今日の指導

練習時間が短い辰巳ジャンプ。昨日は江東区民まつりのパレードに子供たちが出演したことと、指導する私も勤務校での仕事のため練習をカット。今日も午前中は体育館が使えなかったため、午後1時から2時間半の練習。来年1~2月の教育大会都大会出場を目指すにしても、少々厳しい練習量の少なさです。

少ない時間の中で何を指導するか、毎回毎回悩みます。
今日の内容は、
(1)アップの時間がもったいないので、ボールを使った走るトレーニングに変えた。
(2)サイドステップ、クロスステップでのレシーブ練習で徹底して動かした。
(3)シートレシーブで、ボールをつなぐ感覚、最後までボールを見る感覚、フェイントボールを真上に上げる感覚を伸ばした。
(4)エースアタッカー2人のミート感覚を伸ばした。
(5)レシーバーのディグポジション取りとその考え方について指導した。
(6)ローリングした時の起き方について指導した。
(7)サーブ練習で自分の苦手なコースへ打つ練習をさせ、幅広いコースに打てるようにした。
ここまで練習して2時間30分たっぷりかかります。

長年指導を続けていても、まだまだ奥が深いと感じる小学生バレーボール指導です。
今いるメンバー1人1人に合った指導をする必要があるので、これまでの指導方法と同じでは効果が上がりません。

来週は、また日曜日が学校公開で練習カット。
土曜日に予定している練習試合でも、計画的に「個人スキル」を上げていかないと、1月の大会に間に合わなくなります。
指導する私には、毎回の練習での「間に合わない!」ということへの緊張感を感じるようになってきました。
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来週から公式戦スタート

昨日今日と練習試合の辰巳ジャンプ。
昨日は私が大事な仕事があり1日不在の中、Kコーチと卒部生2人の協力もあり、効果的な練習ができたようで助かりました。
今日は夏休みをへて、現状の子供たちの技術が試合の中でどのように発揮されるのかを私が判断するために試合をしてもらいました。

【今日の個人成績】
(サーブ効果率)
1位 1番 120%
2位 4番 116%
3位 3番 110%
4位 7番 108%
5位 5番 104%
6位 2番 91%
7位 9番 85%
8位 8番 50%

(サービスエース率)
1位 1番 34%
2位 3番、4番 33%
4位 7番 24%
5位 2番 14%
6位 5番 12%
7位 9番 8%
8位 8番 0%

(スパイク・ブロック決定数)
1位 7番 29本
2位 4番 12本
3位 2番 8本
4位 5番、9番 1本


【課題】
(1)強いスパイクを打てるようにすること (アタッカー陣の経験を増やす)
(2)相手の速いサーブをレシーブで上にあげること (これからの半年で毎回練習)
(3)ブロック力をあげること (スパイクコースを読めるようにする)
(4)速いサーブを打てるようにすること (サーブのフォームを見直す)
(5)声を出すこと (練習試合で経験を積む)
(6)基本技術を安定させること (ぜひ毎日、家でも練習してほしい)
(7)心のバレーをすること (一球一球に自分の思いを込める練習をする)


今日の試合を見る限り、まだまだ伸びる余地が多いチームだと感じます。
全然攻撃力がないのに、なんとなくスパイクを決めている。
サーブも大したことないのに、なんとか点を取っていく。
レシーブをつなぐ力は伸びてきた。
今はエースアタッカーが怪我でスパイクを打てないのに、他の子がスパイクで点を取っている。

今のところ、バレーボールらしいことはほとんどできていませんから、これを伸ばしていければかなり良いチームになるとは思います。
今月の公式戦には間に合いませんでしたが、11月の江東区民大会あたりには、ちょっといい試合をすることができるでしょう。
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一人直上アンダーパスのチーム新記録達成

