マインドマップ、最後のルールが築くもの

「そんなこと今ごろ気がついたのかよ。」
と言われそうなのですが、そう、今ごろ気がついたのだから仕方ありません。

マインドマップをかく時に7つのルールがあるのですが、そのうちのひとつ、7番目のルールが及ぼす影響力について気づいたことがあります。


とにかく「楽しむ」、マインドマップは問題解決をするためにかくことが多いので、そんな時は悩んでかくことになるわけですが、そういう時にも「楽しみながら」かくことがルールです。

この「楽しむ」ということが何を築いてくれるのか? ということに気づいたわけです。


毎日1枚以上のマインドマップを自主的にかく。
そうすると1日に最低1回は「楽しむ」行動をすることになる。
楽しむ行動を毎日くりかえしていくうちに、無意識の領域に「楽しむ傾向」「ポジティブな傾向」が蓄積されていく。
無意識の領域は自分の行動を心理的に深い部分から変えていくので、自分でも感じることにできないうちに物事を楽しめる思考が築かれていく。
結果、ポジティブな思考の人間に変わっていくことができる。


おそらくこれは間違っていないと思います。


どうしてこう思ったのかというと、ふとしたことから自分の行動を振り返ってみて、こんなことを考えてしまったからです。
「ん?なんか小さなことでも、大きく楽しんでいる自分がいるよな。」
「駅で大勢の人の中にいるときも、目に入る人の長所を見つけようとしている自分がいるな。」
そしてこれは笑ってほしいのですが、決定的に気づいたのは、自分よりずっと年上の女性が私の前を背筋を伸ばして美しく通り過ぎる姿を見た瞬間に、
「あ~、この人、人生を楽しんでいるな!すごい素敵な女性だな!こういうオーラを感じさせる人っていいな。年齢は関係ないんだな。」
と思えた時でした。
あれ? どうしてこんなことを考えたんだろう? と、自分自身の思考が不思議だったわけです。それで何なのだろうな?どこからそういう思考が来るんだろう?と考えたわけですね。


マインドマップをかいている方、そんな「楽しむ思考」を感じたことはありますか?


にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

進路指導計画 マインドマップ

春休みに入って、学校の「進路指導計画を考えてほしい」という依頼がありました。私はいちおう、「フォーマットはあるんですか?」と確認すると、「何にもない」という依頼主のご回答。

0から作り上げるんだ、ふ~~~ん・・・・・

普通はものすごい負担を感じる仕事です、こういうのって。

ところが、90分くらいでできてしまったわけで・・・・・

マインドマップで各学年ごとの進路指導項目を系統立てて書いていきました。

6年生は中学進学で学校を選ぶということが大きな進路選択だからけっこう分かりやすいよなぁ・・・・・
5年は6年になった時のために、自分の「夢」について思いっ切り想像をふくらましてあげるのが大切だと思うなぁ・・・・・
4年は発達段階の壁を乗り越えさせる働きかけが必要だ・・・・・
3年はギャングエイジ。失敗からたくさんのことを学んでほしいぞ・・・・・

などなど、次から次へと考えが拡がり、何にもなかった進路指導計画がマインドマップ化するのに1時間。それを書面化するのに30分。たったこれだけの時間で仕事ができました。

これ普通に取り組むと、たぶん2~3日は頭を悩ます課題です。

たちまちできてしまったので、依頼主様はとっても喜んでおりましたとさ!


それで、これがどんな文章に変身したかというと、下記の通りでございます。
たくさんの方の目で揉まれていない文章なので荒削りですが、マインドマップを理解するためには必要かと思い、掲載しました。


(進路指導計画)
1.指導のねらい
(1)児童の発達段階に合わせ、次の学年や中学校さらに児童自身の将来を開拓できる基礎的な力を養う。
(2)「進路は生きる道筋」という考えに基づき、明日の自分を考えることから始め、将来の自分を見通せるような能力を高める。
(3)児童を取り巻く環境を整え、適切な進路選択ができるような指導体制を作る。

2.指導内容
(1年)
①学校生活を知り、新しい友だちと仲良く生活し、豊かな人間関係の基礎を築く。
②担任や友だちとの安心感ある人間関係の中で学習する喜びを味わうことにより、基礎学力を形成していく根を心に深くはり、これからの小学校生活で大きく成長する素養を養う。
③家庭での学習支援や生活支援の意識を保護者に習慣化してもらう。

(2年)
①人間関係の基礎的な行動を習慣化していく。その中でも「あいさつ」をしっかりすることに重点を置く。
②1年生の時に知った学校生活の基礎をさらに深めて、より良い行動をしようとする意欲を育てる。
③学習の基礎となる語彙力を伸ばし・九九を確実に身に付ける。

(3年)
①ギャングエイジの児童ということを理解し、失敗から学ぶ習慣を身に付けさせる。
②担任や保護者・友だちとの安心感のある関係の中で人間力(思いやり・やる気)を伸ばす。
③知識をどん欲に吸収し、基礎的な学力を確実に身に付ける。

(4年)
①発達段階(9才の壁)を乗り越えられるように、学校生活全般に亘って児童自身が自己客観視をし、「自律(自分を律する)」への芽を育めるようにする。
②人間関係の基礎である「素直さ」を保てるような心を養う。
③上級生や社会的に活躍している人への「あこがれ」の意識を持ち、それに近づけるように努力する態度を養う。

(5年)
①将来の自分はどうなっていたいかを漠然と考え、たくさんの「夢」を思考する態度を養い、目標意識を持ち努力する態度を養う。
②問題を把握し、課題化し、それを解決していける能力を身に付ける。
③日常の生活の中で「目標」を持ち、その目標を達成できるように「自律」した生活態度を意識しながら行動する態度を養う。
④最高学年を意識し、全校のリーダーになることを見通して学校生活を送る。

(6年)
①自分の将来の姿を意識し、身近な目標を立て、夢や希望を持って生活していく力を養う。
②中学進学に対して、様々な情報を集め、適切な進路判断をしていけるようにする。そのために児童・保護者との連携を深め、情報交換することによって、児童自身が納得のいく進路選択をしていく。
③歴史上の人物や道徳で学ぶ人物をはじめ、様々なお手本となる人のことを学び、自分自身の行動に生かし、将来の進路選択の基礎力を養う。
④小学校卒業という節目をしっかり刻むことを意識し、最高学年らしい態度で卒業に向けて取り組んで小学校生活をまとめ、中学校生活を潤滑にスタートできるように心の準備をする。



いやいや、本当に簡単にまとめることができて喜んでおります。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
   次ページ »