全校朝会の話「〇〇の秋」

ある調査で「〇〇の秋」といったら、あなたは何を入れますかというものがありました。皆さんなら、どんな言葉を入れるでしょうか。
第1位は「食欲の秋」です。第2位は「スポーツの秋」、第3位は「読書の秋」となっていました。
他にも「芸術の秋」という言葉もありますね。

「食欲の秋」といえば、大田区では10月に「早寝・早起き・朝ごはん月間」になっています。
矢口小学校は、ある調査で朝ごはんを食べている割合が、とても高いことが分かりました。
これからも毎日しっかり朝ごはんを食べてきてくださいね。

「スポーツの秋」では、この土日、日本のスポーツ選手が素晴らしい活躍をしました。
土曜日には、星空映画会が始まる前に、ラグビーの日本チームが、世界一といわれているアイルランドチームに勝ちました。
日曜日の午前中には、世界陸上の競歩で、鈴木選手が日本で初めての金メダルを取りました。
スポーツにも興味をもって、自分でやってみたり、応援したりしましょう。

「読書の秋」も大事です。
私も今日から、吉田松陰と高杉晋作という人が登場する幕末の本を読み始めました。
たくさん本を読む秋にもしていきましょう。

以上、「〇〇の秋」という話でした。
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6年生とうぶ移動教室 「一致団結 ~悔いのない3日間~」

6年生のとうぶ移動教室の間に、子供たちに話した校長講話の内容をお伝えします。

【1日目 出発式・開園式】
◎自分たちで立てた「一致団結 ~悔いのない3日間~」を言いかえてみると、全員が一つに到る。まるで一つのかたまりの様に、心と心が結び合っている。そういう状態に近付けていくことが、この移動教室の目標です。
◎成功イメージをもつために、私がこれまで経験した中で、最高レベルの小学生の例を三つ紹介します。
・今から25年以上前の6年生の女子が移動教室の最後に代表児童として言った言葉「この3日間で私たちは宝石のようなたくさんの思い出を作ってきました。私は私の心の引き出しの中に、この宝石の思い出をいつまでも大切にしまっておきたいと思います。」
・12年ほど前に担任した6年生は、単学級であったこともあって、移動教室中のすべてを子供たちの力でやり通した。担任していた私は、三日間、全員の前では本当にほとんど話すことなく、すべて子供たちで進めてしまった。
・私が初めて副校長を務めた学校では、移動教室の最後に「全力清掃」をして、宿舎の方々が驚くくらいまでやり通すことを伝統としている。このことを先輩学年が次の学年に毎年指導している。
今年のとうぶ移動教室で、矢口小学校の6年生がどんな伝統を築けるだろうか。それは三日間の取り組みがスローガン通りになれば実現することでしょう。

【2日目 朝会】
◎今日は気持ちよい晴れになりました。周りに見えるように、あの雲の上まで山を登りに行きます。2000メートルを超える天空の世界を思う存分味わいましょう。
◎食事の時の「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶で、手を合わせる時のことを教えます。今、矢口小のみんなは、当番の「手を合わせてください。」の声に合わせて、パチンと音を立てていますが、これはちょっと幼稚な挨拶になります。幼稚園の子供たちだと、手を合わせることを分かりやすくするために、「はい、パチンと手を合わせて、いただきます。」というようにすることもありますし、そのような園児向けの「いただきますの歌」まであります。しかし、本来は「合掌する」という意味があります。私たちの命を支えるために、命をくれた生き物や植物、心を込めて時間をかけて食事を作ってくださった方々への感謝の気持ちを表す「いただきます」は、静かな気持ちでそっと手を合わせることが大人の振舞いだと思います。
そして「ごちそうさま」の「馳走」というのは、大切なお客様のために食材を用意したり、料理を作ったりと、走り回るかのように作ってくれた方々へ、「ありがとうございました。」の気持ちを込めて深々と挨拶するのが大人だと思います。