今日も熱い1日でした。練習でも熱い場面がありましたので、保護者の皆様へのご報告とチームの記録として書いておきます。

今の辰巳ジャンプはバレーボールを始めたばかりの子が半数をしめ、ボールの扱いにも慣れていませんので、当然のごとく初歩の基本練習をする時間が長くなります。基本練習の中でも最も基本的なこと、一人で練習する「直上アンダーハンドパス」を全員が100回できるまで、次の段階には進めないと思っています。経験者グループの子供たちには100回は簡単すぎるので、自己新記録を更新するように目標をもたせています。今日は背番号2番さんが高い集中力を発揮して、練習開始の1本目からノーミスでパスを続けました。1000回を超えたあたりから、周りの子供たちも2番さんがノーミスで続けていることに気づき、邪魔をしないように配慮をしていました。一人練習にはアンダーの他、直上オーバー、片手左・右、片手交互など、様々なパターンがあり、これを30分間で取り組むようにしているのですが、30分を超えても2番さんのノーミスは続いていたため、「ボールが落ちるまで一人練習を続けるよ」と指示を出しました。結局、51分間ボールを落とさず、3368回というものすごい回数を記録しました。

大人の練習だったらここまで続けていくことに価値観をもてないでしょうし、きっと集中力が続かないでしょう。小学生の子供は、時にこのような特別の集中力を発揮することがあります。すごい記録をたたえるため、特別賞として「たまごっち下敷き」をプレゼントしました。
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この夏、子供たちは頑張りました

夏休みが始まる前に、「この5年生の夏にどれだけ練習したかで、6年生の試合結果が決まるから、できるだけ休まずに頑張ってほしい」と話しました。ご家庭の協力もあり、お盆の時季に入れた合宿並みの集中練習を、子供たちはほぼ休まずに参加しました。その甲斐あって、予定通りに上達してくれました。

苦しい練習をしていても、なにかひとつでもできることが増えることがあれば楽しさに変わります。それがあるからみんな練習を休まずに頑張るのでしょう。なかには、当日の朝まで新潟に法事で行っていたのに、午後1時からの練習に新幹線でかけつけるという熱意を見せてくれたご家庭もありました。ここまで頑張って練習参加しているこの子は、この夏、サーブの技術をグンと伸ばし、練習試合ては、チームで1番のサーブ成績を出すようになりました。

先日の練習試合ては、予想通りに全敗しました。それはそうです。バレーボール経験2〜4ヶ月の子が半分のチームでしたから、他のチームに勝つのはまだ早い。そこで、「今日の目標は、他チームのうまい子のプレーを見て参考にし、真似をして自分の技術に役立てること。」という課題を与えました。じつはこのことを指示する前に、新人アタッカーの子は、すでに朝一番の全員でのサーブ練習の時に、他チームのフローターサーブがうまい子の打ち方を見て、自分の打ち方を変えていました。これがこの子のすごい素質だと思う最大の要素です。とても研究熱心で、言われなくても人の良さを吸収していくことができる。

また、こうした学びの努力がチームメイトにも影響し、セッターさんも自分のサーブの打ち方を少しだけ工夫することで、見ちがえるくらいの強いサーブを打つことができるようになりました。

さらにはこの夏、ライトアタッカーさんが粘り強く努力をした結果、だいぶ強くスパイクを打てるようになりましたので、攻撃力は間違いなくアップしました。

この夏の成果は、秋にはまだあらわれないと思いますが、来年には大きな結果として出るはずです。保護者の皆様、楽しみにしていてください。
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夏休みスタートはマインドマップ作文講座を開く

辰巳ジャンプ、今年の夏休み練習のスタートは、宿題を7月中には終わらせるように指示した後、夏の宿題の中で、小学生が最も苦手とする読書感想文の書き方をレクチャーしました。

小学生のためのマインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館


このドリル、私が作成に携わりました。しかし現在は絶版になりましたので、ネット価格が非常に高額になっていますから、購入するのが困難です。私自身から直接学ぶ以外に、このワークブックを使える小学生は生まれにくいでしょう。その意味でも、辰巳ジャンプにいる子供たちには、私自身が頑張って作文指導をすれば、かなり有利な内容の作文講義を受けられるチャンスがあります。その入口を教えてみました。

