地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄道総研「平兵衛まつり」キハ30御開帳

2015-10-14 00:30:00 | 事業用車両


 本日は目出度き鉄道の日ということで、前後する今月・来月には全国各地で様々なイベントが開催されていますが、今年の日比谷ヲタイベントは個人的にパス (^^;)。日比谷を訪れるとしたら関西系鉄コレに吸い寄せられたから……というのが個人的な定番パターンなのですが、当面のところ既に発売された関西系鉄コレの仕掛品が塚をなして食傷気味であるのと、今週と来週は日帰りで関西に出張するため、阪急も京阪も余っていれば駅で買えば良いかな?と思っているところですので、まぁ日比谷の阿鼻叫喚には付き合わなくて良いだろう、と (笑)。
 その代わりというわけではありませんが、先週土曜日には武蔵国国分寺村の平兵衛新田にて年に一度の豊作秋祭り、もとい鉄道総研の、10月第二土曜日恒例・平兵衛まつりが開催されましたので、久しぶりに訪れてみることにしました。過去何回か訪れた際には、余り撮りやすくないスペースにてバッテリ駆動の路面電車2種が展示され、それはそれで非常に貴重で面白かったのですが、本当に撮りたいのはJR系の貴重な車両……キハ30とかDD16とか……。これらが展示されたのも見たことがありますが、とにかく形式写真を撮るには不向きだという印象しかなく、いつの間にか期待も薄れて少々ご無沙汰になっていました。




 ところが何と! 昨年開催時の画像をネットで拝見しますと、新たに構内西側のカーブ試験線&車庫周辺が見学の対象となり、秘蔵のキハ30やら223系ボディの燃料電池車やらが撮りやすい状態で並べられているではありませんか! ただ惜しむらくは、北の舗装面スペースから南の車両を撮る、という感じになっていますので、天気が良いとド逆光……。そこで、曇りと平兵衛まつりが重なれば、是非再訪してこれらの秘蔵車を拝んでみたいものよのぅ~と思ったのですが、毎年必ず同じように展示・撮影会をやってくれるという保証は無し (実際、今年は過去の定番であったHi-Tram実演運行は無し)。それでも、折角平兵衛まつりの日に曇ってくれた以上、一か八かでアタックするしかありません。
 そこで、本当に湘南色のキハ30と御対面出来るかどうか、マジで心臓バクバクで鉄道総研の門をくぐったところ……何と!本館前に置いてあったリニア試験車両が北側の芝生に移動し、非常に撮りやすくなっている……。まぁ、お子様が周囲に大量にいらっしゃいますので (鬱)、撮るタイミングは滅多に巡って来ないのですが……。
 それでもまぁ、いろいろ展示も変わりつつあるようで何よりじゃ、と思いつつ、入口で頂いたパンフにも西側カーブ付近での車両展示があることに気を良くして、猛烈な (?) リア充家族連れの人混みをかきわけて (?) 前進しますと……ををを! サイドを含めてキハ30を撮影可能♪♪ 欲を言えば、ロープと車体をもう少々離して頂ければ良いのですが……とりあえずこうして置いて下さるだけでも文句は言えません。
 それにしてもキハ30、本当に減ったと思います。この鉄道総研所有車は自走可能とのことですが (エンジン起動時間もパンフに記されていますが、その時間は逃した! ^^;)、関鉄のキハ101・102は既に水海道のコレクション化し、しかも先月の豪雨で浸水……。キハ301も物置となって久しく……。いすみ鉄道に転じた久留里の1両は今のところ大多喜の置物となって再起は未定。というわけで、残る可動車は水島臨海に転じた1両 (そしてキハ35を含めれば、関鉄からフィリピンに転じた6両も)のみ! まぁそれでも、可動車が一両も存在しないキハ23・45・53と比べれば、キハ30の境遇は期せずして全然マシなのかも知れません。