【3日目 朝会 】
◎この3日間、相生小学校の皆さんとも一緒に過ごしました。「学ぶ」という言葉は「まねする」「まねぶ」からきて、人のよいところを「学ぶ」という言葉になったとも言われています。その意味では、相生小学校の皆さんからも学べる点がたくさんあると感じます。この後の朝食時間が一緒に過ごす最後の時になりますが、何かひとつでも相生小の皆さんから学び取れると、君たちの世界も広がるでしょう。さて、出発式で「全力清掃」という成功イメージを紹介しました。いよいよその時が来ました。ぜひ「全力清掃」を合言葉に、チャレンジしてください。

【閉園式】
◎この3日間を安全に、そして快適に過ごさせていただいた「とうぶ休養村」の皆さんに、心より御礼申し上げます。
◎少しゆっくり話しますので、この3日間を頭に思い浮かべて、振り返ってみましょう。1日目、バスの運転手さんやガイドさんにお世話になりながらとうぶへ着きました。午後はみんなで楽しく体育館レクをしました。夜は雨もやんで、予定通りキャンプファイヤーをすることができました。2日目、あの天空の世界、東篭ノ登山に全員が登り切り、360度の素晴らしい眺めを目に焼き付けました。夜には木星や土星を観測することができました。一人一人が係活動に責任をもって取り組みました。そして今を迎えています。このような言葉があります。「蔵の宝、つまり財産よりも身の宝、健康とか体力とかが大切である。身の宝より心の宝が一番素晴らしい。」きっと君たちの心の宝がたくさん残っていることでしょう。

【解散式】
◎道が渋滞し、帰りがこんなに遅くなってしまいました。長くは話しません。この3日間、「一致団結 悔いのない3日間」というスローガンに向かって、皆さんは本当によく努力しました。3日間を通して、どんどん成長していく姿を見ることができて、私はとても嬉しかったです。点数で100点満点とよく言いますが、今回の移動教室、私からは300点をあげたいと思います。そんな素晴らしい移動教室をやり通した子供たちに、お迎えに来てくださっている皆さん、どうぞ大きな拍手を贈ってあげてください。(校庭 大拍手)
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エンジョイタイムで「レッツ!エンジョイ!」

「本校では月に1回、第3火曜日の昼休みを掃除なしのロング昼休みとして、写真のようにクラス遊びを行っています。
これは「体力向上策」のひとつとして、運動遊びの習慣をつけるために取り組んでいます。
【ねらい】
◎日常の生活に運動を取り入れることで、楽しく遊びながら運動に親しみ、運動好きな児童を育てる。
◎運動を得意としない児童でも運動能力に関係なく取り組めるような、ゲーム性やチャレンジ性の高い遊びを取り入れることで、進んで外遊びができるようにする。
◎友達とのかかわりを大切にし、人間関係やコミュニケーション能力を育む。
◎体を使った遊びを通して、基礎的な体力をつける。
こうしたことを目標にして取り組んでいます。

本校児童の平均体力については、毎年行っている「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を見ると、残念ながら全国平均値を下回っている種目が多くあります。
これは、坂道のほとんどない地域環境で脚力が鍛えられないということがあったり、ボールを自由に投げたり蹴ったりできるスペースが、意外に少なかったりするという地域環境も影響すると分析できると思います。
また、子供の中の遊び文化が大きく変化し、街の中で子供たちが走り回って遊んでいるという場面を目にすることも減っています。
学校の教育目標「よ・い・こ」のひとつである「い」・・・「いつも元気で、じょうぶな子ども」を育てるために、学校にいる間には、少しでも体を動かして、心身ともにじょうぶな子供になるように微力ながら働きかけてまいります。
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道徳授業地区公開講座 講演から学んだこと

本日は土曜日ではありますが、道徳授業地区公開講座を開催させていただきました。
すべての学級で道徳の授業を公開し、保護者や地域の皆様とともに、子供たちの道徳性をどう育んでいくかを考え合うための公開講座です。
3校時には、大田区教育委員会指導課指導主事の中治謙一先生を講師としてお招きし、少人数の参加者ではありましたが、道徳について体験的に学び合うことができました。
講演の内容を要約してお伝えします。

(1)役割演技によるシミュレーションを通して
・何気ない日常生活の場面に、様々な道徳的価値判断をし、行動選択をしている。
・その状況に応じて、一人一人の判断が違う。
・相手との関係性が違えば判断も違うし、場面が違えばそこでも判断が変わる。
・その判断の違いには正解・不正解はなく、道徳授業の中で、様々な考えに出会うことが大切である。
・こうした様々な場面や関係性を通した行動選択を積み重ねていくことで、人間理解が深まっていく。