(1)よい読書感想文を書くためには、感想文を書きやすい本を読むこと。一番書きやすいのは、本屋に並んでいる「この夏の推薦図書」から選ぶのがよいでしょう。

(2)感想文を書きやすい本と、書けない本があるので、本選びをしっかりやること(この記事の最後にいくつか本を紹介します)

(3)本を早めに読んでしまうこと。できれば7月中。バレーボールの練習の合間(お昼休み)にも読むくらいでいるとよい。

(4)原稿用紙にいきなり感想文を書こうとすると手が止まってしまい、時間がかかる。まずはじめに、マインドマップで感想文の設計図をかく。

(5)マインドマップはできるだけ大きな紙を使い、自分の脳の中あるもすべてを出し尽くすこと。

(6)マインドマップに出てきたことすべてを書くのではなく、重要なことを選んで書けば、原稿用紙3枚くらい簡単に書ける。

作文指導をした後に、マインドマップを使って思考を広げる体験もしてもらいました。テーマは「食べ物」「学校」のふたつ。考えるための道具を手にした子供たちは、私の予定通り、考えることが楽しくてやめられない状態になりました。1時間も休まず勉強をしていたにもかかわらず、「先生、もっとマインドマップの勉強、やりましょう!!!お願いします!!!」と要望がでるほど。それならば、夏休みに何回か、マインドマップ学習法を計画してみようかなと思いました。保護者の皆さんもご一緒に参加されると仕事に役立つかもしれません。
じつは8月31日に、某私立女子校に講師で呼ばれて、先生方100名をお相手に「マインドマップでアクティブラーニング研修会」をすることにもなっています。その前に、私自身の指導スキルを再生しておきたい気持ちもあります。この夏に辰巳ジャンプの子供たちの学ぶ力を高めた上で、この研修会の講師を務めたいと思っています。

さて、この夏も、夏休みは普段よりたくさん練習をする予定を組みました。お盆休みも関係ないのが辰巳ジャンプの毎年の夏休みです。ですから、頑張って休まずに練習に参加した子供たちに「井上賞」として図書カードをプレゼントしています。このことも子供たちに発表しました。ご家庭の協力があればこその井上賞です。よろしくお願いします。
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三連休のバレーボール

夏休み前、この三連休は、仕事とバレーボールに明け暮れました。

土曜日、勤務校体育館で地元の剣道会さんが合宿を行うため、朝7時から学校を開け、学校施設管理のシルバーさんと打ち合わせをし、受け入れ体制を取りました。朝一番で学校に行ったので、午前中はいくつかの仕事をこなし、午後は学校支援地域本部が催す「ジャズ教室」に顔を出した後、辰巳での練習試合へかけつけ、4セットを指導。

日曜日、小松川小学校での東京都小学生バレーボール連盟C級審判資格取得講習会のモデルチームとして1日参加。新たに審判資格を取得される方々の実技試験のために、合計8セットの練習試合を行う。とても暑い体育館での講習会に、エースアタッカーが腹痛を起こし、午後の4セットを休ませる。柱がいないチーム状態の中で、子供たちはけっこうゲームを作ってくれたました。この夏休みにしっかり鍛えられたら、秋には面白いチームになりそうです。このC級審判講習会終了時点で、正直、私自身はクタクタでした。

しかし3日目。私が責任者を務める「江東区小学生バレーボール教室」を、江東スポーツ会館で運営しました。
今回のバレーボール教室、準備が後手後手に回ってしまい、今日は朝3時起床、運営資料を作り、必要数印刷する作業が6時半まで続きました。こんな3日間を送っていたので、バレーボール教室スタート時点ですでにエネルギー切れ状態を自覚。ありがたいことに各チームの指導者の方々や辰巳ジャンプ保護者をはじめとする教室担当チームの保護者の方々が、好意的、積極的に動いてくれたので、内容の濃い教室運営をすることができたと感じています。
また、今年はVチャレンジリーグに出場している「東京ヴェルディバレーボールチーム」に講師を依頼し、全力投球の指導をしていただけました。そのていねいな指導はとても好感がもてるものでした。

