今日は給食の話をします。
1月24日から1月30日までの1週間は「全国学校給食週間」となっています。
そこで今日は、「舌、ベロも成長する」ということを伝えます。
私たちの舌は主に5つの味を感じるようになっています。味覚といいます。
甘い味を感じる「甘味」。甘いもの、好きな人が多いですね。
しょっぱい味は「塩味」。塩味がないお料理はあまりおいしくないです。
出汁などのおいしさを感じるのが「旨味」といいます。
これで3つ。あとの2つは舌が成長しないと、苦手な味になってしまいます。
ひとつは、すっぱさを感じる「酸味」といいます。
この中で、梅干しが苦手だなという人は、静かに手をあげましょう。
(低学年の方がたくさんの手があがる。)
このように低学年が多く手があがって、高学年が少なくなるのは舌が成長しているからなのです。
苦さを感じるのは「苦味」です。苦味の代表としては、ピーマンがありますね。
では、ピーマンが苦手だという人、静かに手をあげましょう。
(梅干しの時以上に、低学年の方がたくさんの手があがる。)
成長していない人間の脳は、「酸味」と「苦味」は危険な味だと感じてしまいます。
酸味は腐っているよという合図であり、苦味には、これは毒だと脳が判断します。
ですから、小さい子どもは苦いお薬を口に入れるだけで、ウワッと吐き出して泣いてしまう子もいるのです。
しかし、舌も成長するのです。では、どうしたら成長するのか。
チャレンジャー精神が大切です。嫌いでも、まずは少しでもいいから口に入れてみることです。
それをくり返していくと、そのうちに自分の脳が「酸味」や「苦味」の中から、「あれ?こんなおいしさがあるのか!」と気付いてくれます。
今週は学校給食週間ですから、ぜひ苦手な食べ物にもチャレンジしてみましょう。
そして、少しでも食べることができたら、自分自身をほめてあげましょう。
たくさんの栄養をとれば、インフルエンザの全力予防にもつながります。
矢口小学校のある卒業生がこう言っていました。
「矢口魂には、給食を全部食べる完食というのもあるのですよ。」
給食も矢口魂でチャレンジしていく1週間にしていきましょう。