(2)道徳の授業は学校の道徳教育の「扇の要」
・学校は教育活動全体を通じて、道徳性を養うことになっている。
・各教科の授業内、休み時間の過ごし方、行事への取り組み方、具体的には廊下の歩き方ということまで含めて、それら一つ一つが道徳という扇の「中骨」や「親骨」である。
・道徳の授業は、それら「中骨」や「親骨」を支えて、一つの扇としてまとめるための「要」である。
・こうしたことを理解して、日常から子供たちに意識的に働きかけ、道徳の骨をたくさん作っていくことが大切である。
・教育活動全体を通じて作られた「扇の骨」がたくさんあれば、それを束ねてまとめる「要」としての、道徳授業が生きてくる。

このほか、ホームページ上では紹介できないのですが、子育ての考え方や、家庭・学校・地域の役割という内容で、参加者の心に刻まれる貴重なお話をいただきました。

今後も、本校の子供たちを取り巻く私たち大人が、子供たちを豊かに育めるような接し方ができるように、新鮮な知識や自己の心の器を拡げていけるような学習の場を御用意しますので、多くの方々の御参加をお願いいたします。
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プール開き集会の話

昨日は台風15号の影響で臨時休校させていただきました。
御協力いただきました各御家庭の皆様に御礼申し上げます。

今日はこの夏の水泳学習をしめくくる「プール納め集会」を行いました。
はじめに、2,4,6年生の代表児童から次のような言葉(要約)がありました。
2年生男子「今年は25m平泳ぎで泳ぎ切ることができました。クロールや平泳ぎの呼吸を三拍子ですると良いことも分かりました。平泳ぎのキックをピッとすることで、速く泳げました。」
4年生女子「私は平泳ぎもクロールも50mに合格しました。特にクロールは86秒かかっていたのが64秒まで、22秒も縮めることができました。先生からもアドバイスを受け、最後の15mを全力で泳ぐようにしました。来年は3段を目指します。」
6年生男子「僕は低学年のころ、水泳が得意ではありませんでした。これまでの6年間で、浮く練習から始め、少しずつ泳げるようになり、プールが怖いものから楽しいものに変わりました。あきらめずにやり抜くことが大事だということを学びました。」

校長の私からは次のような話をしました。
「2学期の合い言葉は、始業式で話したように『高める2学期』です。今、発表してくれた3人の代表のお友達。2年生のお友達は、平泳ぎでピッと伸ばすと早くなるなど、技の高まりを話してくれました。4年生のお友達は、86秒から64秒に22秒もタイムを高めた話をしてくれました。6年生のお友達は、6年間の努力の結果、水泳が怖いものから楽しいものに変わったという話をしてくれました。3人ともそれぞれ「高めた」ことを報告してくれました。ここにいる皆さんも、水泳の学習で、自分自身をどのように高められたか、教室に帰るまでにいろいろと思い起こし、振り返りをしてみましょう。」

水泳は、練習すればするほど、着実に自分を高められる学習です。
御家庭で、お子様の頑張りをぜひ聞いてあげてください。
そしてどんなに小さな高まりであっても、その一歩の成長を、一緒に喜んであげることで、お子様の自信が高まります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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始業式の話

今日の話は短いです。
2学期の合い言葉をお伝えします。
「高める2学期」です。
では何を高めるのかといいえば、矢口小学校の教育目標の「よ」「い」「こ」を高めます。
「よ」は、よく考え進んで学習する子どもですから、毎日の授業でしっかり学んでいけば、自分を高めることができます。
「い」は、いつも元気でじょうぶな子どもですから、健康に気を付けたり、運動をしたり、給食を好き嫌いなく食べたり、みんなで一緒に遊んだりして体力を高めましょう。
「こ」は、こころ豊かでやさしい子どもですから、みんなと協力しながら、困っている人がいたら助けてあげたり、優しくしてあげたりしていきましょう。
合い言葉。「高める2学期」
もう覚えましたね。それでは自分を高められるよう2学期も頑張っていきましょう。
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