今回、例年になくチームに所属していない一般参加の子供たちが12名も参加してくれました。当然、私の今日の目標は、この12名の子供たちが、楽しく参加してくれるように配慮することでした。そのための早朝準備作業だったわけです。幸いなことに、うまくなじんで参加できたようでした。



さて、辰巳ジャンプに話題を変えますと、新人大型アタッカーさんが信じられない進歩をとげています。まだ入部3ヶ月ですが、今日のバレーボール教室では初心者のグループではなく「経験者のグループ」に加わり、存在感たっぷりにバレーボールをしていました。昨日のC級審判資格講習会の試合でも、ブロックの上から真下に打つスパイクを何本も決めました。5月29日から計算しているスパイクブロック決定数も、キャプテンの85本に続く55本と、ぐんぐん追い上げています。夏休み明けには、かなりの決定力になるでしょう。小学生のブロックではけっして届かない高さから、本人も予想ができないコースにスパイクが飛んでいくのですから、コート内に入れば決まらないわけがありません。

熱い夏になりそうです。

汗一つ そこに勝利の 芽が伸びる
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経験値を高めた今日の練習試合の成果

今日はレギュラーの二人がいない中での練習試合でした。新人選手3人が入ることもあり、レシーブがセッターに入らず、「カバーッ!!」という叫び声がたくさん聞こえてくる中で、合計10セットを経験したことが最大の成果です。入部1~3ヶ月のメンバーが、この段階でこれだけたくさんの試合に出られることが珍しい。普通にバレーボールができなくて当たり前です。

それでもダメなことはダメなので、厳しく指導もしました。加えて、夏休みを前に、そろそろ「このチームで都大会に出て戦う」という意識をもってもらうために、イメージ作りもしてみました。

ダメなことの中で、最高にダメだったのが、点を取った時の喜び方です。ダラダラとした動きと声、ガッツポーズを取るでもなく、走り回るでもなく、自分の立っている場所の近くを歩きながら、手はまるで幽霊のようにダラ~っとたらしながら「よ~~~し・・・」とつぶやいている。おいおい、生きているのか? 本当に小学生なのか? そんな生気のない雰囲気に、怒らずにはいられませんでした。
「こんな幽霊みたいな喜び方をしているチームなんか、都大会の試合で見たことがない。支部大会でも見たことがない。こんなことをしていたら、永久に支部16位以下で終わる。都大会に出て勝てるチームは、それだけの雰囲気をもっている。幽霊のようなチームが都大会に出るわけがないじゃないか。」
これで少しは自分たちのしていることに気づいたようで、ほんの少しだけ盛り上げ方が変わりました。でも、まだまだまだまだです。

今一度、チーム練習訓も確認していく必要がありそうです。

【チーム練習訓】
一、人に言われず進んで行動、全力プレーを心がけること
一、練習の時には常に集中し、心でバレーをやること
一、いつも明るく元気に声を出し、笑顔で練習すること

私に言われずに進んで行動しているでしょうか?  いいえ、まだまだです。

全力プレーをしているでしょうか?  いいえ、試合中にも歩いていたり、立っているだけの子がほとんどです。

コート内で常に集中しているでしょうか?  相手のプレーも見ずに、スタートの一歩目が遅れてばかりです。

心でバレーをしているでしょうか?   これは少しはしていますね。

いつも明るく元気に声を出しているでしょうか?   「声を出せ!」と言われることが多すぎます。

笑顔で練習しているでしょうか?   真剣な笑顔、仲間を励ます笑顔を出せる子はまだ一人もいません。


現在の先輩後輩がいない5年生単独学年のチーム状況と、ほとんどが末っ子・一人っ子というメンバー構成から、今の辰巳ジャンプの子供たちは非常に幼い感じがします。はやく下級生が入ってこないと、自分のことだけやっていればいいため、心の成長が伴わず、5年生の本当の実力も出ない感じがします。

【今日の個人成績】
(サーブ成功率)
1位 5番 92%
2位 2番 86%
3位 4番 83%
4位 7番 82%
5位 8番 71%
6位 6番 54%
7位 9番 47%

