」になります。
大田区教育委員会の皆さんが、今年度中に皆さんのところに届けたいと頑張ってくださいました。
これは2月から使えるようになります。
そしてお家にも持ち帰ることができます。
ただし、インターネットにつながっていないと使えないパソコンなので、お家ではインターネットがつながらないという人には、つなげるための道具を貸し出すことになっています。
2月に入って、すぐに持ち帰るということにはなりそうもないですが、いずれは持ち帰るものだと思っていてください。

このPCで、まずやってほしいことを紹介します。
「まなびポケット」というソフトがあります。
ほとんどの学級では、すでに使っていることでしょうし、お家でも使っているよという子もたくさんいるはずです。
この「まなびポケット」の中の、ドリル学習でポイントをためていきましょう。学年があがっていっても、自分がどんな学習をしてきたか、振り返ることもできます。
ポプラディア百科事典というものも入っていますから、調べ学習で使ってみてください。
そして一番おすすめなのが、プログラミングソフトです。
スクラッチというソフトが入っています。
動物を動かしたり、線を引いてみたりすることを、みんながプログラミングするのです。
これについては、どんどん使って、担任の先生や校長先生のはるか上をいくくらいにレベルアップしてけっこうです。
この他にも、挑戦してほしいことがあります。
・スライドプレゼンテーションを作って説明する
・意見こうかんする
・日記を書く
・ホームページを見る、つくる
できそうな人はやってみて、レベルアップしてください。

パソコンをじょうずに使えるようにするための、子ども界最強のツールがあります。
それは「口コミ」です。
だれかが新しいことをやってみて、「これは使える」と思ったら、
「先生、このソフトは便利だよ。みんなでやってみようよ。」
というように、教え合うことが一番役立ちます。

やってはならないこともあります。
PCを使って、人の悪口を書いてはいけません。ネットモラル違反です。
SNSにはセキュリティがかかっていて、おそらく使えないと思いますが、子ども時代には手を出さない方がよいものばかりです。
PCは学校の道具ですから、ネットゲームもやらないでください。

今回入ってくる1人1台のタブレットPCは、高学年から家に持ち帰りを始めようと思っています。
1,2年生は、ただでさえ毎朝、「荷物が重いよー。」と言っているくらいですから、PCまではまだ持ち帰らないことになりそうです。1,2年生の勉強で大事なことは、字をきれいに書くとか、ノートの書き方を覚えるとかです。それができたらPCに進むということになるでしょう。
このような新しい道具を使うコツがあります。
分からないといって避けるよりも、どんどん使って、失敗から学ぶということです。たくさん失敗してください。その分、私たち全員が賢くなります。
今日は、新しくきた、タブレットPCの説明をしました。

【週番の先生の話】
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たこをつくろう・1年生 生活科

緊急事態宣言下、保護者の皆様には、感染拡大防止のための対応を、「念のために」というお言葉の通り、先手先手で取り組んでいただき、本当にありがとうございます。

さて、今日から1年生では1月の年中行事とのいえる「凧つくり」に入るという週の指導計画でしたので、教室で作業している子どもたちの様子を見に行きました。

今週の1年生と私とのおしゃべりの中では、
「校長先生あのね、こんど凧を作るんだよ。楽しみだな。」
「校長先生、私は凧あげをしたことないんです。じょうずにあげられるかな。」
「ぼくはね、おじいちゃんの家に行くと、いつも凧あげするから慣れているよ。」
と、かなり楽しみにしている様子が伝わってきました。

今日の「たこづくり」1回目の授業では、写真のようにどんどん描き進める子もいれば、「ううん。何を描いたらいいのか、なかなか思いつかない・・・」と悩んでいる子もいて、それはそれで個性豊かな1年生で良いものだと思いました。
この後、絵の具で色を塗って完成したら、風のある日に校庭で凧あげ大会になります。

ここで凧についての有名な句を紹介しておきます。凧は「いかのぼり」という季語にもなります。

ありたけの 糸のばしたり 凧いかのぼり  (石井露月)

凧いかのぼり きのふの空の ありどころ  (与謝蕪村)

そこらから 江戸が見えるか 奴凧やっこだこ  (正岡子規)

凧の糸 青天濃くて 見えわかぬ  (山口誓子)

ちさい子の 走りてあがる 凧いかのぼり (河東碧梧桐)

これらの俳句のような風景が、来週の矢口小の校庭で見られることを期待しています。
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始業式の話「130周年へジャンプ」

あけましておめでとうございます。
2021年、令和3年が始まりました。皆さん、元気ですか。

12月から矢口小学校の歴史について話を始めています。
12月には学校だよりの「薫泉」という名前は、矢口小学校ができる前の1878年(明治11年)にできた「薫泉学校」からきていることをお話ししました。
今日はそのあとの話になります。

1890年(明治23年)に、このあたりには8つの村がありました。
今泉村、矢口村、安方村、古市場村、原村、下丸子村、小林村、蓮沼村の8つです。
これらがいっしょになって、この年に大きな矢口村ができます。
こうした矢口村となったことから、翌年の1891年(明治24年)に矢口尋常小学校という、今の矢口小学校につながる学校ができたのです。
今年は2021年ですから、1891年から数えて、ちょうど130周年になるのですね。

また、矢口尋常小学校ができる前には、じつはもう一つの学校ができていまして、それが1880年(明治13年)に薫泉小学校から分かれた明林小学校という学校です。
矢口小学校は、薫泉小学校と明林小学校が合体して、新しくできた小学校だったのです。

さて、毎学期の始業式では、その学期の合い言葉を発表してきました。
この3学期の合い言葉は、「130周年へジャンプ」にします。
もう130周年は始まっていると思って、いろんなことに取り組んでいきましょう。
すでに計画委員会の皆さんが進めている「キャラクター総選挙」があります。
理科室の廊下に、皆さんが考えてくれたキャラクターのイラストが、本当にたくさん掲示してあります。
その一つ一つを見ながら私は、矢口小学校やスクールキャラクターの魂太郎(たまたろう)のことを大好きな子がたくさんいるんだと思い、本当にうれしくなりました。
みんなに愛される新しいキャラクターを楽しみながら選んで、魂太郎の家族やお友達を作ってあげましょう。

130周年へジャンプ。
3学期も一緒に頑張りましょう。
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