(サービスエース率)
1位 4番 33%
2位 5番 27%
3位 2番 26%
4位 6番、8番 21%
6位 9番 7%
7位 7番 5%

(スパイク・ブロック決定数)
1位 7番 14本
2位 5番 10本
3位 4番 9本
4位 2番 1本
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ランニングパス

今日の練習では、子供たちがゾーンに入りました。ランニングパスで1337回を続けられました。入部して間もない子がいるチームですから、これまでランニングパスの回数目標は50回が適度だと私自身が思っていました。今日は私からの目標数字を示さず、子供たちに任せました。ランニングパスを始める前に、少し話し合い、子供たちが立てた目標数字は120回でした。

ランニングパスの練習が始まり、主にオーバーハンドパスで続ける子供たち。何度も何度もボールを落としそうになりながら、なんとかカバーしていく。200回を超えるあたりから、パスがとても安定してきました。目標120回から始めたので、200を超えたらあとは行けるところまで行く状況。500を超えると、練習の空気は自然に1000回を目指す雰囲気に。950回を超えると、全員が声を出して回数を数える。完全に目標の共有化ができていました。

最終的には1337回。
この学年としては、最高記録の達成です。

直後、キャプテンからの質問が、
「先生、アカネちゃんたちは何回できたんですか?」
と、中2の先輩たちの記録をたずねるもの。
その回数は2908回なので、挑戦するとしたら目標3000回になります。1年後、6年生の夏休みあたりで挑戦すればいいでしょう。3000回超えをするためには、1時間以上の時間が必要になります。
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体験したことのない成長度

辰巳ジャンプ期待の新入部員・超大型アタッカーさんの成長が止まりません。4月10日のブログ記事で紹介してから、まだ3ヶ月たっていませんが、今週の練習で普通にスパイクを打ち始めました。なにしろ170センチ近い高さがありますから、しっかり肘を上げさせれば、だれもブロックの届かない打点からスパイクが来ます。体験したことのない高さからのスパイクになるため、辰巳ジャンプのメンバーには拾えない状況が続いています。

この土日で、フローターサーブにも挑戦を始め、さっそく入るようになりました。

今月、私が予想していたことは、たぶん夏休み前にはスパイクを打てるようになるだろうということでしたが、その予想をいい意味で裏切る成長度です。たった3ヶ月でここまできた選手は、私の指導者経験史上、初めてのことです。5年生からの入部でしたから、はたして来年の大会に間に合うかと最初は心配していましたが、その心配は必要なくなりました。この夏、一気に成長してもらい、秋の東京新聞杯で大活躍してもらいましょう。
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眠気との戦いとアタッカーの成長

今日は午後からの練習でした。それがありがたかった私です。なぜなら、昨夜から勤務校の子供たちと「防災宿泊体験」のため学校に泊まっていたからです。避難所の体験なので、与えられた寝具は毛布3枚、職員室の床に寝るという厳しい宿泊。子供たちの安全管理も一晩中するので寝られる訳ありません。ほぼ徹夜状態での練習参加てしたから、眠気との戦いが続きました。油断すると目を閉じている私がいました。

最近の辰巳ジャンプの練習は、極力、子供たちのボトムアップをねらって、練習目標設定を任せることが多く、その一番の成果は、やらされている練習から、自発的に努力する練習になることです。ただ、すべてを子供たちに任せても不十分になるので、どこまて任せ、どこまで指導者からやらせるかのバランスが難しいです。

今日、一気に伸びたのは、最高身長の背番号7番さんのスパイクでした。もともと立っているだけてもネットの上に手が出ますから、ジャンプして高い打点でミートすれば楽にスパイクを打てるはず。そこで、ジャンプ後に右ひじを高く上げ、次にボールを打つ瞬間、背伸びしながらボールの上をたたくように指導。すると、チームメイトが驚きの声をあげるくらいの高くて強いスパイクを打ちました。まだまだ10本に1本打てればよい程度の数ですが、指導の見通しが立ちましたので、夏休み前には、トスが良ければ少しは決定力のあるスパイクを打てるようになるでしょう。
予定よりもかなり早い成長です。
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祖父母の視点

写真画像は記事とはあまり関係ありません。

土曜日に、辰巳ジャンプの子供たちの運動会を参観した直後、自分自身の日頃のストレスを乗り越えるためのメンタルコントロールのため、少しの時間でも「癒しの空間」に身を置こうと思い、静岡県沼津市にある「柿田川公園」に車を飛ばして行きました。ここ柿田川は、全長1.2kmの日本最短一級河川です。そんな小さな河川ですが、なんと日本三大清流(四万十川・長良川・柿田川)のひとつとして有名です。車で往復4時間、滞在時間1時間という弾丸ツアーでしたが、私の時間の使い方はこのようなものがけっこう多く、こうした思いつきツアーが脳裏に刻みつけられ、この弾丸ツアーを語ることで、教員生活を大きく支えているのは事実です。ということで、今回も静岡県沼津市にちょこっと行ってきました。

ここ柿田川の源流からは、かなり長い時間をかけて、地下水として富士山から流れ着いた水が湧き出ているのです。それが写真画像です。とくに丸い井戸のような写真の様子は、著名な「忍野八海」とまったく同じで、どこまでも透明な水の様子に、心を洗われました。






さて、この翌日、日曜日には、セッターの祖父母お二人が練習見学に来てくださいました。
ご自身がバレーボール経験者のおばあさまにとっては、孫娘であるセッターの成長を見ることは、最高の幸せだと思います。そのことを十分理解している辰巳ジャンプのセッターさんも、一生懸命に練習している姿をしっかり見せていました。愛知県に住まわれているおばあさまとおじいさまなので、何年かの1回の、上京した折に練習を見学してくださるのです。今回、おじいさまが私に残してくださった言葉がありました。

「辰巳ジャンプのブログ、楽しみに読んでいますよ。」

そうでした。今のご家族の皆様だけでなく、子供たちの親類縁者の皆様方も、このブログ記事を楽しみにしていらっしゃる。そのことを失念しておりました。今日からは、頑張って積極的にブログを更新し、辰巳ジャンプの活動をお伝えしていきます。どうぞ楽しみにしてくださいませ。


辰巳ジャンプ現チームは、今のところ5年生9人のチームとなっています。
4年生以下の新入部員、大募集中です。

5年生の9人は、どんどん上達しています。

先ほどのセッター祖父母のお言葉をお借りしますと、

「以前見学した時とは全然ちがって、みんなボールをよくつなげるようになりましたね。見ていて本当に楽しかったです。見に来て良かった。これからも、もっと上手になるように楽しみにしています。ご指導よろしくお願いします。」

とおっしゃって、体育館を後にしました。


辰巳ジャンプのブログは、このような一人の子供を愛する方のために情報発信しています。その原点を思い出させていただきました。

今後はこれまで以上に、積極的に情報発信し、辰巳ジャンプを支えてくださる方が増えるように心がけようと思います。
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新人3人 大活躍

昨日、今日と江東区チームにお邪魔しての練習試合。今日はアタッカー2人とレシーブの要の1人が体調不良でお休みし、なんと今日から辰巳ジャンプの活動に参加し始めた新人さんが全試合に出場しました。初日からこういうラッキーなスタートを切れる子は、何かを持っているのかもしれません。サーブも入ったし、目標にしていたラリー中のボールを5回さわるも達成。今後、アタッカーとして育てていきます。

チーム史上最高身長の新人さんは、いまだ経験値たったの2ヶ月ですが、昨日今日でスパイクらしきものが打てるようになってきました。レシーブもけっこう安定感があり、今日の新人3人も入っていたチームの中にあって、存在感は一番でした。

もう一人の新人さんも、今日はキャプテンとして頑張りました。なぜキャプテンになったのかというと、今、辰巳ジャンプはキャプテンの大変さを学ぶために、輪番制でキャプテンをしているからです。今日がその順番なのでした。なにをしたらいいのか分からないながらにも、一生懸命キャプテンの仕事をしてくれました。

今日の練習試合、本当ならば夕方まで続けたかったのですが、レシーブがセッターに入ることのない今日のチームにあって、走り続けてトスをあげていたセッターの体力が限界値に近づいていたため、午後3時であがらせてもらいました。運動会が近いので、学校を休ませるわけにはいかないという私の判断です。


【2016年第3期の通算個人成績】

(サービスエース率)
1位 1番 33%
2位 4番 27%
3位 2番 26%
4位 6番 23%
5位 5番 18%
6位 7番、9番 3%
8位 3番、8番 0%

(サーブ成功率)
1位 1番 93%
2位 5番 85%
3位 6番 80%
4位 2番、4番 79%
6位 3番 70%
7位 7番 69%
8位 9番 66%
9位 8番 56%

(サーブ効果率)
1位 1番 125%
2位 4番 106%
3位 2番 105%
4位 5番、6番 103%
6位 7番 72%
7位 3番 70%
8位 9番 69%
9位 8番 56%

(スパイク・ブロック成功数)
1位 1番 58本
2位 7番 17本
3位 4番 15本
4位 2番 8本
5位 3番、6番 5本
7位 5番 3本
8位 8番、9番 0本

(スパイク・ブロック成功率)
1位 3番 100%
2位 1番 78%
3位 5番 75%
4位 7番 45%
5位 2番 44%
6位 4番 38%
7位 6番 31%
8位 8番、9番 0%
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2016年第3期スタート

秋の東京新聞杯に向けた2016年第3期を今日からスタートしました。地元に来ていただいたのは、都大会出場を勝ち取ったKチーム。運動会シーズンなので、レギュラーはほとんど不在で、初心者の多い辰巳ジャンプとしてはちょうど良い練習試合になりました。今は勝敗は別であり、一人一人の技術が上がるかどうかが大事です。不思議なことに怪我でずっと思うような練習ができなかったエースアタッカーの技術向上が著しく、きっと毎日のスパイクの素振りや、オリンピック予選を見ながらの学習の積み重ねが生きているのでしょう。それが今日の個人成績にも表れています。全成績で圧倒的にトップ成績。チームの得点のほとんどを一人でたたき出している状態です。

【サーブ成功率】
1位 1番 94%
2位 5番 81%
3位 2番、6番 77%
5位 9番 73%
6位 4番 65%
7位 7番 59%

【サービスエース率】
1位 1番 35%
2位 2番 31%
3位 5番 24%
4位 6番 23%
5位 4番 18%
6位 9番 9%
7位 7番 0%

【スパイク・ブロック成功率】
1位 1番 82%
2位 5番 67%
3位 2番 40%
4位 7番 39%
5位 6番 38%
6位 4番 32%
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エース不在の中、勝利をつかんだことは大きい

今日は支部交流大会。支部代表決定戦に出られなかったチームがお互いの技術を上げるために試合をする日でした。順位で考えると支部17~20位決定戦です。5日の江東区民大会の時に、エースアタッカー(キャプテン)が、相手のスパイクに変な手の出し方をして、利き手の親指を負傷したため、今日は試合に出すことができず、かなり苦しい状態でしたが、なんとか2勝をあげ、支部18位でファミリーマートカップを終えました。エースアタッカーが不在の中でも2勝できたことは、今の辰巳ジャンプにはけっこう大きな成果です。辰巳ジャンプは5年生チームですから、来年に向けて、ここから順位を下げることはありえません。来年2月のミカサ杯教育大会に向けて、確実に前進していけば良いのです。今年2月の教育大会、今月のファミマ杯を通じて支部内の来年度状況を予想してみると、おそらく辰巳ジャンプは都大会出場圏内の支部7位以内には入っていける状況にあると思われます。しかし、目標とするのは都大会出場ではなく、あくまでも支部第1位が目標です。そのためにも、“辰巳ジャンプ史上最高最速バレー”を1年かけて作り上げていきましょう。


さて、今日をもって、2016年第2期の個人成績をリセットします。来週からは成績を0にもどして第3期が始まります。そこで、第2期の通算個人成績を発表しておきます。

【サーブ成功率】チーム78%・・・合格は90%
1位 5番 92%
2位 1番 82%
3位 2番 80%
4位 3番、4番 68%
6位 6番、7番 66%
8位 9番 44%

【サービスエース率】チーム26%・・・合格は30%
1位 1番 40%
2位 4番 27%
3位 6番 25%
4位 2番 23%
5位 3番 21%
6位 5番 20%
7位 9番 11%
8位 7番 10%

【サーブ効果率】チーム103%・・・合格は120%
1位 1番 122%
2位 5番 112%
3位 2番 103%
4位 4番 95%
5位 6番 91%
6位 3番 89%
7位 7番 76%
8位 9番 56%

【スパイクブロック決定数】
1位 1番 320本
2位 3番 79本
3位 2番 47本
4位 7番 20本
5位 4番 12本
6位 5番 11本
7位 6番 10本

【スパイクブロック成功率】チーム60%・・・合格は80%
1位 6番 77%
2位 7番 63%
3位 1番 62%
4位 3番、5番 58%
6位 2番 51%
7位 4番 46%


こうして見ると、第2期に一人で320本もスパイクを決めてきたエースがいないのに、今日の試合で2勝したのは、チームの底力が上がってきたことを証明していると考えられます。さらに今日は、心の成長を感じさせる面も見せてくれました。とても面白いチームになってきました。一人一人の個性が輝く辰巳ジャンプ。一人ももれなく、全員の力で前進していきましょう。

【子供たちへの宿題】
(1)一人アンダー、一人オーバー100回をできるようにしてくること
(2)左右側転をできるようにしてくること
(3)スパイクの“ひじ”の使い方を身につけてくること(素振りを毎日100回すること)
(4)スパイクの踏み込みからジャンプまでを身につけてくること(歩きながらでも踏み込みを練習すること)
(5)股割り柔軟をできるようにすること
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目指すは辰巳ジャンプ史上最速・最高バレー

この4月、子供たちの部員勧誘努力が実って、5年生のメンバーが9人そろいました。もしかするとあと1人加わるかもしれません。3年ぶりの充実した選手層になりました。これをもって、選手全員で切磋琢磨し、誰が試合に出ても同じように戦える状態にしていくつもりです。そのためにはあと半年は時間が必要になります。とくに今年の夏休みにどれだけ時間をかけて練習できるかに、来年の結果がついてくることは間違いありません。ここで練習を休む子が多くいるような状態になったら、このチームはあきらめるしかないです。それほど今年の夏休みは重要な時期になります。

個性的なメンバーがそろった今のチーム。高さでは都内最低クラスだったのが、いきなりトップクラスになりました。何しろジャンプしなくてもネットの上に手が出るのですから、この子がスパイク、ブロックに活躍しはじめたら誰も止められないでしょう。そうなるまでに最速で半年は必要です。

さらには、このゴールデンウィークの練習から、最速攻撃を目指してスパイクの打ち方を変え始めました。元々、平均身長が低いので、高く上げるトスではスパイクを打ち切れない現状がありました。そこで、大きな動きの流れの中でスパイクを打たせることにしました。昨日、今日と速いトスでのスパイク練習をしましたが、案の定、この打たせ方の方が子供たちに合っているようです。これを意識しなくてもできるようになるのが11月頃と計画しています。

加えて、サーブの打ち方も大きく修正中です。これまで子供たちは、手打ちで力ないサーブを売っていましたが、そろそろ身体も大きくなり始め、さらには思考力も高まってきました。私の考えをきっと理解できるだろうと感じましたので、体重の十分に乗った、速くて重いサーブを打てるように練習を変え始めました。この方法でサーブ開眼したのがセッター。かなり強いサーブを打てるようになってきました。


5年生メンバーはしっかりそろいました。
次は1学期の間に、10人の下級生が入部するようにしていきます。
そして7月下旬の「アンダー10大会(4年生以下の大会)」に出場することがチーム目標です。
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